劇場版ペルソナ3の第3章「Falling Down」を観てきたので感想とか

劇場版ペルソナ3の第3章『PERSONA3 THE MOVIE #3 Falling Down』を観てきたので感想など。サブタイトルに季節をあらわす単語が入っていますが、今回は秋。これほど多くのキャラクターたちを動かして見せ場を作りつつ、1つのテーマに集約されている物語はお見事。

劇場版ペルソナ3 #3 Falling Down の感想など

劇場版「ペルソナ3」 公式サイト

公開初日に劇場へ行ってきました。上の画像は先着の来場者特典のアーカイブブックと毎度おなじみのスーパーP3シール。アーカイブブックは15ページほどの設定資料集です。

中身はこんな感じ。

劇場版ペルソナ3 アーカイブブック

主要キャラクターやシャドウの設定画や舞台の美術画などが収録されています。最後にはアーカイブブック2の予告もあるので、次回以降になるのでしょうか。

それでは、感想を書いていきます。若干のネタバレを含むのでご注意ください。ゲーム版をプレイ済みなら平気かもしれませんが、せっかくなので視聴前なら劇場へGO!

大勢を動かして1つのテーマに集約される物語

前作と前々作の2本で登場人物の紹介はほとんど終わっているので、今回の第3章は最初から多くのキャラクターが動いていきます。特別課外活動部のメンバーとストレガの3人、さらにコミュに関わるサブキャラクターまで、かなりの数のキャラクターがどんどん物語を動かしていくのです。いろんなイベントが一気に押し寄せてくる感じですが、物語を通したテーマが一貫しているのですごくまとまっているのですよね。

今回のテーマは「喪失感の恐怖に立ち向かうこと」でしょうか。「ペルソナ3」全編にも通じるテーマかもしれませんけど、今回はよりハッキリとプッシュされていたように感じました。

もともと大切な人を失うことが嫌で周囲を遠ざけていた主人公・結城理は、シャドウと戦ううちに仲間を得たことで充実した日々を送っていましたが、仲間の1人・荒垣を失うことで再び周囲の人々を遠ざけてしまう…失うのが怖いから。大切な人を失うのは怖いけれど、人はひとりでは生きられない。その間の葛藤は主人公だけでなく、周囲のすべての人が抱えているものなのです。

大切な人を失って意気消沈してしまう美鶴、失ってしまったけれども戦い続ける真田、友人と向き合う風花、望月綾時の親しさに距離を置く結城。中でも、もっとも象徴的なのが順平とチドリ。死ぬのが怖くなってしまうから大切な人などいらないというチドリと、大切なチドリのために正面から奮闘する順平は、まさに今回のクライマックスに相応しい構図でしょう。

チドリ戦の後、順平の立ち直りが早すぎるような気もしましたが、喪失感の恐怖に立ち向かった結果が喪失の哀しみだけでは救われませんし、これでよかったのではないかと。というか、『P4U2』のストーリーでのチドリの扱いを考えると尚のこと、これでいいんじゃないのかなーと。次回の内容次第ではありますが、たぶんそういうことなんじゃないかと予想しております。

これだけ大勢のキャラクターをガンガン動かして、めちゃくちゃいっぱいのイベントを詰め込んであるにも関わらず、テーマが明確で絞り込まれているのでスッキリ頭に入ってくるのですよね。まさかたなか社長まで絡んでくるとは思わないじゃないですか。それでもバッチリまとまっている。この物語の組み立ては本当にすばらしくてお見事。

いつだっていつだって石田ボイスで覚醒

他に気になったところとかつらつらと。

1人3役の石田ボイスがすごいんです。ゲーム版では主人公は喋らなかったわけですが、アニメ版では喋るので、石田彰ボイスが結城理、望月綾時、ファルロスの3人に。3人とも出番もセリフも多いですから、第3章は石田ワールドが展開されているといっても過言ではありません。

あとコロマルさんの声、なんだかかわいらしくなっていませんでした? 気のせい?

全体的にシリアスな内容だからこそ、ギャグパートの力の入れようがすごい。修学旅行の温泉とか。楽しい思い出の積み重ねが後々のカタルシスを生み出すのはわかるのですが、あまりの全力っぷりに「力入れすぎでしょ!」とつっこまずにはいられませんでした。

ペルソナの覚醒をどうするのでしょうか。今回、順平はゲーム版と同じタイミングで覚醒しましたが、アイギス以外のメンバーって覚醒のタイミングをすでに過ぎちゃってるんですよね。真田なんかは荒垣の葬儀後のシーンがちゃんと挿入されていたのですが覚醒していませんし。関係ないですが、あのシーンのラーメンを食ってきた下りがすごく好きなので削られててちょっとショック。といっても、やられると泣いちゃうんですけども。

最後の次回予告。予想通りの4部作となったわけですが、サブタイトルも公開時期も未定という状況。しかし、たった1カットで「あー…」と思わせてくれるナイスな予告でした。次回はいよいよ全ての人の魂の戦い…期待しましょう!

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