【ガールズ&パンツァー劇場版】感想 2時間みっちりの超高密度な戦車エンターテイメント

11月21日より公開の『ガールズ&パンツァー劇場版』を観てきました。ボクにしてはめずらしく初日から映画館へ。実は、劇場版の前にTV版を見直しておいたのですが、これが大正解。TV版を見ていなくても十分楽しめるとは思いますが、見ていれば120%、いや300%楽しめるでしょう。どこを切り取っても楽しいところしかない、そんな映画でした。

ガールズ&パンツァー劇場版 感想

あっという間の2時間でした。以前、水島監督が「なんとか2時間に収まった」的なことをおっしゃられていたと思うのですが、かつてこんなに短い2時間があったでしょうか。そんなふうに感じてしまうのは、この映画が楽しかったからこそ。

『ガールズ&パンツァー劇場版』を一言で評するなら「楽しい」です。おもしろかった、というよりも、楽しかった。(もちろん、おもしろいのも間違いないのですけど) 2時間を終えて振り返ってみると、本作はエンターテイメント作品として、観客を楽しませることに注力しているのだと感じます。

というのも、スクリーンに向かっている間、ずっと先の展開を考えてしまうからです。TVアニメ版で観たことがあるような、あんなシーンやこんなシーンがふんだんに散りばめられているので、どうしても先の展開を予想してしまいます。答え合わせは数分後だったり、10秒後だったり、ときには1秒にも満たないことも。その結果は、予想外だったり予想の遥か上をいかれたり、いずれにしても絶妙な回答ばかり。もう完全に制作側の掌の上。これが2時間ずっと続くのだから、楽しくないわけがない。楽しいに決まっています。事実、2時間があっという間だったわけです。

そしてこの圧倒的な密度は「劇場版をやるならこれをやんなきゃね」が全部詰め込まれているから。もともと『ガルパン』は「戦車x少女」というワケのわからない取り合わせでしたが、実は運動部モノの少年漫画のような王道展開の物語。ということは、劇場版になるなら、スター選手を集めたオールスター展開、というわけです。

『ガルパン』は戦車1両に数人が乗り込み、その戦車が何台も登場するため、キャラクターが非常に多くなっています。しかし、誰1人埋もれることなく見せてくれるのが水島監督作品です。今回もただでさえ大所帯のオールスター展開に、劇場版から登場するキャラクターまで増員されましたが、それでも全員を見せ切ってくれます。もう本当に見事。

で、その豪華メンバーで対戦するのか?それとも協力するのか?いやいや両方でしょ、という欲張りな内容に仕上げられています。普通はどちらかに絞るところでしょうけど…だから2時間に収めるのも大変だったのでしょう。おかげでどこを切り取っても楽しいところしかないほどの高密度な作品になっています。というか、あまりの密度にすべてを思い返すのが大変なくらいなので、何度観ても楽しめそうです。公開まで延期を重ねていた本作ですが、観終わって納得、「なるほどこりゃ延期」という密度でした。

そんなわけで『ガールズ&パンツァー劇場版』は絶品のエンタメ作品として最高に楽しませていただきました。「ガルパン」好きの人はもちろん、そうでない人もこれを見逃す手はありません。できればTV版とOVAを観てから劇場へ足を運ぶとよいでしょう。帰ってきてから見直すのもアリ。今月からバンダイチャンネルの見放題にも入っていますし。来場者特典もありますから、とっとと劇場へパンツァーフォー! そこにはきっと人生に必要な何かがあるはず。

ガールズ&パンツァー劇場版 特典の色紙

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