『ガールズ&パンツァー 最終章 第1話』感想 「いいぞ」

『ガールズ&パンツァー 最終章 第1話』、さっそく公開初日に観てきました。さすがというか、劇場はみっちり満席でございました。ガルパンおじさんはそこらじゅうにいるようです。もちろんボクも。彼らを生み出したTVシリーズから劇場版までの盛り上がりは今更言うまでもありません。すべてを出し切ったかに思えたあの劇場版からこれ以上何をやろうというのか。ハードルが上がりまくっていて心配だったのですが杞憂でした。結論からいうと、いいぞ。

※ネタバレは避けているつもりですが、興奮のあまり思いがけない誤射が混ざるかもしれませんので、お早めに映画館まで突撃をお願いします。

『最終章第1話』とあるように、今回は劇場シリーズで全6話構成になっています。上映時間は50分弱なので、普通の映画と比べると短め。(そのぶん値段もお安くなっています) TVシリーズだと1話24分くらいですから、だいたい2話分のボリュームで、それが6話構成ということは、最終的には1クール分になるでしょうか。つまり、実質2期といってよいのかもしれません。とはいえ、舞台は劇場ですからクオリティは爆上がりです。

ストーリーも第2期の開幕にふさわしい内容でした。あの劇場版の後ですから、今度はどんな理由で戦うのか?廃校ネタも2回やったし、シリアスになりすぎない程度の理由ってなんだろう?と思っていたら…、そんな理由かよ!すごい納得できるけど!正直かなり笑いました。にしても、廃校が条件なら負けるわけはないだろうと思えますが、今回のは理由が理由だけに負けちゃっても問題ないのでは…。そういう意味ではこれまで以上にハラハラできそうです。

戦車道の試合はもちろんですが、そこに至る過程も相変わらずめちゃ高い密度です。あまりに畳みかけてくるのでツッコミが追いつきません。そもそも脳の理解が追いつきません。どうなってんのあそこ。いずれにせよ、今回も何度も見返して楽しめる内容であることは間違いありません。もちろん戦車戦も見応え十分。映画館ならではの大音響で楽しめるのは今だけですから、ぜひとも劇場で観ましょう。砲撃やエンジン音は当然のこと、戦車のきしむ音なんかもすごいです。

全編にわたって『ガルパン』のノリやお約束と踏襲しつつ、さらに勢いを増しているような印象でした。第1話にふさわしい内容、と書きましたが、それってつまりは続きが非常に気になって仕方ない内容ということでもあります。ガルパンおじさんはガルパンを見ないと寝られませんが、見たら見たで続きが気になって寝られなくなるという罠。そんなわけで第2話まだですか。公開初日なのにもう我慢できないんですけど! …え?2話がないなら再度1話を見ればいいじゃない? さっすがマリー、話がわかる!

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