シバ山ブログ的Game of the Year 2017

2017年も年の瀬ということで、ボクが今年プレイした中から独断と偏見で選ぶGame of the Yearを書いていきます。選考は今年発売されたタイトルでぼく個人が遊んだヤツの中から行います。なので、とても偏ります。そのつもりで軽く読み流していただけると幸い。さて、どこからどこまでが2017年だったっけ。

2017年は任天堂Switchの年だったと言われる声をよく見かけました。実際そのとおりだったのでしょう。なんとなくそんな気がします。しかし、ボクは12月後半になってようやくSwitchを手に入れられたため、1年を振り返るとSwitchの気配がまったくありません。なので、Switchタイトルは不在のGame of the Yearとなっております。「何その主役不在」と思われるかもしれませんが、いやいやSwitch以外もアツかったんですよ。

ちなみに、現在やっと『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』を楽しくプレイ中なのですが、まだまだ終わりが見えないので今回の選考からは外しています。正直にいうと、このままSwitchが手に入らず「かぁー!Switchの年なのはわかってるんだけどなー!手に入んないからなー!仕方ないなー!」みたいに書こうと思っていたのですが、年末になって手に入っちゃったものだから慌ててクリアを目指していたところもありました。とはいえ、この手のオープンワールドゲームでクリアを急ぐのはもったいない遊び方ですから、開き直って正月にどっぷり遊ぼうと思っています。

そんなわけで前置きが長くなりましたが、当ブログの選ぶGame of the Year 2017、いってみましょう。

ベストキャラクター
2B (NieR Automata)

NieR Automata レビュー

ゴシックでモノトーンなドレスに目隠しで日本刀を振り回すアンドロイド。ひと目見たときから決めてました。キャラクターのビジュアルだけで即買い決定です。プレイしてみるとプラチナゲームズ製のスタイリッシュなアクションとヨコオタロウ氏によるサプライズに満ちたシナリオが融合した恐るべきゲームになっておりました。尻だけじゃないんですよ、ええ。

ベストグラフィック
Horizon Zero Dawn

Horizon Zero Dawn レビュー

今年もっとも美しいと感じたグラフィックは『Horizon Zero Dawn』です。どこへ行っても絵になる風景が拡がっていて、どこを切り取っても美しい。そんな美麗な光景を残しておくためのフォトモードも充実しており、本年度もっともインスタ映えするタイトルであることは間違いないでしょう。ゲーム自体もオープンワールドゲームとして非常に優等生な内容でオススメなのですが、とにかくスクリーンショットを撮ることばかりに夢中になってしまう、そんなゲームでした。

ベストベルトスクロールアクション
Fight’N Rage

Fight'N Rage レビュー

今や絶滅危惧種となったベルトスクロールアクションでベストとか…、と思われるかもしれませんが、今年は『ダブルドラゴン4』とか『River City Ransom: Underground』とか、実は豊作だったんですよ。そんななかで堂々のベストを獲得したのが『Fight’N Rage』でした。どこかで見たような動きやシステムなどパロディがテンコ盛りの内容ですが、なかなかどうしてキレイにまとまっていて”わかってる”人が作ってるなと感じられる1本です。ベルトスクロールアクションファンの必修科目がまた1つ増えました。

ベストメトロイドヴァニア
Hollow Knigt

Hollow knight レビュー

こちらも絶滅を危惧されながらもインディー界隈ではけっこう見かける気がするジャンルからの選出です。なんだかんだで高品質なメトロイドヴァニアはちょくちょくリリースされてくるのですが、そんななかでもぶっちぎりの出来を誇るのが『Hollow Knight』です。手書き風のグラフィックにダークな雰囲気、そして歯応え十分の難易度でボリュームもたっぷり。ソツなく隙のない作りとなっています。昨今ではゲームのレビューにおいて「ダークソウルライク」なんてフレーズが登場しすぎでは?なんて言われることもあるようですが、本作については言わせてください、”メトロイドソウル”であると。

Game of the Year 2017
ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて

ドラゴンクエスト11 レビュー

本年度の個人的ベストは『ドラクエ11』でした。いろいろと現代風に新しくなっているけれどもキッチリ「ドラクエ」なんですよ。「ドラクエ」が生み出した数々のお約束を踏襲しつつ、そのお約束を逆手にとって驚かせてくる。でも、そんなサプライズを散りばめているところも含めてやっぱり「ドラクエ」なんだなと思わされた次第。特に、過去作を彷彿とさせるシーンを上手にひっくり返していく展開などは絶妙で、まさにシリーズの集大成を感じました。ファミコン世代のボクにとって「ドラクエ」は間違いなく偉大なタイトルの1つですが、2017年においてもやっぱり偉大でした。

そんなわけで2017年もおしまいです。どんな1年だったかを総括すると…なんでしょう。冒頭でも述べたとおり、Switchの年なのにSwitchを持たざる者だったので歯抜けもいいところですが、それでもあえていうならオープンワールドが増えたな、というか、それが当たり前になりつつあるような感じでしょうか。そこへ『ゼルダBotW』が出てきて「ゼルダ」の当たり前だけでなくオープンワールドの当たり前も塗り替えていったので、ジャンルのさらなる進化に期待がかかるところです。一方で、このジャンルはめちゃくちゃ時間が吸われるので、ただでさえ足りていない時間がどうなってしまうのか不安もありますが、それはボクの個人的は話なのでどうでもいいでしょう。

来年ですが、まずは遅れて手に入れたSwitchで気になっていたタイトルを遊ぶところから始めることになると思います。というか、現在進行形で『ゼルダBotW』をプレイ中なわけですけれども。しかし、1月2月から期待のゲームがバンバン発売される予定なので、どうやって時間をやりくりしたものやら。なんにせよ、「これをプレイするまでは死ねない!」と思えるゲームがまだまだあるわけですから、2018年も生き延びていける気がします。それでは皆様、よいお年を。