【ヴァンパイア リザレクション】発売前に予習しておこう ハンター編

ハンターとセイヴァーの2作をまとめた『ヴァンパイア リザレクション』の発売間近、ということで基本的なところを予習しておきましょう。

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CAPCOM:VAMPIRE RESURRECTION(ヴァンパイア リザレクション) 公式サイト

3/14の発売が迫る『ヴァンパイア リザレクション』は『ヴァンパイアハンター』と『ヴァンパイアセイヴァー』の2作品をまとめ、オンライン対戦にも対応したものです。ハンターの稼動は1995年、セイヴァーは1997年ですから、まさに待ちに待ったというところ。

とはいえ、さすがに時間が経ちすぎているので、どんな感じだったっけ?という人も多いのではないでしょうか。そもそも、当時プレイしていない人もいるかもしれません。

そんな人たちのために、カンタンではありますが、基本的なところをまとめてみました。「ああそうそう、こんなんだった」と再確認できれば幸いです。まず今回は『ヴァンパイア』シリーズの2作目に当たる『ヴァンパイアハンター』から書いていきます。

『ヴァンパイアハンター』ってどんなゲーム?

『ヴァンパイア』シリーズはカプコン製の2D格闘ゲームで、スト2に続く代表作といっていいでしょう。アニメ絵を基調にしたカラフルな美術は当時のゲーセンにおいて一際目立つ存在でもありました。2D格ゲーがアニメ絵なんて今では当たり前のように感じるかもしれませんが、セル絵っぽい表現は珍しいものでした。

キャラクターが人間ではなく「ダークストーカー」と呼ばれるバケモノであるため、人間離れした技ばかりになっているのも特徴的。そりゃま、手から波動が出るのも人間じゃないですけれども。ストリートファイターシリーズで3ヒットくらいのコンボをがんばって出していた頃、こっちはバケモノが何十ヒットもの技を繰り出しているわけですから、そのインパクトは絶大なものでしたね。

チェーンコンボやダッシュの存在により、対戦スピードも上がっていました。攻めだけでなく、空中ガードやガードキャンセルなどの守る側のシステムもあり、非常にテンポのいい内容になっています。注目されるであろう対戦のバランスも当時としてはかなりいい方ではなかったかと思います。ぶっ壊れた技もありますけれどもね。

基本システムのおさらい

まとめていて感じたのですが、ハンターにおけるゲームシステムって昨今の格ゲーでは当たり前になってるようなものが多いんですよね。現在ある2D格ゲーのスタンダードを作り上げたといっても過言じゃないのかもしれません。

・チェーンコンボ
ヴァンパイアシリーズといえばやはりこれ。弱・中・強攻撃ボタンを順番に叩くだけでコンボが繋がっていくシステムですね。正確には弱P→弱K→中P→中K→強P→強Kの流れです。途中を抜かしたり、立ったりしゃがんだりしても繋がります。最近でいう「目押し」みたいなシビアなタイミングではないので、初心者でも出しやすく、爽快感のあるシステムです。

・ガードキャンセル
ガード中に特定の必殺技を入力することで、ガード状態を解いて反撃できるシステムです。使える技はキャラごとに決まっているので何でも出せるわけではありませんが、相手の攻撃中に無敵となって割り込むため、強力な切り替えし手段となっています。このシステムがあるおかげで、ガードしている側にもやることができ、結果、テンポのよさに繋がっています。

・ES必殺技
ESはエスペシャル。通常の必殺技をゲージ消費で性能を向上させるものです。最近ではこの手のシステムは「EX技」なんて呼ばれますが、ハンターにおけるEX必殺技は超必殺技ポジションなので、少々ややこしいかも。コマンドは通常必殺技と同じですが、ボタンを2つ以上同時押しにすることで使えます。発動時にキャラの身体の色が変わるため、見た目にわかりやすいのがポイント。

・EX必殺技
こちらはいわゆる超必殺技。コマンドはキャラごとにいろいろですが、1キャラが複数所持していることがほとんどで見た目にも楽しいのがポイント。瞬獄殺系の連続ボタン押しコマンドが多いのも本作の特徴。手元が忙しくなるけど、慣れてくると快感になってくるわけです。

キャラクター

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全キャラクターを簡単に紹介しておきます。はじめて遊ぶ方は選ぶときの参考にしていただければと思います。

・デミトリ
ドラキュラっぽいキャラ。主人公らしく飛び道具と対空技を備えているキャラ。でも飛ばせて落とすようなスタイルではなく、ジャンプやダッシュから攻めていく感じ。特に、ダッシュが阿修羅閃空みたいになっているので、そこから攻めるのが強い。なんだかんだで使いやすいキャラなので、誰を選べばいいか迷うならこの人でいいかもしれない。

・ガロン
狼男なのだけれど、通称は犬。低い姿勢と歩きの速さで間合いをとりつつ、リーチ長めの技を振っていく感じ。方向転換できる突進技があり、これで飛び回っているだけでもかなりいやらしい。あと「わおーんわおーん」うるさい。

・ビクトル
フランケンシュタイン的なデカにぶ系投げキャラ。全体的に威力はあるのだが、機動力がないというお約束な性能。機動力が高くなるゲームシステムだとこの手のキャラは苦戦を強いられるイメージなのだが、やっぱり苦しい感じ。コマ投げを決めたときはかなり快感なんですけどね。

・レイレイ
ハンターからの追加キャラクター。キョンシー的な見た目で暗器使いの女性キャラです。空中ダッシュを持っているので攻めのバリエーションはいい感じだけど、その分扱いも難しめ。守りもちょっと厳しいめ。でもかわいい。EX技の天雷破は中段→下段が連続で発生するので初心者殺し。

・ザベル
ゾンビでロッカー。威力があって判定も強い技がいろいろあって強いキャラ。レバー入れ技が豊富なのもポイント。チェーンコンボでガツガツやりあうゲームなのだが、このキャラは割りと単発でチクチクやっていける系かも。

・モリガン
サキュバス。他のゲームへの露出がめちゃくちゃ多くて実質ヴァンパイアシリーズの顔はこの人でしょう。波動と昇竜を持っているけど、このキャラも飛ばせて落とすのではなくダッシュで攻めていくのがメイン。特に空中に上昇していくダッシュからの攻撃は強力な中段で、そこからのバリエーションも豊富。デミトリと並んで使いやすいかも。

・アナカリス
ファラオっぽい外見で通称は王。変わった技のオンパレードでイロモノ中のイロモノかもしれない。空中浮遊もできるがとにかくクセが強い動き。強い技もいろいろあるけど防御面にいろいろ不安も。やたら複雑な連続ボタン押しのEX必殺技もボタンを叩いているうちに気持ちよくなれるかもしれない。

・フェリシア
キャットウーマンで通称は猫。スピードを活かして立ち回るタイプで奇襲向きの技が多い。防御にはやや不安も。助けを呼んでボコボコにするなんてそんなのアリかと思ったのも今は昔。

・ビシャモン
和風の鎧兜をまとった鬼のようなキャラ。攻撃力が高くて何を食らっても痛い感じ。威力だけでなく性能もいいものが揃っている。刀を持っているのでリーチも長くチェーンも繋がりやすい。刀のヒット音が気持ちいいのもポイント。

・オルバス
マーマンの王で海産物なキャラ。使ってみるとクセが強いけど、相手にすると非常に面倒くさい、そんな感じのキャラクター。泡や墨など、相手の行動を制限する技がいろいろと。エラがぴろぴろする勝ちポーズはいまみてもキモイです…。

・ドノヴァン
ハンターからの追加キャラクターで、タイトルのとおり、ヴァンパイアを狩る人。剣からいろいろ精霊が出てきたり、剣を設置してから飛ばしたり。残念ながら次作セイヴァーではいなくなってしまうキャラ。

・サスカッチ
ビッグフットという雪男のキャラ。見た目どおりパワフルなイメージで攻撃力は非常に高い。かわいいというか、きもかわいい系?パワータイプに見えてダッシュのスピードは速く、強烈なラッシュを持っている。

・フォボス
土偶のような古代文明のロボット。ビームやミサイルなど飛び道具がいっぱいあるキャラクター。当たると終わってしまうコンフュージョナーという凶悪なEX技を持っています。でもそういうゲームです。

・パイロン
ラスボスを務める宇宙生命体。炎のような外見はいま見てもやっぱりすごい。スピードもあるのにワープもあって機動力は最高クラス。技も強くてまさにボスの風格。ボスキャラって自分で使うと案外弱かったりするものですが、この人は強いです。

コンボ動画など

最後にこれを貼っておきますね。イイゲームダナー

ヴァンパイアハンター – 永久コンボ各種 – YouTube

参考にさせていただいたサイトは以下。

ヴァンパイアハンター@ ウィキ – ヴァンパイアハンター@wiki
ヴァンパイア (ゲーム) – Wikipedia

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