【ヴァンパイア リザレクション】発売前に予習しておこう セイヴァー編

ハンターとセイヴァーの2作をまとめた『ヴァンパイア リザレクション』の発売間近、ということで基本的なところを予習しておきましょう。今回はセイヴァーについて。

CAPCOM:VAMPIRE RESURRECTION(ヴァンパイア リザレクション) 公式サイト

3/14の発売が迫る『ヴァンパイア リザレクション』は『ヴァンパイアハンター』と『ヴァンパイアセイヴァー』の2作品をまとめ、オンライン対戦にも対応したものです。前回はハンターについてまとめましたので、今回はセイヴァーについて書いていきます。前回のハンター編はkちら。

基本システムやキャラクターの紹介など、ハンターとの差分を中心に見ていこうと思います。大きな変更から小さな変更までいろいろありますが、かなり別ゲーになっているところもあるので注意が必要です。

『ヴァンパイアセイヴァー』ってどんなゲーム?

『ヴァンパイア』シリーズの3作目がセイヴァーになります。新しいキャラクターが追加されただけでなく、前作までのボスキャラであったフォボス、パイロンと、ハンターでのキーキャラクターであったドノヴァンが削除されています。

ラウンド制を排除して「インパクトダメージゲージシステム」が採用されているのが特徴。これは、体力ゲージを2本もった状態で試合が開始され、1本失うとダウン、2本失うとK.O.というもの。試合が止まらないため、よりスピードとテンポが上がったゲームになっています。

ちなみに、セイヴァーの後に『セイヴァー2』と『ハンター2』が同時にリリースされています。これらはセイヴァーで削除されたキャラを追加した代わりに、また別のキャラを削除したバージョンだったのですが、いろんな意味で不評を買ったため、実質的に『セイヴァー』がヴァンパイアシリーズの着地点として扱われていますね。

基本システムのおさらい

ハンターからの差分を中心に見ていきます。

・インパクトダメージゲージ
ラウンド制が撤廃されて、新たに採用されたシステム。体力ゲージを2本もった状態で試合が開始され、1本を失うとダウン、2本を失うとK.O.となります。ラウンドを挟んで試合が止まらないため、よりスピードア感が向上しています。また、攻撃を食らった場合、時間とともに回復する「白ゲージ」部分があります。ここも戦略性にプラスされる要素となっています。

・アドバンシングガード
ガード中にボタンを連打することで相手を押し出し、距離をとることができるディフェンスのシステム。『エックスメン VS. ストリートファイター』にあったシステムですが、こちらはボタン連打なので操作が異なっています。成立にはボタンを5,6回押せばいいため、「1発アドバンシング」というテクニックも生まれました。6ボタンあるので、親指と人差し指を弱キックと弱パンチボタンに置き、横になぞるように押していけば一瞬で6連打になるわけですね。

・ダークフォース
自己強化系のシステム。発動にはゲージを1本消費し、効果はキャラによってさまざまで、分身だったりスーパーアーマーだったり。ハンターではEX必殺技だったものがこちらになっている場合もあるので注意が必要。

キャラクター

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4人の追加キャラクターの紹介と、ハンターから引き続き登場のキャラは前作からの違いなど。まずは追加された4キャラから。

・ジェダ
タイトルにもなっている魔界の救世主(セイヴァー)がこの人。血を使ったり大鎌を振り回したりと死神的なイメージのキャラ。モリガンのような空中に上昇するダッシュをもっているけど攻め攻めというわけでもない感じ。設置系の技も使って試合を作っていくタイプでなかなか扱いが難しい。あとカッコイイ。

・バレッタ
赤ずきん的な見た目だけどその正体はダークストーカーを狩るハンター。見た目のラブリーさと銃やミサイルや地雷などの近代兵器を使うハードボイルドさのギャップがたまらないキャラ。アグレッシブな印象とは違い、空中ガードのある本作で2段ジャンプを持っているため、屈指の防御力を誇っていたりする。

・リリス
モリガンの失われた半身で見た目はモリガンに似ているキャラ。技もコマンドは似ているものの、性能はかなり違うため戦い方もかなり異なる。特に、ダッシュは地上を走るタイプになったので立ち回りがぜんぜん違っている。EX技の「グルーミーパペットショー」は突然音ゲーがはじまる魅せ技で、見た目にも楽しいのがポイント。

・キュービー
蜂のようなキャラクター。空中ダッシュを低空で出せるのが最大の特徴で、中下段の揺さぶりがとても強力。低空ダッシュを活かそうとすればそれだけ忙しい操作になるため、ちょっと慣れが必要なところもあるかも。蜂なので空中でホバーできたり、しゃがんだらやたら小さかったりと、いろいろと特殊なキャラでもあったりする。

ここからはハンターから引き続き登場のキャラについて差分を中心に。

・デミトリ
なんといっても追加された新EX技「ミッドナイトブリス」。相手を女性化させて血を喰らう技ですが、全キャラに女性化したグラフィックが用意されているところがすばらしい。女性キャラにもちゃんと変化があるのもうれしい。「ミッドナイトプレジャー」はコマンドが連続ボタン押しに変更されているので注意。ダークフォースは自分の傍にコウモリを召喚してオプション的に攻撃させるもの。

・ガロン
ボタン連続押しコマンドの新EX技「モーメントスライス」が追加されています。また、分身技の「ミラージュボディ」はダークフォース枠に移動。空中での「ビーストキャノン」、「ミリオンフリッカー」、「ドラゴンキャノン」のコマンドが変わってます。わおーんわおーんうるさいのは相変わらず。

・ビクトル
デカにぶ系投げキャラなのは相変わらずだけど、アドバンシングガードがある分、押し込まれたときはちょっとマシかも?EX技の「グレートゲルデンハイム」はダークフォース枠に移動。突進技の「ギガハンマー」と「ギガバスター」は削除され、代わりに「メガフォーリッド」という頭突きが追加されています。膝蹴り「ギガバーン」はコマンドが変わっています。

・ザベル
最強キャラになってるそうです。といっても扱いの難しさは相変わらずかも。ダークフォースの「アルティミットアンデッド」はチェーンソーを手にもつことで通常攻撃が変化するもの。ガードキャンセル技が新技「デスフレーズ」に変更。

・モリガン
ボタン連続押し系のEX技が2つも追加されています。代わりに分身の「アストラルビジョン」はダークフォース枠に移動。ダッシュから攻撃が出せるまでの時間が少し延びたため、中下段の揺さぶりがやや弱体化したものの、スタイルそのものは相変わらず。ダッシュ中に軌道を変えることもできるようになってます。空中ソウルフィストのコマンドは変更。

・アナカリス
圧倒的な特殊さは相変わらず。なんとアドバンシングガードできなかったりする。EX技の「ファラオマジック」の上位となるゲージ2本消費の「ファラオサルベーション」とゲージ3本消費の「ファラオデコレーション」を習得。特に後者はコマンドも複雑になってます。上半身と下半身に分かれて行動する「ファラオスプリット」はダークフォース枠に移動。

・フェリシア
回転しながら跳ねる「ローリングスクラッチ」と砂を巻き上げる「サンドスプラッシュ」が削除されています。代わりに風船を追いかけて猫パンチする「キャットスパイク」が追加。また、「デルタキック」や「ダンシングフラッシュ」のコマンドも変更されているので注意が必要です。ダークフォースは子猫を呼んで自分に続いて攻撃してくれるというもの。

・ビシャモン
ビシャモン本人はハンターのEDで鎧の呪縛から解放されているので、セイヴァーでは鎧が怨霊を実体化させたものになっており、言動が変わっていたりする。EX技の「連ね斬り」が削除され、代わりに「とが首さらし」と「閻魔石」が追加されている。「とが首さらし」でフィニッシュすると相手キャラが晒し首になるグラフィックが用意されている。ダークフォースはハイパーアーマーになるもの。

・オルバス
「ソニックウェーブ」や「ポイズンブレス」が溜め技に変更されているので使用感が異なっている。突進技の「スクリュージェット」は削除。コマンド投げの「スカイネプチューン」は「ジェムズアンガー」に変更されてます。通称かにパンの「ダイレクトシザー」はゲージ3本も使うけど威力はないネタ技。ダークフォースは周囲を水場にしてカブトガニに乗れる技に。

・サスカッチ
よりパワフルな力押しキャラに磨きがかかってます。ごり押し能力が高くて比較的お手軽な強さだったため、ゲーセンでも使用率が高かった印象。飛び道具の「ビッグスノー」が鼻息で凍らせる「ビッグブレス」に変更。腕をぐるぐる回してパンチを繰り出す「ビッグブロウ」が追加。竜巻旋風脚っぽい「ビッグサイクロン」は削除。新EX技としてレバー2回転の「ビッグスレッジ」を習得しています。ダークフォースはスーパーアーマー。

・レイレイ
トリッキーな動きは相変わらず。新EX技の「中華弾」はカウント表示付きの爆弾を投げる技。ダークフォースは額のお札をはがしてリミット解除する技。通常技が変化するが必殺技が出せず、ガードもできない状態になるため注意が必要。

コンボ動画など

最後にこれを貼っておきますね。イイゲームダナー、といってもどれもカンタンではないので安心ですね。

ヴァンパイアセイヴァー – 永久コンボ各種 – YouTube

参考にさせていただいたサイトは以下。

VampireSavior攻略wiki – livedoor Wiki(ウィキ)
ヴァンパイア (ゲーム) – Wikipedia

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