MIT開発の特殊相対性理論が学べるゲーム『A Slower Speed of Light』

MIT(マサチューセッツ工科大学)が作成した『A Slower Speed of Light』は特殊相対性理論を体感できるゲームだ。光の速さで移動したら世界はどう見えるのか。

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A Slower Speed of Light | MIT Game Lab

特殊相対性理論は言葉で説明されてもなかなか理解がしにくい。そこでゲームをすることで実際に体感してもらおうと生み出されたのが『A Slower Speed of Light』というゲーム。

ゲームの内容は1人称視点で玉のようなアイテムを集めるだけ。この球体を集めることで移動速度がどんどん増していく。最終的に100個集めればクリアとなる。

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ボクのPCでは残念な画面になってしまったけど、なんとかクリアすることができた。クリアはできたものの、光速度の体感はまったくできなかったようなものなので、本末転倒なのだが。

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クリア後のリザルト画面。クリアに13分かかっているけど、その間に世界は14分進んだのですよ、という意味。光の速度で移動していると、時間の流れがゆっくりになることを示しているわけだ。

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クリア後、「What Happend?」を選択すると、光速度で移動することによるさまざまな現象の説明が表示される。この画像はドップラー効果。

ドップラー効果 – Wikipedia

光の場合でも同様の効果が観測され、遠ざかる光源からの光は赤っぽく見え(赤方偏移)、近付く光源からの光は青っぽく見える(青方偏移)。しかし、光の伝播は特殊相対性理論に従うため、通常の波のドップラー効果とは違った現象を見せる。

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こちらはサーチライト効果。進行方向前面に光が集約して見える効果のこと。光の速度で移動すれば、たくさんの光粒子とぶつかることになるので、より明るく見えたりするわけです。

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特殊相対性理論。

特殊相対性理論 – Wikipedia

特殊相対性理論は《光速度不変の原理》(こうそくどふへんのげんり)「真空中の光の速さは、光源の運動状態に影響されない一定値cである。」と、《特殊相対性原理》(とくしゅそうたいせいげんり)「お互いに等速度で運動しているすべての慣性系において、すべての基本的物理法則は、まったく同じ形で表される。それらの慣性系のなかから、なにか特別なものを選び出すことはできない。」の二つを指導原理とする理論である。

右下で「SCIENCE!」って言ってる人って…

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ランタイム効果。光はめちゃくちゃ速いけど、目に到達するまでに時間がかかっています。だとすれば、こちらが光の速度で動いている場合、こちらから視界に入れるのでほんの少し過去を見ていることになる。

ゲームとしておもしろいというわけではないけれど、難解な特殊相対性理論を体感させてくれるというのは、おもしろいかもしれない。

A Slower Speed of Light Official Trailer – MIT Game Lab – YouTube

情報元:
MIT開発の「特殊相対性理論3Dゲーム」で、時空間の歪みを勉強してみよう!

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