Xbox OneとPCでClosed βテストが実施されていた次世代FPS『Titanfall』
日本からはPC版のみなので、今回はPC版で参加してきました。
大作FPSにマンネリ感が漂う中、新世代の風を吹き込んでくれそうな期待が高まってきました。
Open βテストに変更されるようですが、Closed βに参加できたのでレポート。
当選メールがGmailのプロモーションタブに埋もれて見逃しかけてていたのは内緒です。
※2014/2/18追記
Open βではなく、Closed βテストに申し込んだ人全員に対する解放、ということのようです。
参考:続報:情報が錯綜していたPC版「Titanfall」ベータテストの参加要件が改めて発表 « doope! 国内外のゲーム情報総合サイト
『Titanfall』はもともと「Call of Duty」シリーズを手掛けていたスタッフが立ち上げたRespawnというスタジオが作っています。なので、本作には新たな大作FPSを期待され、世界的に注目をあびているのです。
どんなゲームなのかは動画を見てもらった方が早そうです。
Titanfall: Official Angel City Gameplay Trailer – YouTube
どこを切り取っても男の子のハートをガッチリつかめるパーツしかありません。
こんなのを見せられたらいてもたってもいなくなるのも仕方ないですよね。
実際にゲームに触ってみると、たしかに「CoD」っぽいスピード感は継承されています。
壁走りや2段ジャンプといったアクションがあるので、立体的な起動は完全に新しいもの。
目玉である巨大人型メカ「Titan」の存在もあって、「CoD」とは別物ですね。
また、今回のβテストで強く感じられたのが、シングルとマルチの境界が取り払われている、ということです。これは開発者が本作のコンセプトとして語ったことなのですが、どういうカタチで実現しているのかを理解することができました。
シングルでもマルチでもない新たなゲームプレイ
ゲームを開始し、トレーニングモードで一通りの操作を確認したらいざ戦場へ。
マッチングは問題なく、さっそく対戦がはじまります。
はじまってすぐにサクサクと敵をなぎ倒して進むワタクシ。
「あれ?初プレイなのにモリモリキルが稼げるぞ!」
と電光石火で調子に乗るのも束の間、倒していた敵がBOTであることに気付きました。
本作は1チーム6人で12人対戦になっています。
ちょっと人数が少ないように感じるかもしれませんが、戦場は多くの兵士でにぎわっています。
にぎやかしとしてBOTの兵隊がたくさん動いているのです。
プレイヤーは(Titanの)パイロット、BOTは一般兵という枠組みになっているようです。
これはスコアにもちゃんと反映されます。
初戦の結果をみると、BOTばかり倒していてプレイヤーはあまり倒せておらず…ウウッ。
BOTは正直あまり強くないので、ゲームに慣れていなくとも倒すことができそうです。
相手がプレイヤーだけだと何もできずに終わるかもしれませんが、BOTならある程度は倒せますし、何もできずにボコボコにされている感はかなり抑えられそうです。
シングルとマルチの境界を取り払う仕組みの1つがこのBOT兵士。
彼らは単なるにぎやかしというわけではなく、敷居を下げてくれる絶妙なエキストラになっているんじゃないかと。
もう1つ、シングルとマルチの境界を取り払われていると感じたのが勝敗が決した後。
本作の対戦は勝敗が決しても即座に終了しません。
スポーツのように、制限時間が来たら笛を吹かれて終わったりはしないのです。
勝敗が決した後、負けた側は撤退戦、勝った側は掃討戦に移行します。
負けた側は脱出ポイントまで走り、勝った側はそれを追いかける、という感じ。
ここではリスポンできないため、死んでしまうと観戦になってしまいます。
もはや勝敗には関係ないフェーズなのですが、ここが非常に楽しい。
個人的には負けた時の撤退戦の方がスリリングで楽しいと感じてしまったくらいです。
もちろん負けたら悔しいのですけども、負けても楽しめる要素があるってのはデカイ。
もともと「CoD」シリーズも派手な演出に定評がありましたが、『Titanfall』では、それに加えてストーリー性も追加された印象です。マルチで対戦をしているのに、ストーリーも体験しているような感じですね。
BOTとプレイヤーが入り乱れる戦場と、ストーリー性のある対戦という要素を実際に体験してみると、シングルとマルチの境界が取り払われている、というのは、こういうことだったのか!、と実感できました。
どちらも初心者向けの敷居の下げ方としては、かなりいい方法になっているんじゃないでしょうか。特に「CoD」シリーズなどは毎年新作が出る一方、前作からの経験がそのまま活かせることで、コアなプレイヤーとそうでない人の溝は広がるばかりという印象でしたし。
立体起動と巨大メカを組み合わせた対戦は新鮮
今回のβテストでは、2つのマップで遊ぶことができます。
ランクは14までのようで、カスタマイズできるスキルも制限されています。
なので、すべてを体験できるわけではありませんが、雰囲気は十分に掴めるでしょう。
2つのマップは入り組んだ都市とやや開けた平野になっています。
どちらも高低差を活かした動きのできるマップになってる感じでしょうか。
壁走りや2段ジャンプは軽い動作でサクサク動けるので、動かしていてキモチイイ。
まだまだゲームに慣れていないので、ついつい地上を走ってしまいますが、うまく活用できるようになれば、進攻ルートがめちゃくちゃ増えそうです。
もちろん、相手も同じことができるので、脅威には違いありません。
これだけ機動性が高いと動かしているのが楽しいためか、いわゆる芋虫的なプレイヤーはほとんど見かけない印象でした。といっても、今後どうなるのかはわかりませんけど。
本作の目玉である巨大人型メカ「Titan」はイメージ通りのカッコよさでした。
まず上空から投下されて降ってくるのがカッコイイ。
パイロットが乗り込む起動シーケンスもカッコイイ。
コックピットのモニターがカッコイイ。
ブーストしてショートダッシュもカッコイイ。
ロックオンやダメージでアラートが鳴るのもカッコイイ。
やられて緊急脱出で上空にシュポーンするのもカッコイイ。
個人的にお気に入りなのが、緊急脱出。
初期のTitanはオートイジェクトのスキルが付いているので、勝手に脱出してしまいますが、そうでないTitanはマニュアル操作での脱出になります。
この操作がボタン連打になっているのがポイント高いのですよ。
「うわーやられた!脱出!脱出!」と連打してイジェクションシートを起動するのがアツイ。
そもそもこういった脱出シートを主観視点で体験できるってのもなかなかないような。
Titanは確かに強力なのですが、無双できるかといえば、そうでもありません。
パイロットはみんな対Titan用の武器を持っている上に、入り組んだ地形に隠れて戦うことができるからです。
うまく背後から飛びつければ、そのまま撃ちこんで破壊することも。
一歩間違えば飛びつく前に踏みつぶされるので、なかなか難しいのですけどもね。
「Battlefield」シリーズの戦車などは、うまい人が扱えば本当に強かったりするので、初心者の人が遠慮してしまって乗る機会を逃してしまうこともあったと思うのですが、Titanは自分で召喚して乗り込むので、割と気楽に乗れるってところもいいですね。
あと細かいところでうれしいのが、回線状況がPINGの数値で表示されているところ。
アンテナ表示がアテにならないゲームは多々ある現状、正直に数字を出してくれるのはありがたいと感じますね。
そんな感じで、新たな大作FPSシリーズの誕生を予感させる『Titanfall』
βテストはOpenに変更されるようなので、気になった人はこの機会に体験しておきましょう。
※2014/2/18追記
Open βではなく、Closed βテストに申し込んだ人全員に対する解放、ということのようです。
参考:続報:情報が錯綜していたPC版「Titanfall」ベータテストの参加要件が改めて発表 « doope! 国内外のゲーム情報総合サイト
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日本からはPC版のみですが、マウス&キーボード操作だけではなく、ゲームパッドにも対応しています。Xbox360のコントローラーに最適化されているため、パッドでも快適にプレイできました。特にTitanの操作は使うキーも多くなるので、パッド操作の方がラクかもしれません。
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