【ドールズフロントライン】『VA-11 Hall-A』で人形たちにカクテルを振る舞った週刊ゲーム日記

今週は『ドールズフロントライン』の『VA-11 Hall-A』コラボイベントをプレイしていました。人形が銃をもって戦う世界とサイバーパンク世界のバーテンダーがどう繋がるのか?と思っていたのですが、2つの世界の設定を活用して見事に物語が作り上げられていました。なんか次元が歪んでどちらかの世界に放り込まれてしまった!とかではありません。めっちゃ凝った繋げ方をされています。それ故にちょっとややこしくなっているところもなくはないのですけれども、だからこそ読みごたえのある内容であるともいえましょう。

http://gf-jp.sunborngame.com/event/va-11hall-a/

イベントでは戦闘を含む『ドルフロ』パートと『VA-11 Hall-A』に近い雰囲気のバーテンダーパートの2つで構成されています。注目すべきはやはり後者。ジル視点で客と話をしながらカクテルを作る流れはまんま『VA-11 Hall-A』で、BGMも原作と同じ(※原作では未使用の「Shine Spark」のボーカル版まで使われてる!)なので雰囲気バッチリ。しかもゲーム内のメールでラナ・スミシーのニュースまで流れてくるとか、完全に『VA-11 Hall-A』です。どんだけ再現する気なの…。

カクテル作りの仕様は完全に『VA-11 Hall-A』。レシピも”いつもの”です。

ジルと人形たちとの会話も『VA-11 Hall-A』っぽいノリが踏襲されています。変な客がやってきて笑わされたと思ったらちょっと重たい悩みを抱えていて考えさせられる…、なんて展開はかなりそれっぽい。まさに『ドルフロ』の人形たちが『VA-11 Hall-A』にやってきたって感じですね。

個性豊かな人形たちの悩み事も興味深いですがジルの心の声があってこそ『VA-11 Hall-A』だなぁと思えます。

『ドルフロ』の人形たちの掘り下げとしてもおもしろいのですが、『VA-11 Hall-A』のスピンオフとしても楽しめるくらいには雰囲気が近いものになっています。こちらのバーテンダーパートが楽しめたなら原作も間違いなく楽しめると思うので、未プレイの指揮官の方はこの機会にぜひプレイしていただきたい。

逆にバーテンダーから戦場への転職はなかなか厳しいかもしれません。イベントを最後まで進めるにはそれなりの戦力が必要になるからです。夜戦向けの部隊が1つできればなんとかなるはずなので今から始めても絶対無理!ってことはないと思いますけど、しんどいことに変わりはないかなと。ボクも前のアーク格ゲーコラボ中に開始して期間中にクリアまで進めるのに苦労しました。『ドルフロ』はこの手のゲームのイベントにしては珍しく、始めたての初心者でもイベントストーリーを最後まで見られるような難易度は用意されていないんですよねぇ。

やっぱり強いイベントボス。マップの方も難儀ですが戦える部隊が1つあれば工夫次第でなんとか。

戦闘パートでのストーリーは世界を救うような大それた話になっており、およそ『VA-11 Hall-A』と合わなさそう…、と思っていたらそうでもなかったんですよね。考えてみたら今回登場する『VA-11 Hall-A』のキャラクターもジル以外は戦えそうな人ばかりだし。ドロシーは腕に銃を仕込んでいたはずだしセイはそういう職業だしステラは情報戦、アルマは電子戦ができてボスは言うまでもなし。戦えなさそうなジルもプレイアブルになっているのですが、戦闘中もひたすらカクテルを作ってバフをかけてくれる性能になっているのでやっぱり戦いません。ともあれ戦闘能力は別にしても、『VA-11 Hall-A』の個性的なキャラクターなら大きな展開の物語に放り込んでも全然平気でしたね。

ボスはやっぱりボスなので味方にいる安心感すごい。とはいえ、キーになるのはジルです。

で、イベント限定ドロップのセイとステラですよ。セイは運よく1発で落ちてくれたんですけど、ステラがまったく落ちなくて…。どうやらドロップ率がかなり低いらしく、セイの1発ドロップは本当に幸運だったんだなと。周回は2体倒して撤退するだけでいいとはいえ、長い戦いになりそうだなぁ。一日を変え、イベントを終わらせるドロップを!

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