感度の設定をどのくらいにするか?というのはFPS/TPSをやっているとよく見かける話題です。これといって正解があるわけではなく、自分にあった設定を探すことが大事。
先日、海外のプロゲーマーがCoD:BO2のプレイを配信していたので眺めていました。どうも視聴者から照準感度の設定をしつこく聞かれたらしく、オプション画面を表示して「ほら、デフォルトだろ?ぜーんぶデフォルト」と説明していました。
よくあるのが「上手い人はすごい速度で照準を合わせてくるから、きっと感度を高く設定しているに違いない。上達のために自分も感度を高くしよう。」という考え方。間違いではないのだけれど、正解とも言いがたい。上のプロゲーマーの例でもわかるように、上手い人は高感度設定にしているとは限らないのだ。
では、照準感度の設定はどうするのが正解なのか。タイトルに結論を書いてしまっているのだけれど、照準感度の設定についてちょっと考えてみよう。
感度を高めてもいいことばかりじゃない
感度を高く設定した場合のメリットを見ていこう。
まず、視点移動の速度が上がるので、周囲を確認する速さもアップします。また、照準の移動速度も上がるので、敵に照準を合わせるスピードも上がるわけです。
一見すると素晴らしいことのように思えるが、実は、このメリットは同時にデメリットを含んでいる。
周囲を確認する速さが上がるといっても、プレイヤーの目と頭がついていけるかどうかは別。右見て左見て、見渡したはいいけど、そこに敵がいたかどうかを確認できただろうか? 敵が近くにいる場合は問題ないけど、遠くにいる豆粒のような敵を一瞬で確認できるかというと、なかなか難しいところだ。
また、敵に照準を合わせるスピードが上がるといっても、敵を中央に捉えたところで照準を止められるかどうかは別の話。あまりの速さに照準がふらふらして定まらないのでは意味がない。精密射撃の難易度は上がってしまうのだ。
もちろん、感度を最大に高めても問題なく力を発揮できるプレイヤーだっている。勘違いしてはいけないのは、感度が高い方が強いわけでも、感度が高くなくては強くなれないわけでもない、ということだ。
自分に合った設定は自分で探そう
タイトルでも書いているとおり、感度の設定は自分に合ったものがベストだ。それは最大の感度かもしれないし、最低の感度かもしれない。感度が高いか低いかは重要なことじゃない。大事なのは、その設定が自分に合っているかどうかだ。
自分に合った設定を見つけるにはどうしたらいいかといえば、結局のところ、実際に設定して試してみるのが手っ取り早い。現在の設定が遅いと感じられるなら、少し感度を高めてみればいいし、速いと感じたら感度を下げればいい。少しずつ調整して、しっくりくる感度を探そう。
また、ひとたび設定した感度であっても、スランプに陥ったり、戦い方のスタイルを変えたりする場合、見直してみるのも悪くないだろう。
設定というのは、自分に合わせるための”設定”なので、設定に振り回されないようにしたいものです。