【OUYA】ってどんなものなの?新しいゲーム機のカタチ

2013年6月に一般向けの販売が開始されるとのニュースが出回っている新型ゲーム機「OUYA」。ところでこの「OUYA」ってどんなものなのか、まとめてみました。

OUYA

新型ゲーム機「OUYA」は、クラウドファウンディングサービスのKickstarterで資金を集め、一般向け販売の目処がついたようで、発売は2013年6月になるようです。

4Gamer.net ― OUYAの一般向け発売は2013年6月。公式サイトでは予約受付もスタート

米アマゾンでも予約が開始されています。これまで公開されていた白いイメージではなく、一般向けは黒いカラーリングになるようですね。

Amazon.com: OUYA Console (Coming June 2013): Video Games

ちなみに、開発者向けに先行で発想されたものはスケルトンっぽいですね。

OUYA Developer Console Unboxing – YouTube

ところで、この「OUYA」とはなんでしょうか? その名前は、ゲーム情報サイトやIT系ニュースサイトなどで何度かお目にかかった人もいるでしょう。Kickstarterで860万ドルもの資金を集めているからには、それだけ注目されているのは間違いありませんが、実際のところ、どういったものなのか。

新しい販売形態をもつゲーム機として気になったので、ちょっと調べてみました。ずっと「オウヤ」と読んでいたのですが、英語の発音を聞くと「ウーヤ」っぽいですね。

光学ドライブを持たない小型の据え置き型ゲーム機

「OUYA」の本体は見た目のイメージどおり、かなり小さいようです。キューブ型で75mm(W)×75mm(D)×82mm(H)という寸法なので、本当に手のひらサイズですね。

コントローラはBlutoothによる無線接続で、タッチパッドを搭載しています。本体が$99.99であるのに対し、追加コントローラが$49.99と割高なのはこのためだとか。もちろん、本体にコントローラは1つ付属してます。

光学デバイスを持たないため、ゲームはすべてネットに繋いでダウンロードする形式になります。専用のマーケットが用意されるようです。つまり、ゲームショップへいってパッケージでソフトを買う、という流れにはならないわけです。PS storeとかxboxマーケットプレイスのみに絞ったような据え置きゲーム機、という感じでしょうか。

OSにはAndroid(Jell Bean)を搭載しています。なので、ゲーム以外にもいろいろとできそうですが、専用のマーケットが用意されるので、Google Playから好き放題にアプリをダウンロードはできないでしょう。といっても、ゲーム以外の機能についても用意されるみたいです。

Free-to-PlayだけでなくFree-to-Tryな家庭用ゲーム機

「OUYA」最大の特徴は、すべてのゲームタイトルを無料で提供するところだろう。ここで誤解しちゃいけないのが、「無料」の意味。

もちろん、Free-to-Playの意味での無料も含まれます。無料でゲームを遊べるものの、ゲーム内で課金が発生するようなタイプですね。

でも、ここでいう「無料」には、Free-to-Tryの意味も含まれています。つまり、お試し版ですね。最初の1面だけ遊べる、とか、序盤の30分だけ遊べる、など、体験版は無料、というスタイルも含まれているのです。ステージ2は有料、とか、完全版を購入、といった形式で支払うカタチですね。

また、ゲーム内の広告表示は認められていないようです。スマートフォンの無料ゲームでは広告で利益を上げるスタイルも多いのですが、OUYAでは禁止されています。当然、広告表示を消すための課金、なんて形式も登場しないでしょう。

OUYAでリリースされるすべてのゲームは、上記のような「無料体験が可能であること」が義務付けられています。すべてのタイトルを実際にプレイしてみてから、買うかどうかを判断できるようになっているわけですね。

OUYAの開発者は、ゲームを買う前に内容を試せないことが違法コピーを助長する要因の1つになっていると考えているようです。

リリースされるゲームとかサービスとか

気になるのはやはりリリースされるタイトル。ゲーム機である以上、どんなタイトルが出るのかによって価値が決まるというものだろう。

Androidが搭載されるといっても、スマートフォンで遊べるゲームをわざわざ据え置き機を買ってまで遊びたいとは思えないし、やはりOUYAならではのタイトルを期待したいところです。出資した人々だって、まさかOUYAでも赤い鳥を放り投げたいわけではないでしょうし。

参入を表明しているデベロッパーには『Minecraft』のMarkus Perssonや元Infinity WardのRobert Bowlingがいるとのこと。他にも、スクウェア・エニックスがFF3のリリースを表明していたりします。Double Fineスタジオから、『The Cave』と『Double Fine Adventure』のリリースも予告されました。

OUYAのゲーム不足解消への一歩: Double Fineスタジオの二作が年内に登場

ゲーム以外では、ゲームプレイ実況配信のTwitch TVやミュージックビデオ配信のVEVO、ネットラジオのTuneInなどのサービスとも提携するようです。MozillaがFirefoxを移植、なんて話もあったので、ネットワーク機器としても活躍できるのかもしれません。

クラウドゲームサービスのOnLiveとも提携するようで、OUYAがクラウドゲームサービスの発展にどう影響するのかも注目したいところです。

ゲーム機が売れるかどうかはリリースされるタイトルにかかっていると思います。Androidということで開発の敷居や負荷が低いということで、新たな開発者が登場し、新たな『Minecraft』や『Angry Bird』のようなタイトルが生まれるのを期待したいところです。