【Dragon Age: Inquisition】1stインプレッション 自由度高めの時間泥棒系RPGで楽しい審問会生活

『Dragon Age: Inquisition』の第1印象はいかにも海外で人気が出そうな、自由度が高くて選択肢が豊富なRPGにみえます。この手のゲームは本当に時間泥棒なので注意しなければなりませんが、言ってる傍から何時間経過してたかわからない始末。

数々のメディアで2014年のGame of the Yearとして選出された『Dragon Age: Inquisition』をはじめました。べ、別にGame of the Yearだからはじめたんじゃないんだからね!たまたま他のゲームとスケジュールが被っててできなかったから年末に買っただけですからね! 関係ないですけど、日本人的には読みづらいタイトルですよねこれ。インクイジション…いんくいじしょん…

『Dragon Age: Inquisition』は海外製RPGの大型タイトルでボリュームもかなりありそうなため、まずは1stインプレッションで所感を書いておきます。ちなみに、ボクはこのシリーズに触れるのは今回が初めてです。洋モノのRPGが特に好きというわけではないのですが、無性にやりたくなるときってありません? ボクにとってはそれが今だったというだけのことです。

本作を数時間(たぶん)遊んでみた感じ、プレイヤーに委ねられた自由度の高さは『Oblivion』などを彷彿とさせますが、パーティを組んで行動したり、バトルに取り入れられた緩いストラテジー要素、そして”審問会”(Inquisition)としての組織的な戦略などが本作の特徴なのでしょう。

Dragon Age: Inquisition – 公式サイト

幾多の選択肢が審問会としての決断力を問うストーリー

ストーリーは、突如として空に出現した亀裂”フェイド”から悪魔たちが現れた世界。その亀裂の発生場所にいたために犯人として疑われてしまう主人公ですが、そのとき右手に刻まれた紋章でフェイドを塞ぐ力を入手。世界を元に戻すべく審問会を立ち上げて冒険の旅に出るのだった…みたいな感じ。剣と魔法とエルフとドワーフのハイ・ファンタジーな世界観と「くっ…鎮まれッオレの右手…!」みたいな黒歴史感あふれる設定が融合した感じですね。…ちょっと違うか。

審問会では世界を救う英雄として扱われますが、主人公のことをよく思っていない勢力も存在し、さらには世界の危機だというのに野心と欲望にまみれた行動に出ている困った人たちも大勢出てきます。なので、勢力図はなかなかに複雑。誰を味方につけ、誰を敵に回すのか。プレイヤーはその決断を迫られることになります。

Dragon Age Inquisition 選択肢によるストーリー分岐

会話シーンの選択肢によりストーリーが変化するのは目新しいことでもありませんが、場合によっては仲間に引き入れることもできるのがいいですね。あと、選択肢により仲間の好感度が変化します。普通に選んでいるつもりでもカサンドラさんの好感度がドンドン下がっていくのはどういうことでしょうか。かわりにハgソラスさんの好感度がガンガン上がっていくのも何なのでしょうか。

ともあれ、選択肢に重みを感じられるのはいいですね。世界に影響を及ぼしている実感がわきます。優柔不断なボクにはつらい決断もあるのですが…というか、そのおかげで脇道のクエストが進むわけですが…。あぁーどっちか片方しか選べないのがつらい…、どちらか片方の勢力しか救えないのならいっそどちらも滅ぼす選択肢が欲しいと思うボクはニュートラル属性。

4人パーティによるバトルに緩めのストラテジー要素

『Dragon Age: Inquisition』では4人パーティでの行動が基本。プレイヤーはそのうち1人を操作することになりますが、十字キーの上下で即座に別キャラクターに切り替えることができます。操作していないキャラクターはAIとなりますが、バトル中の行動パターンはある程度設定しておくことができます。

たとえば、どのくらいの体力になったらポーションを使うのか、とか、どのスキルを頻繁に使うのか、とか、そういう設定がしておけます。『FF12』のガンビットシステムを簡略化したような感じですね。AIは割と優秀っぽいので放っておいてもちゃんと戦ってくれている印象です。というか、真っ先に体力を削られているのが自分の操作キャラなんですけど…やはりゲームにおける両手剣は罠…。

バトルはリアルタイムに進行しますが、時間を止めて各キャラクターに指示を出すこともできます。上空からの視点で指示を出すような画面はストラテジー系のゲームを思わせますね。今のところこのシステムをあまり使えていないのですが、というか、使わなくても進めているのですが、敵が強くなると必要になりそうですね。

ハイ・ファンタジーで自由度が高くてストラテジー要素まである、なんていうと、海外での評価が高いのも頷けます。なんというか、向こうの人らが好きそうな要素を全部載せているというか、それらを上手に融合させているのだから、そりゃ人気も出るというものでしょう。

審問会のお仕事は冒険だけではない

プレイヤーはあちこちの地方へ赴き、冒険しながらクエストをこなしていくわけですが、審問会のメンバーは他にもいろいろな業務に就いています。プレイヤーが野山を走り回っている間も仕事をしてくれているわけです。いや、プレイヤーだって遊んでいるわけではないのですが。

作戦室では、他の勢力と交渉したり、新しい土地を偵察したり、審問会のメンバーにさまざまな仕事を命じておくことができます。指定の時間が経過すればお仕事完了なので、暇さえあれば指示を出しておく感じです。

任務が完了すれば、報酬としてお金や装備や素材などが手に入ることもあります。プレイヤーのすべきことは、任務に対してどのキャラクターを割り当てるかを決める程度で、ゆるめのシミュレーション要素といった感じ。他のクエストと絡む場合などもあるので、プレイヤーの行動と完全に切り離されているわけでもなさそうですね。

パーティによる行動と組織への指示という2つの存在が、”審問会”という勢力として世界に関わっている感触を与えており、これが『Dragon Age』独特の味を出しているのではないでしょうか。

クエストに次ぐクエストに追われて時間を盗まれまくり

プレイヤーが主にやることは、広大なマップを走り回ってクエストを消化することです。オープンワールドなRPGによくある形式ですね。NPCからクエストを受け、敵を倒したりアイテムを集めたり、レベルが上がればスキルポイントを振り、素材が集まれば装備を強化していく…そんなベーシックなRPGの部分もしっかりしている印象。

クエストが終われば次のクエストが発生するどころか、クエストの進行中に他のクエストをいくつも見つけてしまうので手に負えません。いつまで走り回っても終わりません。でも気が付いたら次の目的地へ足を向けており、いつの間にか時間が経過している…という黄金の時間泥棒パターン。そうそう、RPGってこういうものですよね。

装備の強化はやや複雑ですが、わかってしまえばさらにずぶずぶと時間が吸い込まれていきます。さらに、パーティメンバーが増えてくると、スキルの構成に頭を悩ませる時間も増えていくわけです。これはアカンやつなんじゃないでしょうか。

そんなわけで『Dragon Age: Inquisition』プレイ中です。いまのところかなりいい感じなのでオススメしたいのは山々なのですが、この手の時間泥棒系ゲームは本当に危険がデンジャーなので諸手を挙げてオススメもしづらいところ。いや、でもゲームはおもしろくてナンボなので、気になる人はぜひ人生の時間を費やしてみましょう。

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