Steamのサマーセールは終わってしまいましたが夏はこれからが本番です。買ったゲームをプレイしていきましょう。というわけで、今回のセールで買った『EVERSPACE』をプレイ中。一見すると何の変哲もないスペースフライトコンバットに見えるこのゲーム、実はローグライクゲームなんですよ。
『EVERSPACE』におけるゲームの流れは、ランダムに生成される宇宙空間を探索し、装備や素材を集めつつ敵と遭遇したら戦って撃ち落とし、探索が済んだらワープゲートを通って次なる場所へ、といった感じ。探索中に得た装備や素材は死んだらすべてロストですが、稼いだクレジットだけは残り、次なる探索に向けて宇宙船のパワーアップに使うことができます。
なので、繰り返しプレイしていればちょっとずつ生存時間が伸びていってどんどん楽しくなってくるわけですが、このサイクルはとてもデンジャー。気づけば朝になってるやつです。とはいえ、宇宙空間をぐるぐる探索するのは結構疲れるものなので、幸いなことに空が白んでくるまで遊び続ける事態には至っておりません。
操作感はちょっと独特です。フライトコンバットというより全方位FPSとでも呼びましょうか。敵機のケツを追いかけまわすのではなく、足を止めないようにしながらバリバリ撃っていく感じ。なので、フライトコンバットを期待してプレイすると「思てたんと違う!」となってしまうかも。ボクも最初は戸惑いましたが慣れてしまえば今では楽しく飛び回れております。
本作をローグライクだなと強く感じるところは、ランダム要素がプレイ毎に違ったストーリーを生み出してくれること。プレイ毎に何かしらのドラマが生まれるんですよ。「古代遺跡を発見してテンション上がってたら変な物体にボコボコにされた」とか「ブラックホールに吸い込まれて死んだ」とか「しょっぱなにエンジンを壊されたけどギリギリ修理できて普段より先まで進めた」とか。こういうのってローグライクゲームの醍醐味ですよね。それがあるからこそ『EVERSPACE』は紛れもないローグライクゲームなのだと思います。しかも宇宙ですからね、可能性は無限大。ひょっとしてこれは素晴らしいゲームなのでは。