シバ山ブログ的・2015年Game of the Year

ボクが2015年にプレイした中から、個人的に印象に残ったタイトルをあげていきます。「Game of the Year」なんていってますが、遊んだゲームも選ぶゲームも独断と偏見なら、「おもしろい」も「つまらない」も主観以外の何物でもありません。そもそも、1人で遊べるゲームの数なんてたかが知れているのだから、あまり気負わず、テキトーに流しましょう。

今年ボクがプレイした中で、2015年にリリースされたタイトルは30本くらい。去年も同じくらいだったので、消化ペースはあまり変わっていません。クリアするまでは遊ぶスタイルなので、なかなか本数は増えないですね。しかも、今年はモバイル系でクリアのないゲームにいくつか手を出したため、余計に時間がとられてしまった面も。でも結局、本数に変化がないということは、ゲームに費やせる時間は変わっていないということで、世は事もなし、概ね平和な暮らしができているといっていいでしょう。…どうだろう。

ともあれ、2015年のGame of the Year、いってみましょう。

ベストミュージック

Not A Hero

NOT A HERO レビュー記事掲載のお知らせ

一言でいうと、ハイスピードでバイオレンスな「エレベーターアクション」な本作をバックから盛り上げる音楽は、Chiptune系のアーティストを集めたバリバリのChiptuneサウンド。ピクセルアートスタイルのグラフィックや世界観とマッチしているだけでなく、単体として聴いてもめちゃカッコイイので今でもよく聴いています。どうせ買うならサントラ付をオススメ。

ベストRPG

セブンスドラゴン3

いわゆるJRPGのド真ん中に気持ちのいいストレートを投げ込んでくれたタイトルで、現代においては稀有な存在です。3人パーティに対してドラゴンは2回行動してくる、というシンプルなメカニズムで意図的に苦戦を演出しているところが特にお気に入り。キャラクターやストーリーなど、シリーズの集大成としての完成度も高いので、RPGらしいRPGをやりたくなったときにオススメの1本。

ベストドッグ

メタルギアソリッド5 ファントムペインのDD

ベストキャラクターならぬベストドッグの栄冠はDDに。いやー犬好きなんですよ、ボク。オープンワールドで犬と一緒に走り回れるだけでもたまらないのに(実際、購入の決め手になったのはコレでした)、DDはかわいいだけでなくめちゃくちゃ優秀な相棒でもありました。しかも、キッチリ仕事をした後はよしよししてあげられるし、言うことナシ。えっ?狼だって? いやいや犬ですよ、犬。

好きなモノ作ったで賞

Axiom Verge

ファミコン風のメトロイドヴァニア…というか、「メトロイド」だこれ!と、思っていたら「アルゴスの戦士」だったり「ヒットラーの復活」だったり。たった1人の開発者によって作られた本作は、懐かしのアクションゲームからのネタが盛り込まれまくっていて「好きなモノを片っ端から詰め込んできたな!」とニヤニヤしながら遊べます。一見すると懐古のようにみえるかもしれませんが、こういうのって、現代だからこそできる楽しさなんですよね。

「おま国」残念賞

Chroma Squad

戦隊ヒーローを愛した人たちが作った戦隊モノのストラテジー。ただ戦隊として悪と戦うだけではなく、戦隊モノのTV番組を作っていく、という一風変わった内容ですが、ストーリーのアツさは折り紙付き。どうして本作が「おま国」でなければならなかったのか。正義は死んだのか。いや、むしろ法という名の正義が生きているからこそ「おま国」なのか。残念ながら国内でのリリースはできていませんが、いつの日か、ちょっと柔軟になった正義が彼らを導いてくれることを信じましょう。

やわらかかったで賞

DEAD OR ALIVE 5 Last Round

「やわらかエンジン」、なんと聞こえのいい言葉か。もうね、このネーミングセンスだけでサムズアップせざるをえません。もちろん、名前負けしないクオリティが実現されているのだからすばらしい。マジやわらか。こだわりぬかれた肉体美ばかりに目がいきがちですが、実はゲームの内容も遊びやすい格闘ゲームになっているので、気がついたら普通にコンボ練習をしていたり。来年は「やわらかエンジン2.0」としてビーチに凱旋してくるようなので、期待に胸が膨らみます。

ベストローグライク

Nuclear Throne

すみません、実はまだクリアできてません。でも、このゲームを今年の代表作に入れないわけにはいきませんでした。「あれ?今年のゲームだっけ?」と思われる方もいるかもしれませんが、早期アクセスを卒業して正式にリリースされたのはこの12月なのです。で、それから本格的に攻略をはじめたので、年末までに間に合わなかったという。

インディーなゲームでローグライクを名乗るタイトルは数多くありますが、本作もそんな中の1つ。最近の広義でのローグライクは、クリアやゲームオーバーにランダムな要素が大きく影響する、という感じでしょうか。本作においても、武器やスキル、マップや敵の配置と、多くのランダム要素が絡み合うのですが、結局のところプレイヤーがやるべきことは「避けて撃つ」だけ。シンプルだけど奥深く、何よりもムズかしい。長期間にわたって調整されているため、昨今のローグライクゲームの中で抜群のクオリティに仕上がっているのではないかと。

Game of the Year 2015

アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ

個人的に今年1番遊んだような気がするゲームはコレでした。正直、2シーズンにわたって放映されたアニメにドハマりしたことや、初めてまともに音ゲーと向き合って上達を実感できたことなど、自分を取り巻く環境による追い風もかなりあると思います。とはいえ、本作のクオリティの高さに疑う余地などないでしょう。

踊っているキャラクターの3Dモデルだけではなく、ロード時間に1コマ劇場なんてものを差し込むほどの作り込みは、尋常ではありません。決して斬新なゲームというわけではないので、クオリティで勝負をするのはわかるのですが、だからといって1コマ劇場や歌に合わせて動く口元、セリフにあわせて変化する表情など、どこをみても舌を巻く作り込みっぷり。スマートフォンという舞台でも、完成度で勝負をする時代が本格化するのだろうか、と思うとゾクゾクさせらます。

そんなわけで、個人的に今年1番印象に残ったのは『デレステ』でした。今まではスマートフォンのゲームといえばソーシャルゲームという風潮が強かったのですが、だんだんとソーシャル要素が薄まり、ゲームの部分が濃くなってきているように感じます。「ソシャゲ」という言葉があまりにも定着してしまったので、今後も呼び名が変わるとは思えませんが、人とのつながりではなくゲームを求めているボクにとっては歓迎すべき流れでもあります。

さて、来年2016年はどんなゲームが待っているのか。楽しみは尽きませんが、ひとまずは目の前にある『Nuclear Throne』のクリアを目指しつつ、『Fallout4』で犬の散歩をしながら年を越したいと思います。それでは、よいお年を。

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