4月25日のアップデートで追加された「ゴールデンアリーナモード」をプレイしてきました。原作のRPGっぽい育成システムがうまい具合に融合した1人用のサバイバルモードになっていました。対戦は苦手、という人にうってつけのモードではないかと。
P4U2 – ペルソナ4 ジ・アルティマックス ウルトラスープレックスホールド – 公式サイト
『P4U2』において、4月25日にシャドウモードやキャラクターの調整を含むアップデートがありました。対戦格闘ゲームなので、やはり調整内容に話題が集中しがちなのですが、1人用の新モードであるも追加されています。
「アーケードの格ゲーで1人用のゲームモードなんて…」と思われるかもしれません。たしかに、他の人との対戦がメインですから、そう考えるのも間違いではないと思います。
が、「ペルソナ」は元がRPGですから、格ゲーに慣れていない人も多いと思います。なので、1人用のモードが用意されているのは結構大事なことだと思うのですよね。もちろん、ガンガン対戦をするコアな格ゲーマーをターゲットとしたゲームモードではないでしょうから、対戦メインの人が無理に遊ぶ必要はないと思います。でも意外と楽しいので食わず嫌いせずにちょっと触ってほしいモードです。
前置きはこのへんにして、「ゴールデンアリーナモード」について書いていきます。公式の解説は以下でどうぞ。
P4U2 – ペルソナ4 ジ・アルティマックス ウルトラスープレックスホールド
RPG的な育成システムを含んだサバイバルモード
「ゴールデンアリーナモード」は、いわゆるサバイバルモード的なゲームモードです。毎試合、体力が引き継がれる方式で進むCPU戦ですね。勝てばちょっと回復する感じのやつです。
そのサバイバルモード的な内容に、原作の「ペルソナ」シリーズっぽいRPGライクな育成システムを組み合わせたものが「ゴールデンアリーナモード」です。育成システムについては後述。
難易度は4段階ありますが、レベルの低いまま上位の難易度に挑むのは厳しそうです。攻撃力や体力など、敵CPUキャラクターのステータスが高く設定されているので、低い難易度から順に経験値を稼いでレベルアップを図るのが無難かと。
1ステージは1ラウンドの決着で、1クレジットで最大20ステージまで遊べます。時間はラウンドごとではなく、1クレジットで420秒となっています。単純計算で1戦につき21秒平均で駆け抜けることになるので、割と急ぎ足になります。(ちなみに420秒はトレーニングモードのデフォルト設定と同じなのですが、もしかしたらお店側の設定で変更できるのかもしれません。)
もっとも難易度の低いNormalの大浴場コースで50ステージあるため、1クレジットでは最後まで遊べません。(Hardのボイドコースでは100ステージ) コンティニューなどもないため、ネシカカードを作ってから挑みましょう。カードがあれば、キャラクターの育成状況だけでなく、ステージの到達状況も保存されます。
RPGの原作「ペルソナ」ライクな育成システム
1戦勝つごとに経験値が入り、必要経験値を満たせばレベルアップ。ステータスに3ポイントを任意に振り分けることができます。「力」は攻撃力、「耐」は体力でわかりやすいですね。「魔」はSPゲージの増加量、「技」はバーストの回復速度、「運」は入手経験値の増加となっています。
体力だけでなくバーストの状態もステージ持ち越しなので「技」のステータスがあるわけです。「技」のパラメータをめちゃくちゃ高めたらすごい勢いでバーストゲージが回復するようになるのでしょうか。それはもう「アルカナハート」のパラセ・ルシアみたいに。
ボクは「力」全振りの方針で、パワーキャラのラビリスを使っていることもあって、ものすごいダメージを出せるようになってきます。赤斧状態でエリアルから猛獣に繋ぐだけで13000とか。ただし、敵CPUのステータスも関係しているので、即死してくれるわけではありません。
ステージごとに登場する敵CPUキャラクターはカラーやメガネ、ステータスやスキルなどさまざまに設定されています。ランダムではなく固定っぽいですね。スピードが遅くて妙に硬い花村とか、やけにやわらかい完二とか、いろいろ出てきます。
ステータスだけでなく、原作のRPGっぽくスキルも設定されています。スキルは4つの枠があり、さまざまな効果が得られます。「タルカジャ」や「ラクカジャ」で攻撃や防御が上がるパッシブなものから、スタートボタンを押して体力を回復できる「ディア」のようなアクティブなものまで、いろいろです。
規定レベルになるとスキルを習得できるのですが、枠が埋まっているときは取捨選択を迫られます。このへんも原作の「ペルソナ」っぽいですね。また、規定レベルになったときだけでなく、敵CPUからスキルを入手できることもあります。レベルアップによるスキルはキャラクターごとに固定のようですが、敵から入手できるスキルはランダムっぽいので、思わぬ便利スキルの入手に一喜一憂できる感じですね。
ちなみにボクの使っているラビリスには「スクカジャ」が付いたので、妙に軽快に動くラビリスになっています。あと「リベリオン」という、ちょくちょくダメージが1.5倍になるスキルも入手できたので、ちょくちょくえらいダメージを叩きだして驚いています。
単純に強いキャラクターを作るのもいいですが、スキルやステータスの組み合わせ次第でいろいろなキャラクターが作れそうなところがいいですね。ネタに走るのも楽しそうです。
育成次第でいろいろ作れそうなのが楽しいモード
こうして育成したキャラクターを使ってどうこうできるわけではないのが残念なところな気もしますが、だからといってカスタムキャラで対戦できても地獄絵図にしかならないでしょうから、遠慮したいところでもあります。
「ゴールデンアリーナモード」はあくまで1人用のモードなので、シングル台を設置してくれている店舗があればベストでしょう。ゲーセンでカードを買ってまでゲームをしない人が、カードを買ってリピーターになるキッカケになれば、と思えるゲームモードなんじゃないかと。もちろん、対戦メインの人も息抜きがてら、妙に硬いエリザベスとか妙に速い完二とか作って遊ぶのも楽しいと思いますよ。
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