和風なグラフィックとサウンドで最初に動画を見たときから気になっていた『Akaneiro: Demon Hunter』。オープンベータが開始されたと聞き、早速プレイしてみました。
このゲーム、ものすごく和風な見た目をしているけど、海外製です。いわゆる「間違った日本観」というわけでもなく、日本人視点でもけっこう和風です。武器にクレイモアとか混ざってたけど。
Akaneiroとは?
『Alice: Madness Returns』を作ったAmerican McGee氏が製作中のアクションRPGがこの『Akaneiro: Demon Hunter』だ。F2P(Free to Play)で運営を目指して現在も開発中で、先日オープンベータが開始されたところ。このゲーム、なんと実はブラウザ上で動作する。
注目すべきポイントはなんといっても和風のビジュアル。グラフィックはもちろん、音楽や各種インターフェースも徹底して和風に仕立て上げられている。海外で作られているとは思えないほど上手にできていると思う。
また、現在Kickstarterで出資も募集中です。これはインゲームの追加機能やタブレット版の開発が目的とのこと。
Akaneiro: Demon Hunters by American McGee – Kickstarter
オープンベータへの参加は実にカンタン
現在オープンベータ実施中なのだが、参加方法はアカウント登録をするだけでOK。アカウント登録も面倒なことは何もなく、メールアドレスとニックネーム、パスワードを設定するだけで即登録できる。
以下のURLからアカウント登録できる。
spicyworld.spicyhorse.com/account.php?mod=login&url=game-akaneiro
アカウントを新規作成する場合は緑枠で囲った場所をクリック。メールアドレスとニックネーム、パスワードを入力すれば登録は完了だ。なお、ここで登録するニックネームはゲーム中のキャラクターネームとは違います。
登録できたら早速ゲームをはじめてみよう
オープンベータのファーストインプレッション
最初にキャラクターを作成する。ビルドでは3種類の職業と性別を選択できる。ボクは見た目が忍者っぽくてカッコイイのでCunningを選択した。サツバツ!
キャラクターを作成すると、最初にチュートリアルをプレイするかどうかを聞かれる。ここではプレイすることを選択。
チュートリアルでは基本的な操作を教えてもらった後、怪物を退治すると終了。
操作方法だが、マウスの左クリックで移動と攻撃、右クリックでスキル使用となっている。マウスだけでほとんどの操作ができるようになっているが、もちろんキーボードショートカットもある。このへんは一般的な操作なのですんなり入っていけた。
ちなみに、この忍者のスキルは弓矢による射撃。どうもこの忍者は軽装の射撃職のようだ。ナンデ?
チュートリアルを終了すると村へ飛ばされる。村の中心からミッションを受けて怪物退治に出かけるシステムになっている。早速最初のミッションに挑んでみた。
敵を倒すとKarmaと呼ばれる赤いやつが出る。Karmaはショップでの売買に使われ、スキルもショップで買うことになるのでバリバリ稼いでいく。しかし装備もスキルもレベルによる制限が厳しいため、レベルを上げなければロクな強化もできそうにない。ミッションの最後に控えるボスを倒してミッションクリアしないと経験値が入らないので、仕方なくボスに挑むことにした。
いろいろあった。アイエエ!?
他のプレイヤーを召喚するカタチで協力プレイもできるのだが、びびりなのでソロでなんとかすることにした。
ボスが強いというか、周囲のザコが多すぎて苦戦を強いられたが、逃げ回りながら弓矢を連射することで辛くも撃破できた。(もちろん何度か死んだ。) 無事に経験値も得られ、レベルも上がった。これでいろいろ装備できるしスキルも習得できる。やはりこの手のゲームは自キャラをちびちび強化していくのが楽しい。
見た目は大神、中身はディアブロなブラウザゲーム
最大の特徴はやはり和風なグラフィック。『大神』っぽいビジュアルは雰囲気たっぷりで、動画を見たときのイメージどおりだった。
音楽も和風なのだが、『大神』や『朧村正』のような和風テイストというより純和風といった感じなので、長く聞いているとちょっと眠くなるかもしれない。
内容はディアブロ系のハック&スラッシュRPG。マウス1つで操作できるシンプルさもあって、ダラダラと時間を奪われそうな感じである。
特筆すべきはブラウザ上で動くこと。ブラウザで動作するのでお手軽さに拍車がかかっている。というか、このクオリティのゲームがブラウザで動く時代なのねと驚かされる。
また、ゲーム画面の下には、ユーザーガイドやアビリティガイドへのリンクもあり、ブラウザで動くことのメリットを引き出しているようにも感じた。さらに、ゲーム画面の隣ではチャットが流れており、活発なやりとりも見られた。(当然、英語だけどね)
もちろん、バグ報告や意見などを送信するリンクもある。いまのところ不具合に出会うことはなく、オープンベータといえどもかなりの完成度を見せてくれている。なお、オープンベータは1月17日までなので、気になった人はこの機会にプレイしてみてはいかがだろうか。