【セブンスドラゴン2020-Ⅱ】クリア後レビュー スタンダードなRPGの完成形がここに

ストーリークリアから裏ボス撃破まで終わったところで、レビューしたいと思います。

セブンスドラゴン2020-II 公式サイト

裏ボスクリアしたところでプレイタイムを見ると、48時間と、前作の35時間を大幅に上回るプレイ時間になっていました。すべての要素を遊びきるまで一気に走り抜けられる感じは前作と同じですね。

『セブンスドラゴン2020-Ⅱ』の情報を最初に見たとき、正直いってあまりいい印象はありませんでした。 見た目もあまり変わってないし、ちょっと追加されただけの拡張版的な何かかと思っていました。

しかし、フタを開けてみれば時間を忘れて進めてしまっている状態。 もとの完成度が高く、その完成度をそのまま引き継いでいるので、やってることは同じなのに、どうしてこんなに楽しいのか、とプレイ中ずっと不思議に感じていたのですが、 面白さを支えているのはやはりソツのない丁寧な作りなのでしょう。

最大の変更点は戦闘のバランス調整

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追加要素で1番目立つのは新しい外見「ルシェ」と新職業「アイドル」の追加なのですが、プレイしてみてわかる1番大きな変更点は、実は戦闘バランスの調整。 クリアタイムをみると、前作は35時間程度なのに本作は48時間と長くなっていて、ボリュームアップもあるのですが、最大の原因は「戦闘バランスの調整」だと思ってます。

何か変わったのかといえば、「敵の体力の増加」です。前作では最高スキルの「奥義」が猛威を奮い、チャージ系スキルからの奥義で一気にしとめるゲームだったのですが、今回はドラゴンやボスの体力が大幅に増えており、1発や2発奥義を食らった程度では倒せなくなっています。 そうすると、地力での戦いを余儀なくされるため、どうしても長期戦になってしまいがちで、結果的にプレイ時間が長くなったのではないかと。

3人パーティに対してボスは2回行動をやってくるため、毎回ピンチになる、という戦闘バランスからくる「苦戦の演出」が優秀なので、長期戦になりやすいことで、手に汗握るような展開は増えたかも。 とはいえ、終盤から隠しダンジョンのドラゴンの硬さはちょっとしんどくなってしまうレベル。 パーティやスキルの構成にもよるのかもしれませんが、激戦があまりに連続するとダレてしまうかもしれません。 ディフェンス系のスキルで耐える戦いも、それはそれで楽しいのですけどね。これは好みの分かれるところかも。

前作から続くストーリーは前作プレイ必須

ポップなカラーとかわいいちびキャラだけど、人類滅亡まで秒読み状態というヘビーな世界観。重いところも多々あるけど、暗く重くなりすぎず、後味が悪くなるようなことはないです そんな世界で、プレイヤーである13班は、世界を救うヒーローなので、プレイヤーはかなり気持ちよくなれるところも相変わらずですね。

舞台は前作の翌年の東京、メインキャラクターたちも前作と同じで、内容も前作からの続きになっているので、前作やってない人にはどうなんだろうという内容です。ボクは前作をプレイ済みなので、前作から引き続き登場したキャラが成長していたり、新キャラとの絡みなど、最大限楽しめましたけど、これからはじめる人は前作からの開始を強くオススメしたいところです。

RPGのストーリーの役割は、敵を倒すことに意味を持たせることなのですが、その点ではキッチリ仕上がってます。シナリオを動かすキャラクターたちはもちろん、拠点にいる名無しのNPCたちの台詞も頻繁に更新され、話しかけてまわるのも楽しい。本拠地ではRボタンでフロア移動できるメニューという、NPCと一切会話しなくなりそうな仕様があるのですが、それでも話しかけて回ってしまう。

その楽しさを気付かせるために、お使いクエストで走り回らせたり、アイテム売ってくれるNPCが配置されていたりと、実にうまくできてます。街中で人々に話しかけて回るのが楽しいのは、しっかり作りこまれている証拠ですね。

メインのストーリーでは、序盤は新規ダンジョン、中盤は前作からの使いまわし、終盤は新規ダンジョンという構成。中盤はダンジョンだけでなく、ボスまで前作と同じドラゴンが出てくるので、ややガッカリ感もあったのですが、それだけでは終わらせないスパイスの付け方がうまかったと思います。

スタンダードのド真ん中を行くRPG

本作は、好みのキャラクターを作成し、好きにパーティを編成して、自由にスキルを振っていくタイプのスタンダードなRPGです。とがった特徴はないのですが、そのぶん完成度の高さがウリ。前作から大きな変更点はないものの、もともと完成度が高かったので、下手に変えなかったのが功を奏したのではないでしょうか。

新しさを求めて変化球に走るタイトルが多い中、基本に立ち返ってキレイな直球を全力で投げてきているような、そんなタイトルだと思います。新鮮さや斬新さに驚かされるのも楽しい体験ですが、じっくり遊べる安心感は他とは変えがたい特長ではないかと。

今回は初音ミク版のBGMの出来もすばらしい。特に後半は、ちょくちょく設定をDIVAモードに切り替えながら進めてました。通常版もミク版も良曲ばかりで、ダンジョン内で立ち止まって聴いてしまうこともしばしば。サントラはまだですか。

そんなわけで、前作を楽しめていたボクにとっては、今回も最大限楽しませていただきました。これからはじめようという方は是非前作からのスタートをオススメします。前作を楽しめた人ならまず間違いなく楽しめると思います。

最後にエンディングから気になる一コマを。

これは期待しちゃっていいんでしょうか。むしろ期待せざるを得ない。待ってますんでよろしくおねがいします。

セブンスドラゴン2020-II
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