12台でオンライン対戦も可能な見下ろし型レースゲーム『Little Racers STREET』がすごく楽しかったのでご紹介。この安さでこれだけ楽しめるゲームは貴重だと思うのです。
見下ろし型のレースゲームといえば、最近であれば、「モーターストームRC」が思いつくでしょうか。 でも、『Little Racers STREET』は、ラジコンを操るというより、ミニカーでレースをしているような感覚かも。 最大12台の車がギュンギュン走る姿はなかなか壮観。 インディーズゲームとして、xbox360では80MSP、PCでは3.99ドルと、大変お買い得。
操作感は良好
操作はよくあるレースゲームと似ているのですんなり入っていけました。 左スティックでハンドルRTでアクセル、LTでブレーキ、Aボタンがハンドブレーキ、BボタンまたはXボタンがニトロ。
ポイントになるのはニトロの使いどころ。 ニトロは使用回数が決まっているのではなく、走っていれば溜まるゲージを消費しての加速となっている。 使いどころはコーナーからの復帰や、ミスしたときのリカバリーなど、減速したタイミングがオススメ。
2つのゲームモード「Quick Race」と「Career mode」
Quick Raceは車種やコースなどがランダムで、即レースを遊べるモード。 Career modeはレースでお金を稼いで車を買い、上位のランクを目指していくモード。
お金はレースに勝つことで稼ぐわけですが、レース中に車体が食らったダメージの分だけ引かれます。 といっても、そんなに大きくマイナスになるわけでもないので、気にすることはないのかも。 このCareer modeは、オンラインマルチプレイにも対応しており、最大12人まで同時にレースすることができる。 各ゲームモードがそつなく仕上がっているあたり、丁寧な作り込みが感じられます。
オンライン対戦は最大12人まで
小さい車でせめぎあうのはかなり楽しいです。スタート直後のコーナーでは12台が一気にドリフト…なんて愉快なことになりますし。
そんなに遊ぶ人がいないよ!という方もご安心を。人数が足りない分はCPUが走ってくれます。このCPUですが、けっこうちゃんと走るので手ごわいのですが、ちゃんと(?)ミスもしてくれるので、いい具合の難易度になっています。
車種もコースも豊富
登場する車種は30種類。どこかで見たことあるような車種も多数混ざってますね。 カスタマイズが可能になっていて、PowerやGripなどのアップグレードの他、カラーリングやカラーパターンのカスタムもできます。
アップグレードで注意したいのがClassの上昇。 車にはそれぞれClassが設定されているのですが、アップグレードをやっているとE Classの車がD Classに格上げされることもあり、そうすると出場できるレースが変わってしまいます。E Class最強の車も、D Classでは最弱になってしまうこともあるので、大変苦戦させられます…
コースの数も多く、なんと天候にも左右されます。 雨や雪ではすべりやすく、コーナリングの難易度が上がっていたり、かなり細かい調整が伺えます。
作り込みを感じさせる調整
カメラ設定は3種類から選択できます。 通常の視点をもう少し上から見たモノと、車を後ろから見たカメラが用意されています。 背後視点にすると普通のレースゲームっぽくなるので、一口で二度おいしい感じでしょうか。 この視点にしても操作に違和感がないあたり、本当によく調整されているのだと思います。
あとは、Challengesとして、ゲーム中のさまざまな条件の満たすことでごほうびがもらえるシステムがあります。 実績やトロフィーのようなものに実益を兼ねたような感じでしょうか。(CoDシリーズのチャレンジの方がイメージしやすい?) ごほうびにはゲーム中のお金だけでなく、車そのものも含まれているため、Challengesの解放条件を意識してレースを進めると、より効率よく攻略できそうです。
軽く遊ぶにも深くやりこむにも
本作は、値段の安さもあって、一晩だけ遊んで満足、という遊び方もできるますが、コツコツやりこむスタイルでも楽しめるようなつくりになっていると思います。1番楽しいのは、やはり多人数でのマルチプレイなのですが、少人数でも楽しめるようなつくりになっているところがうれしいところです。xbox360版、PC版ともに体験版が用意されているので、興味を持たれた方はぜひ1度試してもらいたいと思います。
Little Racers STREET – Debut Trailer – YouTube