【ヴァンパイア リザレクション】レビュー ネット対戦は快適そのもの

『ヴァンパイア リザレクション』のコアはなんといってもオンライン対戦。ランクマ、プレマと遊んでみましたが、特に問題なく快適です。

CAPCOM:VAMPIRE RESURRECTION(ヴァンパイア リザレクション) 公式サイト

『ヴァンパイア リザレクション』は『ヴァンパイアハンター』と『ヴァンパイアセイヴァー』の2作品をセットにしたタイトルです。どちらも往年の名作なので、いまさらゲーム内容についてのレビューを書こうとは思いません。今回は、家庭用として追加されている要素を中心に見ていこうと思います。

最初に言っておくと、ボクはガチ勢というわけではないです。アーケード版が稼動していた時期にリアルタイムで触ってはいましたが、バリバリやり込んでいたというわけでもないので…。サターン版はどちらもかなり遊んだ記憶があります。そんな感じの人が書いていると思ってください。

それから、ボクが今回買ったのはxbox360版です。海外で配信されているXBLA版ではなく、国内のパッケージ版です。

オンライン対戦はラグもなく快適

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やはり、今回『リザレクション』で一番気になるところはオンラインのラグでしょう。こればっかりは発売後に実際に遊んでみなければわかりませんし。

で、実際にランクマッチやプレイヤーマッチで遊んでみたのですが、どちらも非常に快適に遊べました。たまたま回線の良い相手とばかり当たっていたのかもしれませんが、30戦以上も良好な状態で遊べるのであれば十分でしょう。

1フレームのズレも許さない、という人にとっても快適なのかどうかはちょっとわかりません。オプションにGGPOディレイの設定という項目が用意されており、これを0に設定しておけば入力のズレもなくなるようです。デフォルトは2になっているので、0にしておくと良いかも。

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ランクマッチはいまのところ『ハンター』、『セイヴァー』ともに賑わっているようで、マッチングに困ることはありませんでした。何分も待たされるようなことはありませんでしたが、マッチング時に何も音が鳴らないので、画面から目をはなせないのがちょっと困るかも。

アーケードモード待ち受けとトレーニングモード待ち受けの実装が予定されているようなので、そこに期待したいところです。ヴァンパイアシリーズはCPU戦がかなり楽しいゲームなので、アーケード待ち受けがあればありがたいですね。

かゆいところに手が届いてないチュートリアルモード

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このゲームの「チュートリアル」は、各キャラの実戦的な戦術やコンボを教えてもらえるだけでなく、難易度の高いコンボを要求されることもあり、実質、いわゆるチャレンジモード的な要素になっています。ちなみに、実績・トロフィーはほとんどがこのモードの完遂になっているので、なかなか大変です。

この「チュートリアル」なのですが、なぜか『ハンター』と『セイヴァー』で微妙にルールが違っています。『ハンター』は1つのレッスンにつき1つの課題を1回クリアすればよいのですが、『セイヴァー』は1つのレッスンにつき2つの課題があり、それぞれ5回ずつ成功させる必要があります。仕様が揃っていない感じがしてしまって非常にキモチワルイのですが、どうしてこんなことになっているのでしょう…。

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また、課題のお手本は最初に見せてもらえるのですが、「もう一度見る」メニュー項目がありません。メニューに「次のチャプター」と「前のチャプター」はあるのですが、いまのチャプターのお手本を見る項目がないのです。なかなか成功できず、「このタイミング合ってるのかな?」と思ったときに、一旦終了しなければならないので、ちょっと面倒です。

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この手のチャレンジモードで課題になるコンボって、実戦ではまず使わないものが多いイメージなのですが、このゲームではそうでもありません。けっこうガチで使えそうなネタも混ざっています。上の画像はハンターのサスカッチの最後の課題なのですが、これって永パ…。

その他の家庭用追加要素など

チュートリアルとはそんな感じなのですが、トレーニングモードは充実しています。あって当然のものがちゃんとある感じですね。相手の動きのレコーディングやキーディスプレイ、ダメージ情報にポジションリセットと、しっかりしてます。

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グルーミーパペットショーはメニューにわざわざ項目がある力の入れよう。ただ、残念ながら現在は不具合で再生されるBGMと点滅するボタンがズレることがあるようで…公式の修正予定にあがっているので待つしかないですね。

グラフィックの設定は、フィルタなし、クリスプ、スムーズの3種類。原作どおりなのは「フィルタなし」なのですが、さすがに現代の解像度で表示すると荒くなってしまいます。スムーズ、クリスプの順に滑らかになっていきますが、デフォルトはクリスプです。

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キャラクターの顔グラフィックもオリジナルとリザレクションで選択できます。デフォルトはリザレクションで新規に書き下ろされたものになっていますが、オリジナルに設定すれば見慣れた画面になります。

画面サイズ設定はえらい力の入れようで、ノーマル、ワイド、フルはもちろん、アーケード筐体の枠を出したり、角度をつけたり、走査線まで表示できるようになっています。実用性はともかく、昔の気分を思い出したいときにはよさげです。

シリーズファンには安心してオススメできる1本

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久しぶりにやってみるとチェーンコンボがまともに出せず、こんなに速かったっけ?なんて思いつつも、意外とコマンドは覚えていたりで、懐かしさもあって長時間遊んでしまいました。もちろんスピードもあるのですが、抜群のテンポのよさがあるので、サクサクと何戦もこなせてしまう。そうこうしているうちに時間がどんどん過ぎていくという。

特にセイヴァーは1戦が短い時間で終わるため、次々に対戦ができてしまい、結果的に長時間遊んでしまうことになります。アーケード版稼動時にはこのペースでお金を突っ込んでいたのか…と青ざめつつ、いまなら3000円もせずに対戦し放題とはいい時代になったものだと思い直しています。古いゲームがリメイクされるたびに毎回言ってるような気がしますが、ネットでいつでも対戦できるって本当にすばらしい。

また、今回『ヴァンパイアリザレクション』をプレイするに当たって、あらかじめ6ボタンパッドを購入しておいたのですが、これがかなりよかったのでレビュー記事を貼っておきます。サターンパッドの感覚で遊びたい人にはオススメ。
小さくなった新型のMad Catz製6ボタンパッドを試してみた

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