砂漠を抜けて元の世界に戻ろうとしたら、やっぱりまた別の世界に来てしまったようで。その後の選択によってはそのまま世界が終わってしまったようで…。
砂漠の東京が終わったと思ったら、またしても見知らぬ東京へやってきてしまったサムライたち。今回は爆炎の東京からその後まで。本作はマルチエンドになっていますが、そのうちの1つのエンディングまでになります。
※もうネタバレってレベルじゃないです。注意。
前回のプレイ日記は以下の記事でどうぞ。
【真・女神転生Ⅳ】プレイ日記10 突然の砂漠編 魔王プルート撃破へ
今度の東京は力が支配する世界
砂漠の世界はロウサイドに傾倒した世界だったとすると、こちらはカオスサイドに傾倒した世界なのでしょう。すでに人間が人間ではなく、悪魔人間と家畜人間に分かれて生活しているようです。
こちらの世界でも、サムライたちに手を差し伸べてくれるのがアキラという人物。砂漠にいた彼とはずいぶん雰囲気が違いますが、リモコンについて知っており、サムライたちがくることを予見していたことは共通していますね。
力に任せた争いの絶えない世界のようで、現在東京を支配しているのはケンジなる人物のようです。アキラはケンジを倒して東京を我が物にしようとしているようですが、他にあてもないので協力することに。
霞ヶ関の地下から一歩外に出ると、そこは戦場のような状態。
完全にカオスが支配する世界。そういえば、最初のプロローグで夢の中のワルターに出会ったのもこんな感じの場所でしたね。ヨナタンがいた場所は砂漠でしたから、この2つの世界はロウとカオスを表したものなのでしょうか。
まずは新宿を解放
ケンジの勢力圏である新宿を解放すべく、まずは新宿へ向かいます。しかし、門番のヴェータラ相手に腰の引けているアキラ…。
この世界のアキラ、口は達者ですが、力はないようです。ヴェータラと戦闘になりますが、弱点の火炎攻撃を重ねていけば余裕でしょう。
新宿の地下街は元の世界をほぼ変わらず、施設も利用できます。ただし、あちこちの出口は塞がっています。
新宿の地上部分からは新宿御苑にも行くことができます。御苑ではちょっと興味深い話も聞けますね。
この世界の新宿御苑には箱舟が残っています。元の世界では東のミカド国に、砂漠の東京では飛び去った後だった箱舟ですが、ここでは御苑に存在しているようです。
もともと新宿は天使たちが支配する世界だったようですが、天使はケンジによって倒されているようす。つまり、神による支配を力によって退けた世界なのでしょう。まさにカオス。
さて、新宿地下街の奥の閉じたシャッターから、悪魔の結界に踏み込みます。結界を張っているのはケンジの配下、マハーマユリ。
マハーマユリはスキルが豊富です。ハマオン、ザンダイン、スクンダ、ラクンダ、マカラカーン、ディアラマと、とにかくいろいろやってきます。電撃が弱点なので、ジオ系などで一気に攻めきりたいところ。
マハーマユリを倒すと、新宿はケンジの支配からアキラの支配に。
ケンジを目指して再び市ヶ谷駐屯地へ
アキラの要望どおり、新宿を手にしたら、今度は無限発電炉「ヤマト」のリモコンを入手すべく、市ヶ谷駐屯地へ向かいます。
この世界でも、ホワイトメンはアキラたちにサムライたちがやってくることを伝えているようですね。
リモコンを持っているのは東京王ケンジ。そしてケンジがいるのは市ヶ谷駐屯地。無限発電炉「ヤマト」を巡って三度市ヶ谷へ。
元の世界、砂漠の世界と2回来ている市ヶ谷ですが、今回も進行ルートがちょっと違います。
この世界の市ヶ谷駐屯地では、悪魔人間と家畜人間を生み出しているようです。どちらになるかは本人の意思のようですが、どちらになるにしても失敗はつきもののようで…。
ひどい。そんなところまでカオスでなくてもいいのよ?
最深部に鎮座するのは無限発電炉「ヤマト」。そしてその前に立ちふさがるのは東京王ケンジ。
東京王ケンジ攻略戦
混沌の東京を力で支配しているだけあって、ケンジは相当手強い相手でした。
ケンジは強力な物理系の攻撃を中心にした攻撃パターンのようです。「覇者の気風」は全体に大ダメージ、「グランドタック」による銃撃ダメージ、そもそも通常攻撃が全体攻撃という破天荒さ。「タルカジャ」を使って自身の攻撃力も上げてくるので、放っておくと手が付けられない威力になります。
弱点は火炎と衝撃属性。この2つの属性攻撃を入れつつ、物理系の防御を意識した構成で挑みたいところ。また、ケンジの体力も高いのですが、後半になるとさらに厄介なスキルを使いはじめるため、序盤にカジャ系で強化しつつ、終盤は一気にカタをつけましょう。
バトルが進むと、マハラギダインやマハムドオン、メギドラといった魔法攻撃も混ぜてきます。終盤になると、「太古の呪怨」でバッドステータスをてんこ盛りにされたり、「欺瞞の鎖」で緊縛にされたりと、かなり厳しい状況になります。
戦闘中の選択肢は、「殺意を込めた顔」が正解。ケンジの防御力が下がります。他の選択肢はケンジの攻撃力が上がったり、こちらの防御力が下がったりしてしまうため、ただでさえキツイ戦いがさらに厳しくなってしまいます。
2つ目の選択肢は、リモコンを拾いにいかないように。バレバレなんですが、死んだフリで不意を突こうとしてきます。これでケンジの全能力がダウンします。選択肢で不正解を引くと本当に厳しい状況になるので、キッチリ正解を引きましょう。
そして断末魔。ちょっと気になることを言いますが…。
「ヤマト」は魔界と現世を繋ぐもの、という認識でしたが、実際に起動してみると、砂漠の東京と爆炎の東京に飛ばされたわけです。たしかに、「ヤマト」がどんなものかは不明のままですね。
とはいえ、「ヤマト」を起動しなければどうにもならないので、ケンジの言葉を横に、リモコンのスイッチを押します。
そして世界は無に帰した
「ヤマト」を起動すると、いつもどおりの真っ白の世界。そして現れるホワイトメンたち。
これまで見てきた2つの世界は、「守る」ことを選択した世界と、「守らないこと」を選択した世界。つまり、神の意思に背かず、砂漠と化してしまった世界と、神の意思を叩きのめし、人間が争いを続けている世界。
ホワイトメンは、ロウとカオス、どちらを選択しても、結局はロクなことにならず、破滅に向かうのだということを示していたようです。砂漠の東京も爆炎の東京も、彼らが見せた可能性の世界だったということでしょうか。
そして、可能性世界を見せてきたホワイトメンの目的が明かされます。
神の意思に従っても背いても破滅しかないのであれば、すべてを無にしてしまえ、というわけです。ずいぶん乱暴な方針にも見えますが、どちらの行く先も見てきた我々にとっては、説得力がないわけではありません。神の思惑から解放されるには、それしかない、と。
で、せっかくなので無にしてみるぜ!と、一度ホワイトメンの意思に従ってみました。
すべてを無にするための方法は、無限発電炉「ヤマト」を暴走させること。「ヤマト」は、実はブラックホールを生成する粒子加速器だったと明かされます。
「5度目のお前ら」と言っているのは、多世界解釈的な意味でしょうか? なんにせよ、世界を終わらせるために、「ヤマト」の前に立ちます。
「ヤマト」には防衛システムなどは備わっていないため、ただひたすら叩くだけです。この戦いに限り、バロウズがサポートしてくれます。
この戦いの先には、世界の終わり、世界の滅亡しかありません。なんというか、ただの攻撃を繰り返すだけなのに、その重さはこれまでの戦いの比ではありませんね。
「ヤマト」を破壊すると、暴走を始め、ブラックホールが生成されます。
東京も東のミカド国も、すべてを飲み込み、世界が終焉します。っていうか、公式トレイラーでたびたび出ていたシーンって、ここだったんですね…。
というわけで、カオスにもロウにも向かわず、すべてを否定した結末になってしまいました。本作はマルチエンドなのですが、これはその1つ。
本当にこれでスタッフロールが流れて終了します。ラスボスに負けて世界が闇に包まれた、というわけではなく、自らの手で世界を終わらせた、というエンド。
ここでクリアデータをセーブして2周目、というのもアリっちゃアリなんですが、さすがにいくらなんでもそれはどうかと思い、直前のホワイトメンとのやりとりからやり直すことにします。
ホワイトメンの選択で、世界を無にすることを拒むと、現状を維持するか、それとも現状を破壊するかを問われます。前にワルターについていったこともあり、カオスっぽい「現状の破壊」を選択したのですが…。
キミはロウだからダメー、ということだそうです。というわけで、ロウルートが確定したっぽいですね。ここからは、ロウルートの結末に向けて歩み始めます。
プレイ日記の続きは以下の記事でどうぞ。
【真・女神転生Ⅳ】プレイ日記12 ホワイトメンを倒して光の戦士に