現場の調査から綿密な作戦を立てて実行するという、クレバーな悪党の本領発揮なミッションは序盤のクライマックス。攻略のバリエーションもいろいろありそうです。
バカとなんとかは高いところがお好き? すばらしい景色ですが、別に景色が目当てで上っているわけではなく、悪巧みの真っ最中なのです。
いわゆる「箱庭系」と呼ばれるタイプのゲームの多くが「お使いゲー」であり、「GTA」シリーズもそうなのですが、今回はちょっと毛色が違いました。ミッションを受けて指示通りに動くだけでなく、ミッションの計画を立てる段階からプレイヤーが関与できるのです。
※ネタバレ注意!
現地を下見して調査はバッチリ
宝石店をターゲットに作戦を練るレスターに従って、まずは現地を調査します。正面から堂々と店内へ入り、小型カメラで必要な情報を撮影していきます。
何気ない会話で店員から高価な宝石のある場所を聞き出すマイケルさん、さすがはプロ。店内の調査が終われば周辺の調査も実行。その際に屋上に上っていたわけです。
情報が集まったら作戦会議。ボードに写真や図を貼り付けるという、一昔前の刑事ドラマみたいな光景になります。
レスターさんはアナログな人ではなく、むしろバリバリにデジタル機器を使いこなせる人っぽいのですが、証拠を残さない方法となると、こうなっちゃうみたいです。
実はこのシーン、ただのカットシーンではありません。作戦の内容について、プレイヤーが決断すべきポイントがあるのです。
大まかな作戦行動として、アプローチの仕方はプレイヤーの判断に委ねられます。派手に強行するのか、静かに隠密作戦をとるのか。選んだ選択肢により、展開が変化するようです。
作戦を実行するメンバーもプレイヤーの判断で手配することになります。この作戦では、ドライバー、ガンマン、ハッカーの3人を選ぶことに。能力の高い人を雇えば作戦の成功率が高まりそうですが、高い報酬を要求されるため、こちらの取り分が減ってしまいます。これは非常に迷うところ。
実は、選出するメンバーの能力もミッションをこなすことで強化されていくようで、しかも報酬はそのままらしいので、能力の低い人を使い続けるのも悪くないのかも。
今回は隠密作戦を選んでみました。正直なところ、「GTA」の操作性での銃撃戦が苦手ってのが理由なんですけど。メンバーはドライバーとハッカーに能力の高い人を、出番のなさそうなガンマンは能力の低そうな人にしてみました。
作戦に必要なモノを調達
作戦が決まったら、作戦の実行に必要なモノを調達して回ります。今回は催涙ガスと害虫駆除業者の車が必要になります。どちらもミッションとしてマップ上にアイコンがでるので特に迷うことはありません。
催涙ガスは催涙ガスの積まれた車をかっぱらってくればいいだけ。害虫駆除業者の車も、業者へいってかっぱらってくればいいだけです。どちらも車を盗むことになるので、「GTA」の主人公としてはお手の物。ただし、害虫駆除業者の車はスピードが全然出ないので、パトカーから逃げるのが大変でしたけど。
こうして準備が整ったところで、いよいよ作戦を決行します。当日はフランクリン君にも手伝ってもらいます。
宝石店侵入作戦を決行
作戦の内容は、店の屋上から通気口を通して催涙ガスを放ち、店内を無力化したところで害虫駆除業者を装ったメンバーが正面から侵入、宝石を奪って逃走する、というもの。
まずは事前に調査した屋上から催涙ガスを放り込みます。…なかなかうまく通気口に入らず苦労するハメに。犬のチョップ君とボール遊びした経験が活かせませんでした。
催涙ガスをシュートできたら次は主力部隊の出番。白昼堂々と正面から押し入り、宝石を奪います。
宝石を奪っている最中にも催涙ガスが充満してきますが、害虫駆除業者を装ってガスマスク装備なのでなんともありません。ライフル持ってるのはどうかと思いますけど。
ここで警備システムを止めるハッカーが影の主役になります。どうもハッカーの腕により、警備システムを止めておける時間が決まっているようです。腕のいいハッカーを雇っていたので、楽々すべての宝石をとることができました。おそらく、腕の悪いハッカーだと時間制限が厳しくなるのでしょう。
宝石をとったらバイクで逃走です。なんと地下道へ入り、工事中のエリアから下水道とアクロバチックな運転をすることになります。それでも難なくこなすのが運転上手なフランクリン君。
地下道に入る直前でメンバーの1人が事故ってしまいました。たぶん、能力の低かったガンマンの人です。宝石の入ったカバンは落としていたので回収しておきました。犠牲者が出てしまったものの、報酬を払わなくてもよくなったので、分け前が増えてラッキー?
最後は大量に追ってくるパトカーを蹴散らしながら走ります。夕焼けがドラマチック。
こんな感じで無事に逃げ切って作戦は成功。今回は隠密作戦でしたが、派手にやる作戦だとまったく違ったミッションになっているのでしょう。同じ作戦でもメンバーが違えば、また違った展開を見せそうです。
で、リザルトがこちら。宝石をすべて回収できたので入手額は450万ドル。マドラッゾへの返済も一発で完了です。
しかし、よくよく見ると死傷者への費用が差っ引かれています。やはり犠牲者が出しておいしいことはないのでしょうか。
そういえば、このミッションの最初にレスターがちょっと気になることを言ってました。
リバティーシティにいた東欧の男、ってやっぱり『GTA4』のニコさんでしょうか。確かに、彼がメンバーにいれば心強いことこの上ない。この他にも、シリーズファンならニヤリとさせられるところがあちこちにあるのでしょうね。
プレイ日記の続きは以下の記事でどうぞ。
【GTA5】プレイ日記2 頭おかしい系おじさんトレバー登場で一気に愉快度アップ
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