【Xbird】でビームを撃つ鳥になった週刊ゲーム日記

プレイヤーが鳥の対戦TPS、というだけで「こいつはバカゲーに違いない」と購入した『Xbird』なのですが、フタを開けてみれば意外と真面目(?)に対戦ゲームを目指しているのではないかと思われる部分も垣間見られ、嬉しい半分、残念な気持ちも湧き上がってまいりました。なんて失礼なのだろう。

『Xbird』はオンライン対戦メイン(というかそれのみ)のTPSで、自分以外は全員敵というフィールドで時間いっぱいキルを積み重ねるゲームとなっています。特徴はプレイヤーが鳥であるため、地上戦と空中戦のハイブリッドな対戦になるところです。羽を腕のように振って地面を走る鳥たちのモーションは一見の価値アリ。

とはいえ、歴戦のFPS/TPSソルジャーの諸兄であれば予想はつくでしょう。「飛べるんなら飛んだ方がいいよね」ということに。実際、本作においても空中の方が圧倒的に強いので地面を走っている場合ではありません。飛べない鳥は焼き鳥なのです。地上に降りるメリットがもう少し何かあってほしいところですけど、鳥だもんなぁ。

では空中戦がおもしろいかというと…。弾速の遅いビームでひたすら偏差射撃に勤しむことになり、苦労して弾を当ててもヒット感もイマイチで、なんとも地味な戦いになってしまっております。対戦中にコインを稼いでアップグレードしたりキャラクターを購入したりする作りなのですけど、コインを稼ぐなら敵を撃つより無抵抗なプレゼントボックスを壊しにいった方が遥かに効率的というのも拍車をかけています。鳥同士で撃ち合う必要なんてなかったんや。

xbird 死亡しました

そんな『Xbird』ですが100円以下の値段であることを考えれば十分すぎるほどの内容です。お友達同士で集まって対戦するなら一晩は笑って遊べることでしょう。だからといって別にオススメはしませんが。