【The Messenger】忍者なら足場など不要ってわけでもないと思った週刊ゲーム日記

今週は『The Messenger』をプレイしていました。どうみても「忍者龍剣伝」みたいな印象を受けるこのゲーム、実際かなりの影響を受けているようです。パッと見はファミコン風のレトロスタイルなアクションゲームですが、ゲームを進めていくとスーパーファミコン風になったり、その2つを行き来しながら進めたりするようになります。壁に張り付いてジャンプするリュウ・ハヤブサっぽいアクションももちろん可能で、まっすぐなリスペクトを感じずにはいられません。そんな中、本作独自の特色として存在しているのは、ジャンプ攻撃を当てるともう1回ジャンプできるシステム、です。

忍者なら2段ジャンプくらい余裕、と思っていたのですが、『The Messenger』では攻撃を当てなければ2段ジャンプができません。とはいえ、攻撃を当てさえすれば何段でもジャンプできるのだから、ある意味そこらの忍者よりも優秀なのかもしれません。攻撃を当ててジャンプ、攻撃を当ててジャンプ…、これを繰り返せば空も飛べるはず。…なのですが、ゲーム前半ではあまりこのアクションを活用すべきシーンがないのですよね。せっかくの独自要素なのだから、もっと使わるような場面を用意しておいた方がいいんじゃないスか? などと思っていたんですよ。しかし。

ゲーム後半になると多段ジャンプがマストになる場面がガンガン出てきます。足場が悪いどころではなく、下にはトゲと穴。情けも容赦もありません。忍者ですからね。サツバツ! ジャンプ攻撃を当ててさらに飛び、ボタンを押しっぱなしにしてムササビの術で距離を延ばし、さらに攻撃を当ててジャンプを重ねらたワイヤーを延ばしてギリギリ壁に到達、といったウルトラCを当然のように要求されるようになります。そうなると落ちまくり死にまくりです。ごめんなさい、ボクが悪うございました。もうもっと使わせろなんて言いません。お願いですから地面をください。

そんなこんなで『The Messenger』を堪能しているのですが1つ懸念がありまして。それは、このゲームをネタバレせずにレビューできるのだろうか?ということです。冒頭でファミコン風とスーパーファミコン風の2つを行き来すると書きましたが、これにもちゃんとストーリー上の理由があり、さらには単にグラフィックや音楽が変わるだけというわけでもありません。ハッキリ言って別のゲームになるほどの展開になっているのですけれども、これ自体もすでにネタバレに片足突っ込んでいるというか…。でもそれを書かないと「思てたんと違う!」案件になりそうだし、ものすごく悩ましいところです。世のレビュワーの方々はこのゲームをどう評するのか、注目です。

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