【ドラゴンズドグマ ダークアリズン】ファーストインプレッション 黒呪島での冒険がはじまりました

新しく追加された舞台「黒呪島」へさっそく行ってきました。無印版からの差分を紹介しつつ、まずは最初のボスまで。

CAPCOM:Dragon’s Dogma DARK ARISEN (ドラゴンズドグマ ダークアリズン) 公式サイト

『ドラゴンズドグマ ダークアリズン』は、前作の内容に新たな舞台「黒呪島」を追加した拡張版のような感じです。前作の内容も収録されており、前作のセーブデータもそのまま引き継ぐことができます。

セーブデータを引き継ぐと、特典として、100000Rと衣装装備各種、それに刹那の永久石が手に入ります。刹那なのに永久とは。消費しないので気楽にファストトラベルできるようになりそうですね。衣装装備はNPCが装備していたやつで、姫様とかマデリンとかになれます。

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実績は、前作の無印版『ドラゴンズドグマ』と共有で、追加実績もありませんでした。たぶんトロフィーも同じなんじゃないかと。なので、本当に新作というよりは、拡張版といった感じですね。

xbox360版はディスク2枚組で、1枚はゲームディスク、もう1枚はデータディスクとして、日本語ボイスデータと高解像度化データが収録されています。ゲームのインストールに7.8Gの容量がある上に、日本語ボイスに2G程度、高解像度化に2G程度とかなりの大きさ。日本語ボイスは設定で英語音声と切り替え可能ですが、高解像度に設定はなく、インストールすると自動で適用されるようです。

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日本語ボイスは体験版でも確認できますが、今回製品版を遊んでみて気付いたのは、ポーンの声の違和感でしょうか。ポーンのボイスは何種類かから選べますが、ピッチを変えただけの音声の場合、なにやらヘリウムガスでも吸ったかのような声になってしまっていて、かなり変な声のポーンが生まれてました。ボクのメインポーンは問題なかったのですが、特に高い声を使っている人は注意したほうがいいかも。

NPCの台詞はまったく違和感を感じませんでした。体験版で一度聞いていたこともあって、すぐに慣れてしまったようです。

【ドラゴンズドグマ ダークアリズン】体験版をやってみた 字幕から吹き替えになった感じ

序盤から即挑戦できる「黒呪島」

引き継いだセーブデータは2周目をクリアした時点でのクリアデータだったので、1番最初のカサディスからスタート。宿営地まで行って、ハイドラを撃退した後、外へ出たところでNPCから話しかけられ、「黒呪島」行きの情報が聞けます。そこからカサディスへ戻り、夜の桟橋へ行くと、新NPC「オルガ」が待っています。

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オルガに話しかけると黒呪島へ連れていってもらえます。ここから「ダークアリズン」がはじまる感じですね。

黒呪島の入り口には一通りの設備が揃っています。オルガが倉庫やジョブ、スキルの管理をやってくれるので、オバダビィトゥディに剣を抜く必要はなさそう。クエストの掲示板とリムもあるので、ここがベースになりそうです。カサディスに戻るのもオルガ経由。

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黒呪島で拾えるアイテムには、「黒呪品」と呼ばれるものがあります。呪われているのでそのまま使えないわけですが、オルガに呪いを解いてもらえます。ようするに鑑定ですね。

「黒呪品」には、新スキルを習得できる巻物や、スキルを強化するアクセサリなど、中身も新アイテムになっているようです。名前は同じだけど性能に差があるリングもあるようで、ハクスラ的に周回してワクワクドキドキ鑑定、という遊び方もできるっぽいですね。

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新要素、武器の上位アップグレードはオルガではなく、もう少し奥へ進んだ場所にいるNPC「バロック」がやってくれます。まだ材料がなくて試せませんでしたが…。バロックも倉庫管理やスキル習得を担当している上、アイテムも売ってくれます。バロックはいろんな場所に現れるようで、便利屋っぽいですね。

こんな感じで、黒呪島には必要な施設が揃っているので、しばらくグランシス半島には帰らなくてもよさそうです。

と思ったけど宿屋がない…。宿に泊まらないとポーンの貸し出し状況がわからず、『ドラゴンズドグマ』最大の魅力が…。ずっと夜なんですよね、黒呪島。夜専用で強化されるスキルがありましたけど、有効に機能するのかな?

※2013/4/30追記
見た目はずっと夜ですが、ちゃんと昼夜の区別があるらしいです。宿はありませんが、オルガのそばに休息できるベッドがありました。ポーンの貸し出し状況はそこで確認できます。

本編をクリアした後に向けた難易度調整

何度も釘を刺されますが、黒呪島はゲーム序盤で突撃する場所ではありません。出てくる敵も強めになっているようです。

とはいえ、2周クリアしたデータなのでレベル的には問題ないのですが、久しぶりのドラゴンズドグマで操作も忘れてオロオロしていたら、最初の部屋でこのザマ。

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これは敵が強いとかそういうのじゃなく、単に即死攻撃を食らってしまっただけっぽいですけど。この死神は目の覚めるような洗礼として配置されているのでしょう。ここはいままでのようにはいかないぞ、と。

黒呪島は、島とはいっても、舞台としてはこのダンジョンを中心に進むようです。入り口から少し進んだところに広いホールがあり、そこには鍵のかかった扉がいっぱい。1つを攻略すると鍵が手に入り、次の扉を開けて進む、って感じでしょうか。

※2013/4/30追記
これは完全に予想をはずしました。鍵となる「月光の宝珠」は黒呪島に落ちているアイテムで、1つの扉を開くのに1つ必要。そして扉の向こうには宝箱が配置されていて、中身は固定のようです。

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ずっとダンジョンなので、オープンワールドでだだっ広い草原を駆け抜けるような開放感はなく、暗くてじめじめした閉鎖感が続きそうです。もともと、和製の意欲的なオープンワールド型RPGの新作、ということでボクは高く評価していたのですが、黒呪島はあまりオープンって感じじゃないですね。

おどろおどろしい雰囲気だけではなく、月明かりが差し込んで妖しく美しい場所もありましたけど。

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しかし、全体的にはおどろおどろしい、じめじめなダンジョンっぽいです。”ダーク”アリズンですし。死者の言葉が聞こえてきたりして、ますますダークな空気。なんというか、『デモンズソウル』とかそっち方面をイメージしそうな空気があります。

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敵を倒すと、敵の死体がその場に残り、死体に引き寄せられて新たな敵が出てくる場合があります。オーガ系の敵だったのですが、試しに挑んでみたらこれがかなり強い。

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ガスガス叩いてもなかなか減らない体力。これはタフすぎる。

そうはいっても、こっちだってウルドラも倒した覚者です。負けじと殴り続けていたのですが…

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ドロップキックでポーンと一緒にリングアウト。いやーん。

この敵、毎回同じ場所で登場するわけでもないようで、リトライしたら出てきませんでした。いつ出てくるかわからない、怖い要素になってるようですね。

他にも、宝箱から出てくる敵なんかも追加されてます。ファンタジーではお約束ですね。なんかポーンが勝手に開けて、勝手に食われてました。

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ダンジョンには回復の泉も用意されていました。同じ部屋にリムもあって、ちょっとした休憩所になっていますね。

ちなみに、ダンジョン内のリムは壊れており、Rを払うことで修復できます。引継ぎ特典の100000Rがあるので、まったく問題ありませんが、オルガの解呪もRで払うことになるので、黒呪島ではRがこれまで以上に重要になりそうです。といっても、敵が頻繁にリムの結晶を落とすので、普通に進めていれば問題なさそうかな?

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最初のボスをちょっと攻略

最初のボスはでかい目玉のようなボス。普通に叩いてもダメージが通らないので、厄介な相手でした。強いというより、面倒な感じかも。

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目玉から撃ってくるビームは食らうとさまざまな状態異常になるようで、かなり面倒くさい。

他にも、毒の霧を充満させたりととにかく面倒くさい。

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触手にはダメージが通るので、ひたすら触手を斬ります。地面から生えてくる触手だけでなく、本体から生えてる触手も叩けます。

そのうち、触手が集まって元気玉?を作り始めるので、斬って阻止します。

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阻止すると、作りかけの元気玉が残るので、そこに攻撃を当てると目玉にドーン。

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目玉を露出させてダウンするので、あとはやりたい放題。

1回のチャンスで倒しきれなかったため、2回目のチャンスまで待つことになり、ひたすら面倒な戦いになってしまいました。1回のチャンスでビシッっと決められたらよかったのですが…。

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ボスを倒した先の部屋には意味深な石碑が。この石碑を集めていくのがダークアリズンのメインシナリオになってそうですね。

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その先からダンジョンの外へ。黒呪島の入り口へ戻ってこれたところで1日目の冒険は終了です。

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完全版としての価値は「黒呪島」次第?

無印『ドラゴンズドグマ』を終えたとき、まだもう少しこの世界を冒険していたい気持ちはあったのですが、その気持ちに応えてくれるのが今回の「黒呪島」なのだと期待しています。

『ダークアリズン』は、ようするに「完全版」なわけですが、無印をプレイ済みのボクにとっては、追加の「黒呪島」のためにパッケージを買うのは少し抵抗がありました。DLCで出してくれたら…とも思いましたが、『ドラゴンズドグマ』がかなり楽しめたことと、新規シリーズとして続いて欲しい期待も込めて、思い切って購入に踏み切ったわけです。いや連休前のテンションってのもありますけど。

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無印『ドラゴンズドグマ』を未プレイの人にとっては間違いなくお買い得な『ダークアリズン』ですが、プレイ済みの人にとってはどうなのか。すべては「黒呪島」の出来にかかっているのではないでしょうか。

最初のボスを倒した段階では、新しい舞台、というだけでなんともいえません。ここから、新しい装備やカスタムスキルなどの新要素がどうかみ合ってくるかによって、『ダークアリズン』の評価が決まってくるんじゃないかと思ってます。

この続きは以下のプレイ日記でどうぞ。
【ドラゴンズドグマ ダークアリズン】プレイ日記 黒呪島生活2日目 ハクスラ会場はこちらですか?

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