【FINAL FANTASY VII REMAKE】レビュー

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『FINAL FANTASY VII REMAKE』をクリアできたのでレビューなど。以前から言われていたとおり今回はミッドガル脱出までとなっているのですが、それでも35時間ほどかかりました。かなりボリュームアップされてます。それ以外はどうリメイクされたのかというと、一新されたビジュアルのもとで歩くミッドガルの景色が新たな体験を生み出している一方、リニアな進行は"あの時代"のまま、新旧が見事に融合した『FF7』、というのがボクの素直な印象です。懐かしさと新鮮さが押し寄せてくる体験、すごいぜ。

思い出よりも美しく

やはり目を見張るのはグラフィック。元がPS1時代ですから当たり前なのですが、技術の進歩はすさまじい。上から見下ろすような視点ではなく、キャラクターと同じ視点でミッドガルを歩けるのはそれだけでちょっと感動します。ああ、天井が塞がってるスラムってこんな感じなんだな、と。ちょくちょく原作を思わせる構図も登場するので「おっ」と思わせてくれるのも嬉しいところ。

キャラクターのグラフィックもすばらしい。このクラウドやティファをぐりぐり動かせるんだからたまらない。さらに、これまた当たり前なのですが、表情があって声がついて演技をするわけですよ。いやーいい時代になりましたね。これによってキャラクターの印象がちょっと変わっていたりもするかもしれません。

たとえば、序盤のクラウドはもうちょっとクールなヤツで通せていたような気がするのですが、今回はなんだか隙があってかわいい一面も。"クラウドさん"から"クラウド君"くらいの印象に変わったように感じます。でもそんな感じですよね、彼。

いずれにせよ、『FF7』から23年の間に積み上げられたプレイヤーの”思い出”に負けない表現力で魅せてくれていると思います。

ボクらは運命を知っている、だからこそ

気になるストーリーですが、大筋はそのまま、けれどもいろんな部分で盛りに盛られて結構変わっている印象です。たとえばアバランチのメンバーであるビッグス、ウェッジ、ジェシーの3人は描写が増えてプレイヤーからの思い入れが増すように仕向けられていたりします。こいつらめっちゃいいヤツじゃん、なんて思わせてくれるわけですよ。でもこの人たちこの後…って知ってるんですよ。知ってるんですよ…。

今回『FF7R』では「運命に抗う」というテーマが軸に据えられているようです。原作にはなかった展開として、運命そのものを具現化した存在に襲われたり救われたりという展開が何度も挟まれていることからも「運命に抗う」ことが中軸であるとうかがえます。一見するとありがちなテーマに思えるかもしれませんが、考えてみればボクたちはこの物語の”運命”を知っているわけです。だからこそこのテーマが活きるんですよね。もしかしたら運命を変えられるのか…、と。実際、「お?おお?おおお!?」みたいな展開はあります。いやー今後の展開が楽しみですね。

バスターソードを振り回す快感

さて、ゲームシステムの話をしましょう。まずは気になるバトルシステムから。今回はアクションとコマンド選択式のハイブリッドになっています。自由に走り回ってボタン連打でスタイリッシュなコンボを決めて、敵のパターンを見て前転で回避したりガードしたり、といった具合。操作キャラクターの切り替えもワンボタン。レスポンスのよい軽快なアクションを展開できます。ただし、前転の回避はあんまり性能がよくなさそうなのでアクションが得意な人ほど回避しようとして引っかかってストレスになるかも。ガードを優先した方がよさげです。

時間経過や行動でATBゲージが溜まったらボタンを押してコマンド選択。ゲージを消費して各種アビリティや魔法などが使えます。アイテム使用もゲージが必要なので注意。コマンド選択中は時間がほぼ停止する超スロー状態になるので戦況を見たり次の手を考える時間もあります。

難易度選択はありますが、ノーマルでも割と歯ごたえのある難易度になっています。適当に攻撃を振り回すだけで勝てるのは一部のザコ敵だけで、多くの敵はアビリティや魔法を活用しなくては苦戦は必至。HPだけでなく、その下にある「バーストゲージ」を蓄積させて無防備なバースト状態を誘発しないとまともにダメージが通らないことも多い上、特定の条件を満たさないとバーストしない敵も多いため、一筋縄ではいきません。「みやぶる」で弱点だけでなく攻略法もわかるのはいいのですけど、そうしないと気づけなさそうなこともあるのが難点。

あ、ちなみに操作可能キャラクターはクラウド、バレット、ティファ、エアリスの4人です。レッドⅩⅢは仲間になりますが使えません。使えません! どうして…。

ロックオンとカメラ視点が泣き所

概ね楽しいバトルですが、難点はロックオンとカメラ視点。3Dのアクションには付き物ですが、『FF7R』においてもやはり鬼門のようです。本作のロックオンはやや緩めでしっかり追従してくれません。そこで手動でカメラを回そうとすればターゲットが切り替わってしまうので非常に厄介。設定を変えてターゲット切替を十字キーにすると今度はカメラがターゲットを一切追従しないようになってしまうため、カメラを手動で操作しつつ攻撃ボタンを押すことになり、これまた非常に難儀なことに。どうしてこの2つの設定の中間がないのでしょうか…。

それで続きはまだですか

そんなわけで『FINAL FANTASY VII REMAKE』、かなりいい感じでした。なんだか久々にゲームに没頭したような気がします。リニアなゲーム進行はすでにレトロな印象すらあるのですけれども、行動範囲が限られているからこそ真っ直ぐ目的地に向かえるというのはむしろ没入感を高めやすいのかもしれません。なんにせよ、待ちに待っただけあって強烈な生まれ変わりを果たした『FF7』は予想以上の内容になっています。あの頃の思い出が美しく具現化された1本、ぜひプレイしておきましょう。

最後に本作最大の難点を申し上げておきますと、次回作の発表がまだないことです。このクオリティで作り続けていくならまたしてもかなり待たされそうな気がしますし、いやいくらでも待ちますけれども。星の命よりもボクの命が尽きる前ならなんでもいいです。また死ねない理由が1つ増えたということで生きていけますから。でも、もしよかったら、早めに続きの予定をでしめ。発表してくれると嬉しいなと。よろしくお願いいたします。

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