【ハイパーオリンピック】2020年に向けて連打のトレーニングはじめました

オリンピックの話題をあちこちで見かけるようになったので、オリンピックゲームといえばコレでしょうと久々に遊んでみたらめっちゃ疲れました。

2020年のオリンピック開催地が東京に決定、おめでとうございます。

オリンピックイヤーには毎回オリンピックのゲームが出ているのですが、五輪ゲーといえばこの『ハイパーオリンピック』を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。いい機会なので久々に引っ張り出して遊んでみました。

専用コントローラーを使ってやるべきことは2つ

オリンピックを題材にしたゲームはシンプルな内容になっていることが多い印象です。五輪ゲーの先駆けである『ハイパーオリンピック』でも同じで、「連射」と「タイミング」がすべてという大変シンプルな内容になっています。

そして「連射」と「タイミング」のみに帰結するゲームを操作するのはこの専用コントローラー。

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たった2つのボタンだけのコントローラーでできることは「RUN」と「JUMP」のみ。しかし、それ以外の操作は必要ないのでこれだけで事足りるのです。通常のコントローラーのボタンよりも大きく、ややへこんだ造詣は連射を目的としたもの。ピアノ打ちのようなお上品なテクニックではなく、必死で醜い擦り連打のみに最適化されたボタンなワケです。

擦り連打はハッキリいって疲れます。っていうか疲れました。リアルに体力を消耗する操作法です。しかし、だからこそスポーツゲームとの相性がいいのです。汗をかくほどボタンを擦って連打すればするほど記録が伸びていく…その喜びと疲れのマッチングが「いい汗かいた感」に繋がるのでしょう。

といっても本当に疲れるのでそうそう遊ぶ気になれないのですけど。

4つの種目で世界記録に挑め!

『ハイパーオリンピック』に収録されている競技は4つ。100m走、走り幅跳び、110mハードル、槍投げです。4つの競技は順番に行われ、規定記録を敗れないと次の競技に進めない仕様で、好きな競技だけを遊ぶことはできません。

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フライングが3アウト方式なあたりに時代を感じますが、それでも3アウトで即ゲームオーバーはなかなかシビア。

次のステージに進むための規定記録はそれほど厳しくはありませんが、クリアするごとにだんだんと厳しくなっていきます。しかし、目指すべき目標はそこではなく、その上に燦然と輝く「WORLD RECORD」でしょう。

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世界記録は当時の実際の世界記録なのでそうそう破れるようなものではありません。ボタンを擦りながら、「やっぱ世界はすげえや」と感じさせてくれる一方で、「意外といけるんじゃね?」と感じてしまい、さらに連打を続けてしまうあたりの調整は絶妙といえるかもしれません。

100m走は連打だけなのでまだ希望がもてますが、他の競技はタイミングも必要になってくるので難易度が跳ね上がります。

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走り幅跳びは連打による助走に踏み込みのタイミングが加わり、ジャンプのタイミングが記録に大きく影響します。スピードがあればあるほど飛距離が伸びるかわりに、踏み込みのタイミングが難しくなる、という2つの要素の絡みが実にうまい。

これは槍投げについてもほぼ同じことがいえますね。槍を投げた後は飛んでいく槍を眺めているだけなのですが、落下しつつも飛距離を伸ばす槍に向かって思わず力が入ってしまうのも、体力を削ってボタンを連打したからこそなのでしょう。

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個人的なお気に入りは110mハードル。連打とジャンプが交互にやってくる小気味よさがその理由です。ビターンと転んだ姿がかわいいのもポイントが高い。

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このゲーム、周回するたびに規定記録が厳しくなっていくわけですが、そんなのとは関係なく体力的な問題で力尽きてゲームオーバーになります。そういう意味でも、体力がすべての肉体派スポーツゲームといっていいでしょう。

さて、2020年といえば7年後なわけですが、そこでもオリンピックを題材としたゲームが登場することになると思います。いまの技術でもKinectやらWii リモコンやらで体感系のゲームはいろいろあるわけですから、さらに体力勝負のゲームになりかねません。そんなゲームで世界記録にケンカを売るなんてなかなか夢のある話ではないでしょうか。

そうはいっても、7年後の自分なんてあんまり想像したくないですけど。