7月10日より配信開始されたPS Vita版「朧村正」のDLC第3弾、元禄怪奇譚『七夜祟妖魔忍伝(ななやたたりようまにんでん)』をさっそくプレイしました。今回も相変わらずのハイクオリティーに安心して楽しめます。
別売ダウンロードコンテンツ「元禄怪奇譚」第三弾『七夜祟妖魔忍伝』:特集:PS Vita『朧村正』公式サイト
追加のDLCも第3弾ともなると手慣れたもので、ゲームオーバーになることもなくサクサクっとクリアできました。プレイ時間は2時間20分程度で、メッセージは飛ばさずに聞きながら進めています。
PS Vita『朧村正』DLC第三弾 元禄怪奇譚『七夜崇妖魔忍伝』プロモーション映像 – YouTube
今回は忍者モノのストーリー
「朧村正」のDLCは毎回新たなキャラクターで新たなストーリーが楽しめるもので、これまで化け猫、百姓ときていたわけですが、今回は忍者。戦闘能力の高さに説得力のある正統派(?)な主人公になりました。
任務の最中に自身の生い立ちを知り、忍者組織の骸衆を裏切って刃向かう主人公・嵐丸でしたが、逃げ込んだ神社で神器の鏡を割ってしまい、祀られていた水神・白蛇に祟られちゃう、というストーリー。
骸衆の大将を討ち取るために戦いを挑む嵐丸ですが、祟りで7日後に死ぬはずなのにそれより早く死なれては神の威信に関わる、と手を貸してくれる白蛇、という構図。何このツンデレ水神って感じですが、嵐丸の方も素直じゃないので、なんというか、お前らイチャイチャしやがって!とっとと素直になれよ!結婚しろ!といわんばかりのツンデレパラダイスです。
3種類の忍者の武器が新たなプレイ感に
抜け忍が追われる展開なので、本編の鬼助と似ている設定ですが、嵐丸の武器は朧流剣術の鬼助とは違い、苦無、鎖鎌、爆雷と実に忍者っぽい。追われる展開というか、自ら大将の首をとりにいく展開だけども。
3種類の武器を切り替えながら戦っていくのはDLC2弾の百姓に近いかも。武器はそれぞれ、低威力だが連射できる飛び道具の苦無、接近戦用だが範囲攻撃もできる鎖鎌、消耗が激しいが威力の高い爆雷、の3種類。
どの武器も本編とDLCを通してこれまでになかったタイプなので、新たなプレイ感を生んでいますね。どの武器も、攻撃がレバー入れとニュートラルで変化するので操作にはちょっと慣れが必要かも。
慣れるまでは、空中コンボの最中に鎖鎌をグルグル回し始めてしまったり、爆雷をさっぱり命中させられなかったりするでしょうけども、慣れてしまえばどれも強力なので、DLC1弾や2弾と比べてやや楽に進められるんじゃないかと。なんつっても忍者ですし。特に鎖鎌をグルグル回す攻撃は使い勝手がいいですね、ザコ戦などはこれだけで終わることも。
今回も新たなボスが登場します。主人公が抜け忍で敵も忍者、なのでニンジャバトルができるってものです。といっても、嵐丸は派手な忍術を使えるわけではなく、あくまでも3種類の武器を使った戦いになるので、幾分現実的な忍者バトルなのですが、奥義の他に白蛇の援護を受けることもできます。口寄せではなく本物の水神様ですから本当に強力、困ったら使いましょう。
クリア後はもちろん全国ボス撃破の旅
3回のボスバトルを突破すればストーリーはクリア。クリア後は、今回も本編に登場したすべてのボスと戦えるようになり、すべて撃破してから再びラスボスに挑めばエンディングが変化する仕様になっています。通常エンディングは今回も穏やかな感じでしたが、真エンディングは果たして…。
毎回のことですが、真エンディングのために全国を巡っているとレベルが上がりまくり、DLCキャラクターたちがガンガン強くなっていくのも楽しみの1つですね。スキルツリーの先に反則的な能力があったりするので、鍛える楽しさもありますし。ストーリークリアだけなら2時間程度で終わってしまいますが、真エンディングまでやると10時間とかかかるので、毎回のことながら低価格の大ボリュームなDLCとなっています。
さて、「朧村正」のDLCも残すところあと1つ。毎回安定のハイクオリティに仕上げてくるDLCですが、ラストとなる第4弾は締め括りとして何かあるのかな、何かあってほしいなとさらに期待が高まってしまうところであります。
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