人々が忽然と姿を消した街を舞台にたった1人で怪異と戦い続ける…、誰しも1度は妄想したシチュエーションが実現しました。えっ? そんな妄想したことない? いやいやご冗談を。『Ghostwire: Tokyo』ではめちゃくちゃ作り込まれた現代日本の街をオープンワールド的に走り回りながら、日本における怪談から伝奇、果ては都市伝説の類まで、あらゆる怪異や超常現象を体験できるゲームとなっております。海外スタジオの作った”なんちゃってジャパン”ではなく、日本のスタジオが作った”本物の日本”が堪能できます。ゲームとしては、良くいえばソツなく遊びやすい作り、悪くいえば普通。なので、この舞台と設定にノれるかどうかで評価が大きく分かれそうな印象です。ボクは最高に楽しめました。最高だぜ。
レビュー
実は未プレイだった『Outer Wilds』をクリアしたのでレビューなど。本作はオープンワールドの宇宙探査SFアドベンチャーです。22分ごとにループする星系の謎を解き明かすミステリーでもあり、パーツパーツを見れば「最高に自分好みじゃね?」となるのですが…。絶賛している方々もさんざん言っているとおり、人を選ぶゲームとなっています。残念ながらボクは”選ばれし側”ではありませんでした。とはいえ、ハマる人がぞっこんになる理由もわかります。プレイヤーの姿勢とゲーム内での体験がうまく嚙み合えば最高のゲームとなりうるのでしょう。そうなるかどうかは誰にもわからないのでオススメするのはムズかしい…。そんな印象です。
リメイクや別ジャンルの作品を除けば実に19年ぶり(!)だとか。いまや探索型2Dアクションといえばインディー界隈を中心に多くのタイトルが生み出され、”メトロイドヴァニア”というジャンル名もすっかり定着した感があります。そんな中、本家本元「メトロイド」がいったい何をお出してきたのか、注目せずにはいられません。結論からいうと『ドレッド』は間違いなく”オモロイド”です。しかし質の高さは予想どおり、だって任天堂だぜ? それよりも作品を特徴づける要素がどんなものかが注目のポイントといえるでしょう。 『ドレッド』 を『ドレッド』たらしめる要素とは何か。公式ではタイトルどおり「恐怖」がプッシュされていますが果たしてどのような味付けになっているのか、見ていきましょう。