【Titanfall2】前作パイロットによるマルチプレイ雑感

シングルキャンペーンを終えてからというもの、『Titanfall2』のマルチプレイをもりもりプレイ中ですパイロット。夏のテックテストで懸念していた不安要素は概ね改善されており、いろいろ変わっちゃいるけれども、なんだかんだで「Titanfall」的なプレイ感は十二分に発揮されているのではないかと。ここでは前作経験者の視点で今作のプレイ感を書いていきます。

タイタンお前…バッテリー駆動だったのか…

『Titanfall2』をやっててまず思ったのが「タイタン脆くなったな」ということ。シールドが自然回復しなくなったことや対タイタン武器の威力が増している(もしくはタイタンの耐久値が減ってる?)ことが理由で、とにかくタイタンが長生きしづらくなっている印象です。また、ダッシュのチャージ時間も長くなっているような気がするし、マップの構造からタイタンの行動範囲が制限されていることも理由になるかもしれません。なんだかちょっと窮屈。さらには、リーパーなる大型BOTの追加もあり、タイタンの活動時間を削ってやろうという開発陣の意図がビンビン伝わってきます。

こうして、どんなに優秀なパイロットの操るタイタンであっても、皆で1発ずつ当てていけばそのうち倒せるため、「大変だジャン・ルイ!敵はみんなタイタンだ!」みたいな絶望的な嬲り殺し展開は減りました。(なくなったとは言ってない) おそらくこれこそが開発陣の意図するところでしょう。

titanfall2 タイタンだらけ

タイタンに関してはもう1つ、カスタマイズの幅が減りました。機体ごとのメイン・サブウェポンは固定となり、それらを強化するスキルが設定できるのみ。自分のタイタンを好きに弄れなくなったのは悲しいですが、敵タイタンのシルエットからどんな攻撃が飛んでくるのかわかるようになったため、対戦における駆け引きが成立しやすくなった面もあります。わかりやすさや調整のしやすさとトレドオフになった印象もありますが、すべての機体を見かける現状を鑑みるに、開発陣の意図は概ね成功しているのではないかと。(もちろん使用率は均等ではないけど、それも含めて意図どおりなんだろうな、と)

あと、これは個人的な好みの話なんだけど、タイタンに乗り込むシーンが3人称視点になってしまったのが残念。視点が激しく動いて何が起こっているのかよくわからないことを懸念した結果なのかもしれないけれど、コクピットに飛び込む流れを主観視点で体験するからこそテンション上がる面もあったわけで。

ワイのワイルドワイヤーや!

次にパイロットの変更点ですが、バーンカードがなくなって「ブースト」扱いになりました。簡単にいうと「CoD」シリーズのスコアストリークを1つだけセットしておけるようなものです。バーンカードのように消費するわけではないため、気兼ねなく使えるようになりました。おかげでマップハックが猛威を振るう結果に。…とか書いていたら即修正が入ったようですけども。ちなみにスマートピストルもブースト扱いになりました。ですよねって感じですが、前作じゃ普通にメインウェポン枠だったんだぜ?

新装備もいろいろありますが、目玉はやはりグラップルでしょう。ただでさえ高い機動力がワイヤーによってさらにアップ。これを使ってそこらじゅう飛び回るのはそれだけでかなり楽しい。とはいえ、コイツに引っ張られて調整されているんだろうなという部分もちらほら。マップ構造は2段ジャンプとウォールランだけで跳ねまわるのは厳しくなった気がしますし、タイタンへのロデオもそう。ワイヤーでロデオが容易になったため、ロデオ時はバッテリーを引き抜いて一定ダメージを与えつつ味方へ届ければ回復、という仕様に変更されています。前作と比較するとリスクリターンが合ってないように思わなくもないのですが、グラップルの存在があってこその調整なのではないかと。

ちなみに、グラップルを使って一通りのマップを飛び回った後、結局クロークに戻したオールドタイプのパイトットがボクです。よくないよなぁこういうの、よくない。

何でもないようなことが幸せだったと思う

現在のオンラインの様子ですが、賑わっている印象です。といってもボクはXbox One版で、データセンター東京設定ではまったくといっていいほどマッチングしないため、海外へ繋いでるわけですけれども。前作の「人はいるはずなのにマッチングしない」みたいな状態は改善されているといってよさそうです。あれは本当につらかった…。とはいえ、消耗戦や賞金稼ぎに人が集中しており、それ以外の拠点線やCTFなどは相変わらず閑古鳥になっております。おもしろいんだけどなぁ。

マッチングに関してはもう1つ、試合途中の部屋に放り込まれることが大幅に減りました。今回、敗色濃厚で誰かが捨てゲーした部屋の事後処理をさせられたのはまだないかな? いずれにせよ、マッチングに難にあった前作と比べて、ここは大きく改善されたといっていいでしょう。長時間待たされた挙句、部屋に入った途端はじまる撤退戦、そして試合後に即解散…、あんな悲しみはもう生まれなくていい。前作が酷すぎたので当たり前っちゃ当たり前なのですけれども、大変ありがたいことでございます。

また、チームシャッフルが導入されている点も見逃せません。フルパーティでもない限り、試合ごとにメンバーが入れ替わるのでひたすら連敗するケースも減りました。何よりこれが途中抜けの減った一因かもしれませんね。

ともあれ、前作からのパイロットとしては、「マッチングする…!? 開幕から普通に遊べる…!!? 連戦できる…!!!!」みたいな当たり前を至上の喜びとして受け止めております。今後もDLCのマップは無料で配布するそうなので、新マップに誰もいない悲しみはなくなりそうです。BT、ボク信じてもいいのかな…?

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