ベルトスクロールアクションの季節がやってまいりました。(今年2回目) 今度はマーベルのヒーロー達が大暴れだぜ! しかしこのドット絵の雰囲気、どこかで見たことがあるような…?と思ったアナタ!大正解! 本作はTribute Games製、つまり『Teenage Mutant Ninja Turtles: Shredder’s Revenge』の開発社です! 彼らの手掛けたベルトスクローグアクション、しかも今度はマーベルが題材!ということで、こんなん当たりに決まっとる。それでは約束された勝利を掴みにいきましょう。
公式サイト:MARVEL Cosmic Invasion
ベルトスクロールでタッグバトル!
本作の特徴は、1人のプレイヤーが2人のキャラクターを操作することです。交代しながら戦ってもよし、アシストとして援護させてもよし。なんだか格ゲーの「マブカプ」シリーズみたい。といっても操作自体はシンプルなので身構える必要はありません。ボコスカ殴ってアシスト呼んで、体力減ったら交代!くらいでOK。もちろん、やり込めばアシストを絡めたコンボで気持ちよくなれるはずですが、別にそこまでしなくても問題ないくらいの難易度ですね。

ヒーローは能力も個性的
プレイアブルなキャラクターは総勢15名。一部のキャラクターは最初から使えませんが、ストーリーを進めれば解放されていきます。能力はキャラクターごとに異なっており、結構な差があります。そのへんはゲームとしてのバランスより原作再現を優先したのかなーという印象。空を飛べるヒーローはしっかり空を飛んでいただけます。別に飛べない人も問題ないですけどね。
2つのゲームモード
ゲームモードは大きく分けて2つ。ストーリーに沿って進む「キャンペーン」と全ステージを通して遊べる「アーケード」の2つですね。「キャンペーン」ではステージごとに推奨キャラクターが設定されており、そのキャラクターでのチャレンジも用意されています。(例:スパイダーマンのスイングキックを3体の敵に当てろ) 別に強制で固定というわけではないので、好きなキャラクターを選んで遊ぶのも可。
「アーケード」は全ステージを通して遊べるやつです。一部のステージは選択制になっているので厳密には全部ではないですけども。残機はなし、コンティニューは回数制限あり、体力はステージ引き継ぎ、となっているのでなかなか厳しめ。何よりステージ数が多めなので通しでやるのは時間的にちょっとしんどいかも。
ヒーローにも難点はある
本作の難点としては、やはり難易度の部分でしょうか。全体的には易しめではあるものの、急にムズかしくなるポイントがいくつかあるんですよね。特に一部のボス。キミたちなんか強くね?みたいな奴らが何人かいます。「キャンペーン」ではボス戦で負けるとステージの最初からなのもあって、なかなかストレスあります。ボス手前から復帰で許してくれませんか。ダメですか。
あと、いくつかわかりにくい要素があるのも難点。実は本作、敵の攻撃中を殴ると体力がちょっぴり回復するシステムがあるので、適当にボコスカ殴ってるだけでも意外と進めちゃうんですけども、効果が発動したのかどうかがわかりにくいです。また、ボスは体力にシールドを張ってるんですけど、ここもわかりにくいですね。何のモーションもなくいつの間にか張り直されるので「なんか相手の体力減らんな?なんで?」みたいになります。もうちょっとどうにかなりませんか。
細けぇことはいいんだよ!
と、いろいろと細かい不満点も書いてきましたが、オンラインで協力すれば何も気にならなくなります。「キャンペーン」でも「アーケード」でも最大4人が参加可能。さらにはクロスプレイにも対応しているため、発売直後の今現在は盛況です。シングルとマルチで味わいがまったく異なるので、とにかく人がいるうちにオンラインへ行くことを強くオススメします。ワチャワチャしながらドッカンドッカンだ!
カジュアルなキャラゲー
そんなわけで『MARVEL Cosmic Invasion』、カジュアルに遊べる「マーブル」のキャラゲーって印象でした。ガッツリしたベルトスクロールアクションというより、好きなキャラクターを使って好きに暴れよう!って感じ。そしてキモになるのはオンライン。もう協力プレイが前提として作られてるんじゃないかなってくらいなので、シングルでイライラしてる暇があったらオンラインへGO! やっぱ「マーベル」のヒーローは共闘しませんとね。