【原神】スメール編のシナリオが最高だったのでネタバレを避けて紹介してみる

※ピ───。最初に断っておきますが、この記事には中身がないです。

『原神』のVer.3.0がやってきました。『原神』のメジャーバージョンのアップデートとはすなわち「エリアの追加」です。今回は森と砂漠の国スメールが追加されました。知恵を司る草神(そうしん)の国です。これまでのエリアにもスメールからやってきた人物はいましたし、その多くが学者だったので学問の盛んな地域であることがうかがえます。今回はスメール編の導入ということで、まずは登場キャラクターの顔見せと地域の設定などを見せるところから始まるわけですが、「あーはいはい、紹介って感じね」みたいに油断していたら、えらい展開が待っていました。こいつはどえらいぜ。

▲こんな記事読んでる暇があったらPVでも見た方がいいな!

で、どんな展開だったのかというと…、ネタバレになるから何も書けないんですよね。それ書いちゃうと台無しなので。旅人のみなさんにおかれましてはネタバレを食らう前にぜひとも体験していただきたいところです。とはいえ、そもそもこういう書き方をした時点で「ネタバレになる何かがあるんだ」という意味である種の”ネタバレ”をしてしまうわけで、どうしたらいいんだコノヤロウ。ああいう展開は不意打ちのサプライズこそ至高ですからね。実際ボクも「まさか『原神』でこういうシナリオやるとは!」という驚きが、今こうしてキーボードを叩く原動力になっているわけですし。

じゃあ書くなよと思われるかもしれませんが、何も書かずにいたら早晩ネタバレ全開で語る人がバズったりするのを見ることになるわけじゃないですか。それはそれでなんか腹立ちますし、だからなんか書いておこうと思った次第です。いや、こんな記事がバズるとは思ってないですけども。

というわけで、この記事には中身がないです。

でもちょっと紹介させてください

▲スメールシティ全景。でっかい樹のようですが住んでる人の暮らしぶりは最新鋭です。

中身はないですが、ふわふわの外枠だけでも紹介しておきましょう。ふわっふわのアウトラインです。

スメールは知恵の神の国だけあっていろいろ進んでいます。森の国でもあるので、弓矢を持ったレンジャーたちが自然の中で暮らしていたりしているわけですが、首都スメールシティでは「アーカーシャ端末」と呼ばれるネットワーク端末を導入した暮らしが実現されており、強烈なコントラストになっています。

アーカーシャとは先代の草神が残した遺産で、アーカーシャ端末を使うことでその知恵にアクセスできるというもの。端末自体は木の葉のように小さく、装着すると耳のところがちょっと光る。情報へのアクセス方法は頭で考えるだけで、あとは必要な知識が頭の中に流れ込んでくるようです。なんと便利な。そんな端末が住人だけでなく街を訪れる人なら誰にでも配布されているのがスメールシティなのです。ほええ。

▲AR版スカウターみたいな「アーカーシャ端末」。機能だけみると「1つください」って気持ちにならなくもない。

とはいえ、これを聞いて「わぉ、便利そう!」…なんて思わないですよね。むしろ嫌な予感しかしません。進んだ文明の都市において無償で配られる便利な道具…、定番のトラップです。ボクだったら即座にお断りして全力で逃げます。でもこういうのってファンタジーというよりもどちらかというとSFの領分ですよね。(もちろんファンタジーでもあったりするのでしょうけど) 表向きは便利で平穏な暮らしに見えるけど真相を知ると…、みたいなやつ。あるある。

今回のシナリオで驚かされたのがここで、真相に迫っていく展開がめちゃくちゃ面白いんですよ。まさか『原神』でこんなを体験することになるとは。アレみたいとかコレみたいとか、同系統のいろんな物語からの影響をバリバリ感じられるので最高です。むしろ今回のシナリオをやってほしいのはSF好きかもしれません。あの作品とかこの作品とか好きな人ならキュンキュンくるやつ! でもその作品名を書いてしまうとネタバレになるやつ! …どうしろと。

シナリオ全振りのシナリオ

▲印象的なキメキメ構図も多くて大変よいです。

もう1つ驚いたのがこのシナリオを見せるための割り切りっぷりです。『原神』はオープンワールドのアクションRPGですが、今回のシナリオ、佳境に入ってからはスメールシティの内部のみで進行することになります。あちこち探索するとか敵と戦うとかほとんどナシ。もうアドベンチャーゲームのような作り。オープンワールドとは…?みたいになるかもしれませんが、これはこれで正解だったと思います。

なんせ先を見たくてたまらないシナリオになっていますからね。合間合間に余計なおつかいとか挟まれたらそれこそストレスです。シナリオを見せるためにそれ以外の要素をバッサリ切る。思い切ってますがこれは英断だと思います。むしろここまで切っていいんだ、という感覚にすらさせてくれました。このシナリオを見せるなら最適な見せ方はこう!と決まったら本来ゲームのメインであるバトルも探索もバッサリ切れる。すごいな『原神』! もともと『原神』っていろんなジャンルのいろんな要素をブチ込んでいくゲームではありましたけど、今回のようにシナリオとその見せ方だけでグイグイ引き込んでいくようなやり方もできちゃうんだなと驚かされました。

▲ナヒーダさんの1日も早い実装をお待ちしております。や、早すぎても石が足りないのでちょっと待ってください。

早く行こう、スメールシティ

そんなわけで『原神』のスメール編、まだ始まったばかりなのにいきなりすげえのを見せられて嬉しい悲鳴を上げております。全旅人はすぐにやりましょう。正直この記事でさえもサプライズを軽減してしまう可能性があります。すぐにやりましょう。まだテイワットに行ったことのない、これから旅人になる人にとってはネタバレを避けつつ3つの国を踏破してスメールまで辿り着くのは火蜂の弾幕を避けるより厳しそうですががんばってください。以上です。

▲全然関係ないけど急に早口になるコレイさん、かわいいですよね。

うん、ここまで書いてみたけどやっぱり中身がないぞ。やったぜ。ピ───。