今から始める『BLUE PROTOCOL』(23年12月)

正式サービス開始からそろそろ半年を迎えようという『BLUE PROTOCOL』、この度いよいよ家庭用ゲーム機でも遊べるようになります。2023年12月13日17時より、PS5とXboxでサービスが開始されるようで、クロスプラットフォームにも対応とのこと。めでたいですね!

というわけで、今回は現在(23年12月)の『BLUE PROTOCOL』がどんな感じのゲームなのか、紹介していきます。この半年間でけっこう変わったところもあるので、そういった変更点も含めて書いていきましょう。なので、これから始める人はもちろん、もうログインしてないけどこれを機に復帰してみようかな?という人の参考になれば幸いです。ちなみに、ボクはクローズドαテスト時代からのプレイヤーです。(古参アピール)

公式サイト:https://blue-protocol.com/

『ブルプロ』ってどんなゲーム?

▲旅立ちの地アステルリーズもクリスマスムードになってます。

『BLUE PROTOCOL』はバンダイナムコ製のオンラインアクションRPGです。基本無料でガシャがあるやつです。ガシャの中身は衣装などの見た目に関するものがメイン。なので、いわゆる”課金圧”は低め。とはいえ、ガシャが更新されるたびに新たな衣装で着飾った人たちを目にすることになるので、欲望は刺激されやすいかも。衝動で財布の紐が緩みそうです。

ゲームは、アニメ調のビジュアルが特徴で、キャラクターメイクあり。かわいくorかっこよく着飾ったキャラクターを操作してフィールドを駆け回ったり、グリグリ動かして戦ったり、といった感じです。ストーリーもかなり凝った作りで、カットシーンなどはさながらアニメのよう。なのでストーリーだけを目的にプレイするのも全然アリだと思います。ただ、メインストーリーの更新は今のところ1回のみ。このままだと4か月に1回という更新ペースになりそうなので、ちょっと遅めかも。

▲アニメのようなカットシーンは見応えあり。プレイヤーキャラもしゃべるよ!

オンラインゲームとしては、街中やフィールドなど、そこらじゅうを他のプレイヤーが走り回っているタイプです。街を歩けばあちこちからテキストチャットが流れてきたり、狩場に行けば自然と共闘になったり、そんな感じです。とはいえ、コミュニケーションは必須ではないため、ソロの人も安心。かくいうボクもずっとソロですが問題ないです。あ、もちろんチームを組んだりしておしゃべりしながらプレイするのも楽しいと思います、たぶん。しらんけど。

ソロといってもミッションでは他プレイヤーと共闘します。ミッションというのは、ダンジョン的なところで敵を蹴散らしながら進み、最後に待ち構えているボスを撃破!というアレです。メニューからマッチングして開始し、6人での共闘になります。コミュニケーションは不要…というか、そもそもミッション中はテキストチャット不可だし、クリア後は即解散なので無言が基本。なので気軽にやれます。やったぜ。

▲なんだか楽しげですが、無言でサラッと流してるだけだったりする。

ログインして日々やることといえば、経験値を稼いだり素材を集めたりミッションを周回したり…。なんかもう00年代のネトゲを彷彿とさせるくらいで、もはやノスタルジーすら感じてしまいます。といっても、さすがにあの時代のような”マゾさ”はなく、ゆるく遊べる内容になっています。さすがにね?

『ブルプロ』の生活はこんな感じ

最初のうちはストーリーに沿ってクエストを進め、行き詰ったら武器などを用意する……といった流れになります。ストーリーで貰える経験値が多いため、レベルは自然と上がっていくと思います。また、サブクエストやアドベンチャーボードなど、やることはモリモリ増えていくので「やることが多い!」ってなるでしょう。マジで序盤はやることがドカドカ降ってきます。

▲レベルを上げ終わってからもまだまだやることあります。やることがあるのはいいことだ。

デイリーな日々

気になるのは、そのへんが終わった後のことですよね。やるべきことがある程度終わったら、継続してプレイする人用に何があるのか。1つはデイリークエストやウィークリークエストなどで、多くのゲームに存在する”いつものやつ”です。日々やることといえばやはりコレですね。これらのミッション報酬で重要なのはシーズンのポイント。シーズンパスについては後述しますが、シーズン報酬のために継続プレイ、というよくあるやつです。

そうなると気になるのは、そういったデイリークエストにかかる時間でしょう。日々どのくらいの時間を吸われるのか? というと、デイリーだけなら15~20分程度(ミッション1周+αくらいを想定)なので、忙しい現代ゲーマーにも安心。そもそもデイリー・ウィークリークエストをクリアしたことにするチケットなんかもありますので、しんどい日は1分でログアウトしてOK。ありがたや。

▲デイリーはミッション1周すればだいたい終わり。なので意外と時間をとられません。

限界を突破せよ

もちろん、それ以外にもキャラクターを強化するためのあれやこれやが存在します。これまでは武器やイマジン(装備品的なやつ)をクラフトするための素材集めが主でしたが、現在はミッションの周回がメインになっています。というのも、ミッション中の宝箱ドロップ率が大幅に上昇したためで、武器やイマジンは直ドロップで入手するものになりました。クラフトの価値が大幅に下がってしまったのですけど、宝箱がポコポコ落ちる方が個人的には楽しいと感じています。やっぱ直ドロだぜ。

▲めちゃくちゃドロップ率の上がった宝箱。当たり前のように落ちます。

さらに、同じ武器やイマジンを重ねることで強化する「限界突破」が追加されたこともあり、ますますミッション周回に傾いてます。といっても、直にドロップしないもの(主にBイマジン=召喚するやつ)もあるので、素材集めをしなくてよくなったわけではありませんが……。特にBイマジンの限界突破は大変。おかげさまでネームドモンスターの時間湧きスポットは行列ができる大繁盛っぷりです。うーん。

▲Bイマジン限界突破のために時間湧きネームド前で待機する人々。誰もいないよりはいいけれど…。

最近の変更点と現在の環境

次に正式サービスから半年が経った現在の環境について。宝箱ドロップ率の上昇とそれに伴う変化の他にもいろいろ変わっています。

特に大きな変更点としては、セットできるスキルが4つから8つに増えたことです。本作のスキルはクールタイム制なので、もともとスキルをガンガン回していくバトルだったのですが、使える数が2倍になったことで、よりいっそうスキルバカスカ撃ちまくりバトルになりました。これは楽しいですね。ただ、プレイヤーの火力が爆上がりした代わりに一部の敵の耐久値も爆上がりしており(最新の上級ミッション)、難易度はちょっと上がってしまった印象かも。というか、上級下水のみ極端では…?と思わなくもない。

▲難易度が急上昇した最新の上級ミッション。失敗も珍しくないほど。

他にも細かな改善点は多くあり、地味で目立たなくとも着実に良くなっている印象です。たとえば、アドベンチャーボードの撃破数などが累計カウントになったこと。ボードの仕様についてはまだまだ改善の余地があるとは思いますが、それでも累計でカウントしてくれるだけでかなりストレスが軽減されました。あとマウントイマジン(乗り物)の改善。乗ったままでも採取できるようになったり、ダッシュに必要なゲージの消費が軽減されたり、こちらもどんどん良くなってますね。今後も期待できそうです。

ただ、いろいろと追加されたことで発生している問題もあります。たとえばマッチング。ミッションがどんどん追加されていったことで、過去のミッションをやろうとしても人が集まりにくくなってしまっています。相変わらず最新のミッションなら秒でマッチングするのですが、過去のミッションだと10分以上も待たされたり、そもそも集まらないことも。過去のミッションにも何かしらの価値があればいいのですが……。とはいえ、家庭用リリースを機にしばらくは賑わいそうですし、始めるなら今!だと思います。

▲今でも即30人集まるレイドバトル。時間帯が限られているからでしょうか。

まだまだなところも

とはいえ、まだまだ痒いところが残っているのは事実。いろいろあるんですけど、やはりUIですね。個人的にはαテスト時代から見ているので、ずいぶんと良くなったと感じてしまったりするのですが、冷静になると「やっぱこれはないな…」ってなることも珍しくありません。ボタン配置などの見た目だけでなく、挙動や画面遷移などにも統一感がなかったりしますし。増改築を繰り返したゲームにはありがちかもしれませんが、ブルプロはまだ半年やぞ…? いやαテストからだと4年ですけど。

▲αやβテスト時代からすればかなりスッキリ整理されたメニューですが…。

ちょっと気になるのは、家庭用ゲーム機でやることになると、ゲームパッドのみでの操作になる、ってことです。あのメニューをパッドのみで……? それはちょっとしんどいんじゃないかな…と。ボクは普段、アクションはパッド、メニュー操作はマウス、と使い分けています。なぜならメニュー操作がパッドだとやりにくいから。とはいえ、十字キーによるメニューカーソル移動やL/Rボタンによるタブ切替など、一応パッドのみでもできないことはないです。そのへんは慣れの問題かもしれません。え?アドベンチャーボードの各課題の確認? それはマウスでも面倒です。

▲いくら改善されても1つ1つの課題を確認するのが面倒なことに変わりはない。

ちなみに、先日実施されたユーザーアンケートでは、UIについての項目が別途用意されているくらいだったので、運営側もUIについては問題を自認しているようです。なので、改善する意思はあるのでしょう。でももうすでに半年もプレイしているわけで、慣れたものを変えられたらそれはそれで文句が出そうな気がしないでもない。人間ってのは厄介だぜ。ともあれ、運営がんばれ。超がんばれ。

あとは不具合ですね。残念ながらいっぱいあります。とはいえ、正式サービス開始当初にあったようなクリティカルなものはだいたい片付いたかな? でも、不具合が直ったと思いきや別の不具合が…みたいなことはこの手のゲームには付き物。マジで大変そうです。運営がんばれ。超がんばれ。

これから始める人へ

キャラクターメイキングについて

ゲームを始めるとまず迷うのがキャラクターメイキング。ここで時間を使って大いに悩んでいただいて結構なのですけど、一応言っておくと後からでも変更できるようになっています。ただし、基本有償のチケットが必要です。(ゲームを進めれば1枚は貰える) ついでに言っておくと、このチケットを使わなければ選択できない髪型や瞳などのパーツも多数あります。なので、そのつもりで悩みましょう。

▲キャラクターの見た目を変更できる「エステ」 どんどんパーツも増えてます。

クラス選択について

それからクラスの選択。これも迷うでしょうけど、武器を変更するだけでいつでも変更可能なので、好きなのを選んじゃってOK。現環境ではストーリークエストの経験値がデカいため、最初に育てるクラスは楽々レベルアップできるでしょう。でも、2つ目のクラスを鍛えようとすると、フィールドにおけるザコ狩りが必要になってくるため、急に大変になったりします。

ちなみに、フィールドにおける狩りは遠距離職が圧倒的に楽です。なので、クエスト報酬の経験値は近距離職の注ぎ、フィールドにおける狩りは遠距離職を出す、というのがオススメ。といっても、別に全部のクラスを鍛える必要はないので、好きなのを使うのが精神衛生によろしいかと。各クラスの強さも気になるところでしょうけど、今のところそこまで極端な差はないです。見た目やプレイ感で好きなのを選びましょう。

▲フィールドでの狩りは遠距離職が圧倒的に楽。

経験値稼ぎや素材集めについて

経験値や素材を稼ぐためにフィールドなどでザコ狩りをすることになるのですが、その際に利用したいのが「今すぐパーティ」機能です。ONにすると近くにいる人と自動的にパーティを組んでくれます。便利! ソロの人にとってはちょっと怖いかもしれませんが、今すぐパーティにおけるパーティは基本的に無言で入って無言で抜ける感じです。マジ気楽。なので、どんどん活用しましょう。パーティでやった方が圧倒的に稼げますからね。

シーズンパスについて

なくても問題ないけどあると何かとお得なシーズンパス。有償プランに入るかどうかはどのゲームでも迷うところでしょう。『ブルプロ』のシーズンパスについて言えることは「買うなら早く買え」です。というのも、シーズンポイント用の追加クエストがログイン回数とかデイリークエストの消化数とかだからです。後から買ってもポイントが稼げず、まったくお得じゃなくなります。ちなみにシーズンパス特典の追加クエストというのはデイリー・ウィークリークエストと被っているので、やることが増えたりはしません。いつも通りのプレイ時間でよりポイントが稼げるようになる、という感じです。ワァォお得!

▲クリア済みで見づらいですが、左に金色のラベルが有料ズンパス特典。

それからもう1つ重要なのは、「シーズンランクを上げることで次回シーズンパスを購入できるだけのローズオーブ(ガシャ石)が手に入ること」です。正確には、シーズンパスは180石なのですが、シーズンパス報酬だけで210石が入手できます。つまり、1度シーズンパスを買って毎日ゲームをプレイしていれば、次回以降ずっと無料です。なんてこった。ちなみに、前シーズンまではシーズンパス2割引きチケットが5つ手に入る仕組みでした。(つまり10割引き!) それが今シーズンからガシャ石に置き換えられたようなのですが、こっちの方がお得ですよね。だって石だもの。

おいでませアステルリーズ

そんなわけで、家庭用リリースを前にした『BLUE PROTOCOL』の紹介でした。オンラインゲームとしてはややノスタルジックな部分もあり、それでいて最新の美麗なビジュアルと現代的なゆるめのコミュニケーション、これらが合わさって居心地のいい世界を作り出しているように感じています。特に00年代のネトゲを経験したボクのようなゲーマーにはちょうどよい湯加減です。正式サービス開始から半年、まだまだ不満な点もありますが改善もどんどん進められているため、今後にも期待できそうです。……期待していいよな?な?

ともあれ、意外とゆるく続けられるオンラインゲームなので、気になった方はこの機会にぜひプレイしてみてください。アステルリーズでボクと握手!……は、しなくて結構ですので、向こうで見かけてもそっとしておいてください。それでは、ともに惑星レグナスを救いましょう。

▲アステルリーズでは皆さまの来訪をお待ちしております。