7つの迷宮を踏破してストーリーはひとまず終了したけれど、そこから流れるように追加されるダンジョンの数々。やらないわけにはいかないだろうと挑んでみたものの、クリア後のやり込み要素だけあってめっちゃキツイ展開が待っていました。
クリア後のやり込み要素はそのときの気分次第でやったりやらなかったりするボクですが、『世界樹と不思議のダンジョン』についてはやる方向で進めています。というのも、ストーリークリアではさっぱりクリアした気になれないのですよね。ネタバレなので詳細は書きませんが「これ全然解決してませんよね?」的な結末なわけでして。
そんなわけで、クリア後に追加されるダンジョンから、まずは第8、9迷宮を踏破。「世界樹」でおなじみの三竜の討伐にも挑んでみました。いやー、あちこちでささやかれている「クリア後が本番」という言葉が身に沁みます。
前回のプレイ日記はこちら。
クリア後に牙をむく不思議のダンジョン
ローグライクな「不思議のダンジョン」を4人パーティで攻略できる本作は、ランダム性の強さにも関わらず、比較的安定して進行できるような気がします。パーティの構成に自由度をもたせるため、難易度はやや控えめになっているのかもしれません。しかし、それもストーリークリアの第7迷宮までの話。
第3迷宮まではチュートリアルで、第7迷宮までは基礎編とするならば、第8迷宮以降はまさに応用編。クリア後に追加される第8迷宮からは難易度が一気に上がります。敵の強さやダンジョンの広さだけでなく、罠や敵のスキルの種類が増えていやらしさが格段にアップしているのです。
たとえば、こちらの装備の強化値を下げてくるスキルとか。もちろん、下げられた強化値はダンジョンから出てもそのまま。「未強化だから何ともないぜ」と思っていたら、しっかりマイナスされてて泣きました。
強化値の減少を避けるために必要なメッキの巻物も第8迷宮以降でなければ入手できないため、頭封じやスキル封じのスキルを活用することになりますが、結局は祈るしかありません。やめて、マジやめて。
D.O.Eもモリモリ出てきます。第5迷宮以降はかなりの数のD.O.Eが湧いてくるので、そこまで差があるわけではありませんが、でもやっぱり増えているような気がします。
砦の前の部屋に3体のD.O.Eがひしめく図。かかってきなさい、ただし1人ずつだ!と言っているにも関わらず…
同時に攻め込んでくる2体のD.O.E。しかも大型。砦の防衛隊と探索本隊の2パーティで共同戦線を敷いての戦いに。大型のD.O.Eは攻撃無効のバリアを解くために2種類の状態異常を通さなければいけないため、大変です。大変でした…。
個人的にD.O.Eとの戦いよりもキツイと感じるのが深層における敵のパワーアップ。クリア後のダンジョンだけでなく、本作のダンジョンは深い階層になればなるほど、同じ敵でも強化されていきます。さっきまでワンパンで倒せていたザコ敵が、見た目も名前も同じなのに、パーティ全員で袋叩きにしてもビクともしないくらい強くなります。
敵の硬さや痛さもさることながら、1番つらいのは命中率の下がりっぷり。もともと命中率の高いゲームではないようですが、クリア後ダンジョンの深層ではめちゃくちゃ低く感じます。もうね、全然当たらない。当たらない方が当たり前なくらいミスの連発。そんな状況で無情に下げられていく武器の強化値をみて「やめろォ!」ってなるわけです。
こんなふうにいうと「それは楽しいのか?」と疑問に思われるかもしれません。実際かなりつらいです。しかし、ランダム性に生み出されるドラマチックな展開こそがローグライクの本懐というものでしょう。いやらしさを増せば増すほどドラマも発生するわけです。いまのところ、強化値が下がるばっかりですが。
金欠が解決しても買うモノがない現実
前回のプレイ日記で、本作はとにかくお金が足りず、ずっと金欠であると書きました。ミッションやクエストで稼いだお金を街の発展に投資しなければならないため、手元にお金が残らなかったのですよね。街のリーダー・マガン氏から受け取った金をそのまま街に投資するというマネーロンダリングが繰り返されていたわけです。
しかし、そんな汚い金を転がす日々も終わりをむかえます。すべての施設が最強に強まったためです。もうこれ以上の投資は必要なくなりました。稼いだ金はすべてボクのものです。やったぜ。
冗談はさておき、実際のところ、施設の拡張が終了するとお金がかなり貯まるようになってきます。貯まったお金で何を買うかといえば、やはり装備品ですよね。強力な装備品で身を固めでブイブイいわすぜ!と意気込んで商店に向かうものの、そこで目にするのはグレーアウトされた商品リスト。
装備のための素材が足りないんですよ、圧倒的に。どうしてこんなことに…というと、高級で高性能な装備品は大抵D.O.Eのドロップ素材が含まれているからです。しかも1つではなく複数必要なので、なんとなく進めているだけでは素材が集まらないわけです。
とはいえ、「世界樹」のF.O.Eのように避けることもなく、D.O.Eは倒しながら進んできたはずなのですが、この状態。ううーん、つらい。仕方ないから素材を落とすD.O.Eを狩りにいくと、お目当てのD.O.Eがなかなか出てこないというジレンマ。しかも倒しても必ず素材を落とすわけでもなく、まるでどこかのネットゲームをやっているかのようです。
結局、手に入った装備を強化しながら使うしかないわけですが、敵が強くなるダンジョンの深層では火力不足に泣かされまくりです。命中率が低い中、やっと当たっても雀の涙のダメージ。バトルが長引くと強化値を下げるスキルを食らう確率も高まるわけで、泣きっ面に蜂です。もう涙も出ません。
お馴染みの三竜の潜むダンジョンへ
泣いてばかりでも仕方がありません。そんなボロボロの状態でも第8、9迷宮は踏破できました。なんだかんだでちゃんとクリアできるようになっているのだから、そもそも泣くほどのことではなかったのかもしれません。次なる目的地として、三竜のダンジョンです。
クリア後に追加されるクエストで「世界樹」でお馴染みの三竜が登場します。それぞれ専用のダンジョンが用意されており、クエストを受けると入れるようになります。まずはクエストのリストで1番上にあった赤竜のダンジョンから挑戦してみました。
赤竜のダンジョンはクリア後ダンジョンなので難易度は第8、9迷宮と同じように厳しい難易度であるものの、階層はそれほど深くありません。13階でボスという、やや短めの構成です。メインはやはり竜との戦いということでしょうか。最下層に到達した勢いでそのまま赤竜に挑んでみました。
三竜といえば「世界樹」でもクリア後に挑む強力なボスで、ガチガチに対策を固めてから挑まないと返り討ちにあうほどの強さが印象的でしたが、今回はそこまでではないようです。アイテムを投げて状態異常にかけまくり、パラディンの盾スキルで防ぎながら叩く、という、いつもの戦術がそのままハマって赤竜を撃破。
「なんだ全然イケるじゃん」と調子にのってそのまま氷竜にも挑んでみました。こちらも赤竜のダンジョンと同じく短めの構成でボスまではすぐにたどり着けました。赤竜と同じ、いつもの戦術で挑むものの、結果は惨敗。
こちらがダメージを奪う前に痛い攻撃をもらいまくったせいで守勢にまわることになり、TPは枯渇、アイテムも尽きてもう死ぬのを待つだけ、みたいな状況に追い込まれました。「これはもう無理だな」と判断したボクは、もう深夜だったので明日再挑戦しようと電源を切ってしまいました。…そう、電源を切ってしまったのです。
翌日、アスラーガに戻ったボクを待っていたのは装備品を剥がされたパーティメンバーでした。全滅した場合も装備品を失いますが、そのときは1人につい1つだったはず。今回は1人につき2つの装備品が消えていました。もちろん、アイテムと所持金もゼロです。やってしまったわけです。
ただでさえしょぼい装備をチマチマ強化して戦っていたというのに、その装備すらゴッソリ失った我がギルドの明日はどっちだ! 続く(はず)。