【River City Girls】和洋折衷の「くにおくん」でドット絵を堪能した週刊ゲーム日記

今週は『River City Girls』をプレイ。本作は「くにおくん」のスピンオフで、くにおとりきのガールフレンドの2人を主人公に据えたゲームとなっています。開発は「シャンティ」シリーズを手掛けるWayForwardで、ぬるぬる動く上にめちゃくちゃキュートなドット絵が最高です。これだけ見た目が違うのにプレイしてみるとなかなかどうして「くにおくん」。ゴミ箱や人間を持ち上げてブンブン振り回していると「くにおくん」だなぁと思えます。

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違っているのは見た目だけではありません。日本語に対応しているものの音声は英語のみとなっており、セリフのノリもややアメリカンな空気になっている印象です。また、舞台も日本のはずなのですが、高校というよりハイスクールな感じだったり寿司屋というよりSUSHI屋だったり、こちらもやはり向こうの人が作った感があります。といっても、胡散臭いハチャメチャジャパニーズ観というわけでもなく、むしろかなりわかっているところにちょいちょいアメリカンが挟まれているので不思議な空気になっているのかなと思わなくもない。

日本とは思えない寿司屋のラインナップだが注目すべきは天ぷら。日本人はコレを天ぷらとは言わないはず…

いずれにしても「くにおくん」の海外製スピンオフとして納得の内容になっている感触です。緩めのコンボ要素があるのもナイス。ただ、ちょくちょくコンボを否定してくるような敵が混ざってくるなど、ストレスを感じるポイントもあるのですが、そういうところも含めて「くにおくん」かなぁと。とはいえ、原理主義者の方々がどう感じるかは…ちょっとわかりかねますけれど。間違いなくオススメできるのはドット絵好きの皆さま。動画を撮ってコマ送りをしながら表情の細かい動きを堪能できます。マジですごいぜ。

何気ない技も豊かな表情が描かれているので見ていて飽きません。かわいい。