マルチプレイ対戦のゲームモードの中で、個人戦となるFree For All。リスポンがランダムだから運ゲー? いやいや、諦めるには早い。
Free For All(FFA)は個人戦なので気楽に遊べるゲームモードだ。チーム戦では、チームメイトの足を引っ張ってしまわないか、と不安になることもあるけど、個人戦なので気にすることもない。そんなわけで初心者にもオススメできるモードだ。
しかし、個人戦であるが故、リスポン位置が定まらず、どこに敵が潜んでいるのかが読みにくい。ちょっと歩き回ればあっちからもこっちからも撃たれてしまう。生まれて3歩歩いただけで背中を撃たれてしまうことも日常茶飯事だ。
ランダムなリスポンだから、結局は運ゲーでは?と思われるかもしれない。でも本当にそうなのだろうか。勝ってる人は安定して高いスコアを残し続けているし、反射神経で出たとこ勝負だけで勝ち続けることができるとは思えない。
まずはFFAにおけるリスポンのシステムを考察してみよう。
完全なランダムではないリスポンのシステム
マップ上でリスポンできる場所はある程度決まっている。実際にリスポンする場合、いくつかのリスポン地点から1つが選ばれ、出撃していくことになるのだ。
選ばれるリスポン地点は、実はまったくのランダムというわけではない。シアターモードで上空から俯瞰していると、なんとなく見えてくるかもしれない。
まず、自分を倒した敵の近くが選ばれることが多い。さっき倒したばかりの敵が、自分の背中を撃ってくることが多いのは気のせいじゃない。
次に、誰かの視界内がリスポン地点になることはない。絶対ではないが、視界内に突然誰かが出てくる状況は意図的に避ける作りになっていると思われる。そのため、ずっとリスポン地点を見ていても、そこから敵が沸いて出てくることはない。
以上の2点を合わせて考えてみよう。たとえば、自分を倒した敵の近くがリスポン地点の候補になるわけだが、そこを別の敵が見ていたら、さらに別の場所が候補になっていく。敵の近くに誰も見ていない場所がない場合、かなり遠くに飛ばされたりする。
では、この「リスポンの癖」を考慮しつつ、スコアアップを狙うならどう動いていくか、考えていこう。
狭い範囲を制圧し続けよう
チーム戦とは違い、全員がバラバラに動くFFAでは戦況がつかみづらい。あちこち歩き回っても出たとこ勝負になってしまい、安定したスコアは稼げないだろう。
なので、まずは行動範囲を絞ってみよう。マップStand Offを例に説明したい。
オレンジで囲った場所はおおまかなリスポン地点。もちろん、マップ全体では他にもリスポン地点が存在している。
緑で囲ったあたりに行動範囲を絞ってみよう。見ればわかるように、ここは2つのリスポン地点に挟まれている。この範囲にいる場合、倒した敵はAかCでリスポンすることが多くなる。倒された敵は、さっき自分をやった敵(=自分)が近くにいることを知っているから、こちらへ向かってくる可能性が高い。狙い通り向かってきたら、あとは返り討ちにしてやるだけだ。
敵があまり来なくなったり、遠くにリスポンさせられたりしたら、この範囲だけにこだわらず、また別の場所で同じように行動すればOK。FFAの勝利条件はいち早く30キルすることなので、あまり消極的な動きになりすぎないように注意したい。移動をする際は背後に注意しながら歩くor走ること。シアターや動画でうまい人のプレイを見ると、ちょくちょく後ろを確認しながら移動しているのがわかります。
行動範囲を絞る場所だが、マップの外周付近がベスト。撃たれる方向は少しでも減らしておきたい。
さて、次は装備についても考えてみよう。
設置できる装備品を持っていこう
個人戦なので背中を守ってくれる味方はいない。けど、背中を守ってくれる道具はある。キルができるとは限らないけど、背中の安全装置として、何か1つは持っていくことをオススメしたい。
まず、ベティ。起動してもしゃがむだけで回避されてしまうカワイイやつだが、キルできなくても価値があるだろう。起動音が聞こえたり、破壊されたりしたら、近くに敵がいるということがわかる。もちろん、キルができれば儲けものなので、どんどん設置していきたい。ただし、ブラックハットによるハッキングにだけはご注意。
次にクレイモア。起動を見てから回避はできないので、ベティよりも殺傷能力は上。ただし、探知範囲が1方向なのと、けっこう目立つので、設置場所に気を使う必要がある。解除可能Lvが遅いのが難点。
そしてショックC。ベティやクレイモアに比べると小さく、銃で破壊するにはちょっと手間取るのが利点。これだけではキルできないのが難点。
うまく設置しておけば、これらの装備品は敵がやってきたことを知らせてくれる。ケチらずにどんどん使っていきたい。
チーム戦とは少し違ったカスタムを
Perkについて。まず、チーム戦で有効なゴーストはあまり有効ではないだろう。UAVの飛ぶ頻度が低く、飛んだとしても恩恵を受けているのは1人だけだからだ。フラックジャケットやエンジニア、T-マスクなどは、上述の装備品を対策する上で非常に役立つ。出会い頭の撃ちあいに備えてタフネスやデクスタリティも有効。
武器について。チーム戦と変わらずサプレッサーが有効なことは変わらない。リロード中の無防備な状態をサポートしてくれる味方はいないので、ファストマグや拡張クリップの重要度が上がっている。対空目的のランチャー類の重要性は下がるので、常に背負っておく必要はないだろう。ただし、ステルスヘリやエスコートドローンなど、強力なスコアストリークが呼ばれてしまうこともあるので、ランチャーを含んだカスタムを最低1つは用意しておこう。
えっ、ハンドガンでボコボコにされた?大丈夫、このゲームのハンドガンは強いから…ね?