レトロスタイルでドット絵な海外製インディーゲームは数多くありますが、この『Aegis Defenders』は日本人ならひと目見ただけで「あっ!」となること間違いなし。ビジュアルやだけでなく荒廃した世界観も「ナウシカ」の影響を感じさせます。
何度目だナウシカ。いや何度もないですね。KickStarterやGreenlightのインディーゲームでファミコンやスーファミ風の2Dアクションはよく見かけるのでそんなに珍しいものでもなくなりましたが、このビジュアルと世界観は見逃さずにはいられません。
Aegis Defenders – Official Kickstarter Trailer – YouTube
大きな戦争により人々のテクノロジーは後退してしまった荒廃した世界。青い服の少女と茶色いフードで白ヒゲのじいさん。巨神兵の残骸。日本人なら思わず「風の谷のナウシカ」を思い出さずにはいられないでしょう。開発者も「Miyazaki-inspired」と言っているので、とっても素直でストレートなリスペクトですね。
青い服の少女Cluはハンター。動物を守ったりするわけではなく、強力な銃を駆使してバリバリ撃ち倒すようです。茶色いフードのおじいさんBartはエンジニア。タレットやドローンを制作して戦います。剣ではなくハンマーが彼の武器です。
これだけ色濃く「ナウシカ」色が出ているので、開発者はさぞジブリ好きなのだろうと思って公式サイトのブログを追ってみると、ステキなアートワークがたくさん掲載されている中にこんなイラストが。どうやらジブリだけでなく日本のアニメやゲームが大好きなようです。このラインナップは思わず無言でサムズアップしてしまいそうになりますね。
『Aegis Defenders』は2Dサイドスクロールのアクションゲーム。キーフィーチャーとして、「探索」「ビルド」「ディフェンス」の3ポイントを掲げています。
「探索」は文字通り、Elamの世界を探索します。危険な野生動物やロボットなどと戦いながらさまざまな場所を進む、オーソドックスな2Dサイドスクロールアクションって感じですね。
「ビルド」はキャラクターの育成とカスタマイズをするRPG的要素です。レベルアップにより新たなアビリティーを習得していけるようですね。初期クラスとしてハンターとエンジニアが用意されており、ストレッチゴールの達成次第でモンクとアサシンが追加される予定だそうです。
「ディフェンス」は全方向から襲ってくる敵から身を守りながら立ち向かうタワーディフェンス系のバトル。2人のキャラクターを切り替えて操作しつつ、タレットなどの設置を駆使して左右から襲来する敵を蹴散らしていく内容になっています。
『Aegis Defenders』はKickStarterで資金の募集をスタートしており、期間を30日以上残した状況ですでに藻苦情金額の30%にあたる$20.000を突破。かなり好調な滑り出しと言っていいんじゃないでしょうか。出資は$5コースから用意されていますが、リワードとしてゲーム本体を受け取るには$15から。βアクセス権は$40コースですね。
Aegis Defenders by GUTS Department — Kickstarter
尚、現在設定されているストレッチゴールだと、ローカルCOOPモードの実装は$125,000と目標金額の2倍近くに設定されており、なかなか遠いところになっています。オンラインについては今のところ予定になさそうです。
SteamのGreenlightにも登録済み。すでにコメント欄が賑わっており、選出に期待がかかります。
Steam Greenlight :: Aegis Defenders
『Aegis Defenders』はPC、Mac向けに2015年冬にリリース予定となっています。PS4やWii U向けはストレッチゴール次第のようです。印象深いビジュアルや世界観だけでなく、ゲームの内容もよさげなのでまた気になる1本が増えてしまいました。
公式サイト:Aegis Defenders – Home