【Hades】レビュー

最近になってクリアできたのでレビュー。といっても、ずっとプレイし続けていたわけではなく、久々にやってみたらクリアできたんですよ。そういうの、ありますよね。で、1度クリアできた後はそこそこ安定してクリアできるようになったので「完全に理解したわー」と調子に乗っていたのですが、剣を選んだらザコ死したので筆者の腕はその程度とご理解ください。ともあれ、『Hades』はムズかしいけれども噛めば噛むほど味の出るスルメゲーでした。

ちなみに今回プレイしたのはPC版。なので英語版なのですが、キャラクターの台詞はまだしもアップグレードの説明も全部英語なので苦手な人はしんどいかも。といっても数値と単語を追うだけでも割となんとかなっちゃったりしますけども。今後リリース予定のSwitch版では日本語対応されるとのことなので期待しましょう。

※2021/04/22追記 Steam版にも日本語が追加されました!

冥界の底から地上を目指せ

『Hades』はその名のとおり、ギリシャ神話を舞台としたストーリーになっています。主人公は冥界の神・ハデス…ではなく、その息子のザグレウス(Zagreus)。下のスクリーンショットでデスクワークをしているのがハデスです。訪れる死者の列を相手に閻魔大王みたいな業務をやっています。

ザグレウスは母親に会うため、冥界を抜けて地上を目指します。冥界の底から地上へ向かうことになるため、ミノタウロスの”後”がラビリンスになっていたり、地獄の番犬・ケルベロスが最後の出口の手前にいたりするのがおもしろいですね。また、ギリシャ神話でお馴染みのゼウスやアテナといった神々との会話も多く、テキストはかなりのボリュームになっています。

死んで強くなれ

『Hades』はいわゆるローグライクな見下ろし型のアクションとなっています。ゲームの流れは、各部屋に出現する敵をすべて倒せばご褒美のアイテムやお金などが貰えて次の部屋への扉が開く、といった感じ。もちろん、死ねばアレもコレも失ってまた最初からです。

難易度はかなり高め。最初のうちは1つ目のステージすら安定して突破するのは厳しいくらいです。(個人差もあるでしょうけど) ただ、死んだ際にすべてを失うわけではなく、いくつか累積する要素があるため、着実に先へ進めるようになっています。たとえば、初期体力が増えたり、残機が増えたり(!)といった具合。それでもクリアするとなると大変なので、やっぱり難易度は高めだと感じますね。

組み合わせは無限大

『Hades』のおもしろさはやはりローグライク要素にあります。特に、豊富なアップグレードの種類とその組み合わせによるシナジーが膨大に存在することです。アレとコレを合わせれば強いのでは?みたいなのが無限にあります。いや、無限は言いすぎですけれども。

また、すべてが完全にランダムではないこともおもしろさの要因です。たとえば、スタート時に武器とkeepsakes(アクセサリー的なやつ)を選べるし、1~3択になる次の部屋への扉にはアイコンでご褒美の種類が示されていたりします。つまり、ある程度は計画的なビルドが可能ということです。もちろん、狙ったビルドにできるかどうかは運が絡むのですが、意外な組み合わせが強かったりするのもおもしろいところ。組み合わせの数は本当に膨大ですから、長くやっていてもプレイ毎に何かしらの発見があるのですよね。

ハイテンポなアクション

もう1つ、『Hades』のおもしろさを支えているのがレスポンスのよいアクションです。ダッシュでビュンビュン動きながらガスガス殴っているだけで気持ちいい。動かしているだけで楽しくなれるやつです。ただ、ハイテンポなゲームに対して視認性にやや難アリかも。特にアップグレードが揃ってエフェクトが派手になってくる後半はキャラクターを見失いがち。慣れで解決できる範疇かなと思わなくもないのですが、未だにわけのわからないまま体力を削られるケースがあるのでなんとも。そもそもごちゃった状況にするなと言われたらそれまで。精進します。

冥界へようこそ

そんなわけで『Hades』、ローグライクなアクションとしてめちゃくちゃ遊べる内容になっています。アップグレードの種類が豊富なので大まかに全容を掴むまでが長いのですが、そこから強そうなビルドを考え始めるとまた長い。深い深い沼です。狙ったビルドにはならなくても新たなシナジーを発見できてしまったりするのだから終わりがありません。さらには1回30分くらいでクリアできる上にクリア後のやり込み要素も豊富。沼どころか冥界ですからね、そりゃ底なしだわ。というわけで『Hades』、オススメです。

※2021/3/28追記 レビュー動画を作りました。

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