【朧村正】久々に遊んだらやっぱり壮快感があっておなかが減りました

Vita版の話を見ているとなんとなくやりたくなってきたので、久々にWii版をやってみたらやっぱり壮快なゲームでした。

朧村正
PS Vita『朧村正』公式サイト

Vita版の話がちらほら目に入ってきて、なんとなくやりたくなったのでWii繋いで久々に起動してみました。Vita版買えよって話なんですが、昔プレイ済みのゲームのリメイクをやるために本体ごとご購入はイマイチ踏み切れず…。なので、今回はWii版です。

過去のセーブデータを見ると刀全部集めきってクリアしており、プレイ時間は27時間となっていました。これをボリューム少なめと見るか、ちょうどいいくらいと見るかは人によるところでしょうけど、ボクにとってはスッキリ消化できてちょうどよかったと感じた思い出。飽きる前に終わってしまいますが、飽きるまで続くわけじゃない感じ。まだ遊びたい人には挑戦的な高難易度もありますし。

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和風ビジュアルとサウンドの織り成す至高の美術

このゲームの最大のウリはなんといっても「美術」だと思うのです。グラフィックだけではなく、音楽とか効果音とか演出とか、そのすべてを総合したモノですね。和風ゲーといえば『大神』も、アプローチの仕方は違うけれども総合力高いですよね。

【大神 絶景版】クリア後レビュー(ネタバレなし)

キャラクターから背景まで、繊細に描かれた絵巻物のようなグラフィックは「これどうやって動かしてんの」と驚くばかり。Wii版なのでSD画質なのがおしいところなのですが、背景の奥の奥まで目を奪われます。どこかで見たような浮世絵がそのまま動いているようなイメージは、「すげぇ…」と手を止めて見入ってしまうほど。

そして音楽のすばらしさ。和風を意識した音階や楽器はもちろん、ゲーム全体の雰囲気に合致しまくってるわけですよ。曲そのものがすばらしいのに、使われ方も実に効果的。敵の出現と同時に激しい曲調にシームレスに移行し、敵を倒すと刀をチャキっと鞘にしまいつつ、元の曲に戻るとか。細かいことですが、チャンバラした後は刀を鞘に戻してくれる、ってアクションは気持ちよさ、テンポのよさに一味ついててうれしいのですよね。

動画を見て「このビジュアルは気になる」って人は、それだけで買いの一品だと思います。間違いなく。行く先々で背景見回してるだけでも買ってよかったと思えるタイトルですし、いまやってもそれは変わりませんでした。Vita版ならもっとキレイに見えるのかなーと思うと購買意欲がうずうずと…、いやでも本体ごとになるしなー。

刀を使ったバッサリ感あふれる壮快アクション

ヴァニラウェアといえば『オーディンスフィア』を連想する人もいるかもしれません。『オーディンスフィア』は一見するとアクションなのですが、実際にやってみるとRPG的な要素が強く、バリバリ動かすゲームを期待していた人にとっては、「なんか違う…」と思ったかもしれません。

『朧村正』もアクションRPGとなっていますが、こちらはかなりアクション要素を強めになっています。キャラクターの動きは軽快そのもので、大勢の敵をバッタバッタとなぎ倒す感じで壮快感高めです。

基本操作もかなりシンプルなもので、スティックと1ボタンでさまざまな攻撃が出るようになってます。ザコ相手には浮かせてコンボを繰り返すことになるのですが、エフェクトや効果音がキモチイイので苦にならないんです。同じことを繰り返しているだけなのになぜか楽しい、ってゲームは根本のコンセプトをしっかりカタチにできている良作だと思うのですよ。

難易度はそれほど高いわけではないので、お手軽に壮快感を味わうことができますが、ゴリ押しだけではダメなつくりになっています。ゴリ押しだけでは刀の耐久値が削られてしまうとか、満腹値があるので回復アイテムを連続使用できないとか。シンプルであっても単純になりすぎないように、上手くできていると思います。

相変わらず腹が減る食べ物たち

このゲームは深夜にプレイしてはいけません。ダイエット中の方も控えた方がいいかもしれません。ヴァニラウェアの伝統かもしれませんが、食べ物のグラフィックが反則的においしそうなので。

きつねうどんでこれです。ほくほく湯気でてます。ボタンを押すたびに食べられて減っていきます。

天麩羅うどんだとこれ。なんですかこのでかい天麩羅は。けしからん。

で、うどん屋の〆には白ごはんですよ。ただの白ごはんがこの破壊力ですよ。なんですか一体。

キスの天麩羅とかころもがふわふわすぎてもうね。なんですかねこれ。

えびの天麩羅って、なんですかこの…この…。実にけしからん。

お頭つきの鯛。ボタンを押して食べていくと最後は頭としっぽを残して骨だけに。くぅぅ…。

寿司なんてぷりぷりしてるし。Wii版の画質でもこれだけの破壊力があったわけですから、Vita版ではどのくらい殺人的な威力になっているのやら…。携帯機だからって枕元で遊ぶとかデンジャーすぎますね。

うーん、DLCの追加シナリオも気になるし、やっぱりVita本体ごと買っちゃおうかなぁ。

PS Vita『朧村正』プロモーション映像 – YouTube

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