【Fight’N Rage】でベルトスクロールアクションの愛に包まれた週刊ゲーム日記

先週から引き続き今週も『Fight’N Rage』をやってました。もうずっとやってます。だってさ、ベルトスクロールアクションの新作だぜ? しかもこんなにガッチリ作り込まれてる。往年のタイトルからのオマージュ詰め合わせ状態で開発者の”ベルトスクロールアクション愛”をヒシヒシと感じずにはいられないわけですから、こちらとしてはプレイで受け止めるしかないでしょう。

先週の日記でも書いたのですが、本作は「ファイナルファイト」や「キャプテンコマンドー」、「エイリアンvsプレデター」など、カプコン製ベルトスクロールアクションのエッセンスの詰まった内容になっています。さらには、単なるパロディにとどまることなく、現代向けのアレンジが施されているのですが、もっとも目につくのは格闘ゲームからの要素でしょう。

たとえば、プレイヤーキャラクターのF.Norrisは「ファイナルファイト」のガイをベースにした動きになっているのですが、原典に比べて技が増えているので、彼の出張していた「ストZERO」や「スト4」シリーズなどの格闘ゲームのノリが色濃く反映されています。ちなみにダッシュ攻撃のスライディング、深く当てるとダウンを奪えるけど先端を当てるとダウンを奪えない仕様になっており、開発者のこだわりが感じられます。かと思えば、なぜか暫烈拳を使えたりするので、ただ単に開発者の好きなものをすべてブッ込んでるだけなのかもしれません。そういうの、すごくいいと思います。

Fight'N Rage F.NorrisとかいうGuy

ともあれ、最初のうちはムズかしくてクリアは厳しいかな?と思っていたのですが、やっていれば慣れるもので難易度Normalならノーコンティニュークリアもできるようになってきました。ステージ中のルート分岐によってエンディングも変化するようになっているのでまだまだ遊べそうです。

しかし、慣れてくると難所がボス戦よりもザコ戦になってくるんですよね。特に終盤ステージに出てくるムエタイの鳥。「ストZERO」シリーズのアドンみたいな動きになっているのですが、ゴッドミドルはこちらでもゴッド。空中で受け身をとろうものならライジングジャガーで迎撃してくる強者です。しかし、アドンの代名詞であるジャガーキックは継承されていないようでひと安心。開発者の温情なのでしょうか。

Fight'N Rage アドンみたいなチキン

なんにせよ、キリのいいところでレビューでも書いてそろそろ次のゲームへ移行したいところ。『RUINER』や『Hob』、『Cuphead』とよさげなゲームがわんさかリリースされているのでいつまでも留まってはいられません。でもなぁ、居心地いいんだよなぁ、ここ。下手をすれば来週も同じことを書いているかもしれません。止まるんじゃねぇぞ。