【Forager】ファンシーな雰囲気に癒されるはずだった週刊ゲーム日記

今週は『Forager』をプレイしていました。ここのところずっと殺伐としたゲームばかりやっていたので本作のファンシーでほのぼのした世界に癒されそうです。『Forager』は石や木を叩いて素材を集め、素材からアイテムや施設を作り、強まったらダンジョンへ挑む、という流れのゲームになっています。クラフト系と2D「ゼルダ」を足したような印象ですね。お金で土地を買うことで世界を拡げていくのは独特ですが、どっちから拡張するのかは自由であり、立派にオープンワールドであります。

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まずはツルハシで石や木を叩いて素材を集めるところからです。のんびりコツコツと石を叩いているとなんだか心が穏やかになってきますね。そうそう、こういうのだよ。素材が集まったら今度は施設を立てていきます。施設ができたら素材の加工ができるようになるので、鉄鉱石と石炭から鉄を作ったり、金鉱石から金の延べ棒を作ったりできるようになります。こういうチマチマ感、いいですね。金の延べ棒からコインを作り、コインが貯まったら土地を買って行動範囲を拡げていくことになります。

見知らぬ大地は金で買うべし。これが資本主義である。

とはいえ、いちいち作るのは面倒なので銀行を建てて自動的にコインを生産させましょう。素材集めも各地に採掘ロッドを建ててしまえば勝手に収集できるようになります。採掘ロッドは石や木をビームで撃って素材にしてくれます。さすがに鳥や牛までは狙わないので自力で叩くことになるのですが、ドロップしたアイテムを拾うのは面倒なのでドロイドに拾わせます。こうしていくとガンガン素材が貯まっていくので100個単位でかまどにブチ込んでモリモリ生産です。種を植えて作物を育てる要素もあるのですが、そこらじゅうから勝手にどんどん生えてくるのでやらなくてもいいでしょう。あとは勝手にビームが薙ぎ払ってくれます。

効率化の果てにあるのは自動化、そしてインフレーション。産業の革命である。

こうしてゴリゴリ自動化を進めていくと、工場から生産される音とビームの射撃音しか聞こえなくなっていきます。昼も夜も鳴りやまぬ銃声…あれ?今までやっていたゲームと何も変わらないのでは…? ファンシーとは、ほのぼのとは…。いや、ぼんやりしているだけでいいのだからこれはこれでスローライフなのでは? ボクは訝しんだ。