【ベア・ナックル4】レビュー

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今年もベルトスクロールアクションの季節がやってまいりました。いまや絶滅危惧種のジャンルと言い続けて幾星霜、なんだかんだで毎年のように新作が遊べているような気がします。幸せなことです。しかも今回は歴史ある「ベア・ナックル」シリーズの最新作。期待せざるを得ません。実際にプレイしてみると、手堅く完成度を高めた集大成のような印象でカッチリ遊べる内容に仕上がっていました。やったぜ。

基本はしっかりベルトスクロールアクション

『ベア・ナックル4』の基本システムはダッシュや回避のないシンプルなものになっています。攻撃ボタンを連打すればコンボになり、前2回+攻撃ボタンで繰り出せる大技でフィニッシュすれば気分爽快。敵に接近すれば掴み動作になり、そこから腹パンしたり投げ飛ばしたりできてこれまた爽快。ベルトスクロールアクションとしてオーソドックスなシステムになっています。

無敵の「スペシャル」の活用せよ

特徴的なのは「スペシャル」の存在。体力を消費して無敵の必殺技を放つシステムでこれ自体は普通ですが、消費した体力は他の攻撃を当てることで回復できる、というのが特徴です。スペシャル1発につき1コンボで回復できるくらいの消費なので気軽に使っていけます。しかし、回復前に攻撃を受けてしまうと丸損なので相応のリスクはあります。

本作はこの「スペシャル」の無敵を活用することを前提に作られているようなので、軸移動やジャンプなどで回避するには厳しい攻撃が多々あります。なので、普通のベルトスクロールアクションとして攻略しようとしてしまうとストレスを感じてしまうかも。「スペシャル」の使いどころがわかってくると一気に楽しくなってきます。とはいえ、調子に乗ってコンボにも組み込みはじめるとリスクがどんどん上がって快感とストレスの間で綱渡りするハメに。それを「ひゃあ!たまんねぇな!」と思える人は最高に楽しめるはず。

キャラクターごとに違った楽しさとムズかしさ

使えるキャラクターは初期に4人、ストーリー進行中に1人追加されるのでメインキャラクターは5人となっています。それぞれ技も性能も異なるのはもちろん、中にはダッシュやステップをもったキャラクターもいるため、まったく違ったゲームになることも。必ずしもダッシュを有したキャラクターが強いわけではなく、スピードの遅いキャラクターもそれはそれで強かったりするので、キャラクターごとに違った楽しさが詰まっている感じです。

難易度もキャラクターによってかなり差があるように感じます。主人公のアクセルさんが1番しんどく感じるのは気のせいでしょうか。パワータイプのフロイド君が楽に感じるので最初は彼から使ってみることをオススメします。とはいえ、「スペシャル」の使いどころさえわかってしまえばどのキャラクターでもそこまで高い難易度ではありません。むしろベルトスクロールアクションにしては易しいくらいかも。もちろん、物足りない人向けに高難易度も用意されているので腕に自信がある人は挑んでみましょう。

旧作キャラクターはドット絵のまま参戦!

メイン以外の追加キャラクターは累積スコアでアンロックされていきます。追加されるのは歴代「ベア・ナックル」のキャラクターたちで、なんと旧作まんまの姿で出てきます。見た目がドット絵というだけでなく、効果音も旧作になっていてこだわりを感じます。また、ゲームシステムも旧作に合わせられており、たとえば初代のキャラクターは「スペシャル」がなかったり、『3』のキャラクターはダッシュや側転ができたりします。まさかゲームシステムまで持ってくるとは…。

ボリュームもじゅうぶん

ストーリーモードは全12ステージもあり、1つ1つのステージの長さもバリエーションもあるのでボリュームはかなりのもの。ゲームモードは全ステージをコンティニューなしで駆け抜けるアーケードモードとアンロックしたキャラクター同士て殴り合える対戦モードがあり、どれもオンラインに対応しています。オンラインは概ね快適に遊べましたが、全12ステージと長いため、通しで遊ぶにはちょっとしんどいかなという気がしないでもない。

ベルトスクロールアクションはいいぞ

そんなわけで『ベア・ナックル4』、かなりいい感じのベルトスクロールアクションになっています。殴って蹴ってボコボコにしながら進みたい人はぜひともやりましょう。とはいえ、ベルトスクロールアクションの知識や経験があるが故に軸移動やジャンプで避けようとしてストレスを感じてしまうかもしれません。そんなときは迷わず「スペシャル」です。体力を消費するのに抵抗があるかもしれませんが、どうせ1コンボで返ってきます。体力に余裕があるならコンボに組み込んでもっと気持ちよくなりましょう。余裕がなくても「スペシャル」を組み込んだコンボは最高に気持ちいいので打ちましょう。そしてギリギリまで減った体力を回復していく快感…、ああ、生きてるって感じがします。生と死の瀬戸際に芽生える快感に溺れて死にましょう。最高だぜ。

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