箱庭系のゲームでプレイヤーはなぜかヤギ。しかも大暴れできる。
なぜヤギなのか。答えは誰にもわからないがヤギなんだから仕方ない。
ここ数日ネットのあちこちで注目されていたヤギが本当にリリースされるようです。
Goat Simulator
ここ数日、ゲーム関連のサイトやそうでないサイトでも取り上げられていたので、見かけた人も多いんじゃないでしょうか。
『Goat Simulator』はその名のとおり、ヤギを操作するゲーム。
いわゆる箱庭系っぽく作られた世界の中で、ヤギとして走り、跳び、破壊するゲームです。
スケボーゲームのような内容をヤギで楽しめるというイメージです。
あまりの意味のわからなさと壮絶なインパクトで、瞬く間に注目の的になっているのです。
「ネットで話題!」という類の、お前がそういうことにしたいだけやんけ!という話ではなく、YouTubeの動画の再生回数が200万回を超えていることからも、実際に話題になっていることがうかがえます。
Goat Simulator 1st Alpha Gameplay – YouTube
この冗談のようなゲームは本当にジョークだったようですが、ネットでの話題沸騰ぶりに押されて本当にリリースされることになってしまいました。こんなものを世に放って大丈夫なんでしょうか。
先日、開発者がプレイヤーの声を受け止めるのに疲れて公開を停止した『Flappy Bird』なんてゲームがありましたが、それとは逆に『Goat Simulator』は人々の要望にに応えて発売が決まったわけで、なんとも明暗を分けているように感じてしまいます。
とはいえ、開発者の言葉は「まぁ落ち着きなよ」と言わんばかり。
公式サイトでも、次のように書かれています。
「『Goat Simulator』は小規模で破壊的なバカゲーだ。数週間で作ったものにヤギ版GTAみたいなスケールを期待しないでくれ。実際、期待せずに遊ぶくらいで丁度いい。っていうか、10ドルあるんなら、フラフープとか、山積みのレンガとか、ホンモノのヤギでも買った方がいいんじゃないかな。」(意訳)
ついでにFAQも意訳してみましょう。
Q:マジで?
A:イエス
Q:リリース日はいつ?
A:まだ確定していないけど2014年の春予定。決定したらアナウンスするよ。
Q:マルチプレイヤーはありますか?
A:残念ながらノー。物理的に重いので同期がとれそうにないんだ。
Q:MacやLinux版は?
A:いまのところ予定にないけど、要望が多いようなら追ってリリースするよ。
Q:オレにいい考えがあるぞ!オープンワールドにポリスと動物管理局を追加しよう!それから宇宙船に…
A:『Goat Simulator』は小規模なジャムゲームであることを維持したい。ゲーム(バグ含む)のコアは小さくておバカに磨き上げたいんだ。このゲームは1時間かそこらは笑わせてくれるんじゃないかな。ゲームのエディットもできるようにSteamのワークショップにも対応するように取り組んでいるよ。
(※意訳)
すでに公式サイトにてプレオーダーが開始されています。
予約者には、Steamで配信される3日前にはアクセスできるとのこと。
お値段は$9.99。
ネタに10ドルは高いような気がしないでもないですし、このネタは今が最大瞬間風速なのかもしれませんが、これがビッグウェーブに見えた人は、飛び込んでみてもいいかもしれません。
Goat Simulator
Goat Simulator coming on Steam! – Pre Order Trailer – YouTube
参考:町を疾走し破壊し続けるカオスなヤギゲー『Goat Simulator』がSteamでまさかのリリース決定、Workshopへ対応も | Game*Spark – 国内・海外ゲーム情報サイト
The Internet has spoken, Goat Simulator now available for pre-order | Joystiq
Goat Simulator bleats it way to Steam this spring, now with licking | Polygon
Goat Simulator now available for pre-order, Internet rejoices | VG247