『Steel Assault』をクリアしたのでレビュー。本作はアーケードスタイルのアクションゲームです。レトロなドット絵2Dビジュアルで画面比率も4:3という徹底ぶり。いかにもなキャラクターとグリグリ動くドット絵、そしてカッチョイイ音楽。想像以上にコッテコテのソース味みたいな味付けなので好きな人ならモリモリいけると思います。ただし、ボリュームは少なめなので食い足りないかも。
公式サイト:Steel Assault
とっても”あの頃”風
『Steel Assault』 の舞台となるのは終末後のアメリカ。反乱軍のタロウ・タカハシさんは崩壊した世界の支配者に復讐するために戦うわけですが、もう起動時のムービーの時点でコッテコテです。あの頃ゲーセンの片隅にありましたっけ?って思ってしまいそうなくらいです。それからバリバリでギュインギュインな音楽、もう最高じゃないですか。刺さる人にはぶっ刺さるはず。
オーソドックスなようで独自の味付けも
『Steel Assault』 は横スクロールの2Dアクションです。ジャンプ&アタックのオーソドックスなスタイルを基礎としつつ、2段ジャンプやスライディングなどを絡めたスピーディな機動が可能。電気ムチによる攻撃は8方向に撃ち分けもできるし、やりたいことは大体できる感じ。気持ちよく動けます。
本作のアクションを特徴づけているのは「ジップライン」の存在。ワイヤーを撃って足場を作って移動できるようにするアクションで、ジップライン上でもジャンプが可能なので機動力をさらに高めてくれます。ワイヤーは左右でも上下でもナナメでもOK。ただし、ワイヤーの両端が床や壁に到達しないと足場として利用できないため、いつでもどこでも使えるわけではないです。初見だとジップラインが使えるのかどうかがわかりにくい場所もありますが、困ったらだいたいジップラインです。
やっぱりムズいぜ
難易度は高めです。この見た目でムズかしくなかったら嘘ですよね、ハイ。ちゃんとムズかしいので安心です。死ぬとチェックポイントからやり直しになるタイプですが、残機無制限の現代的な仕様なので何度でも立ち上がれます。また、タロウ・タカハシさんは結構タフなのでボコボコに食らってるようでも意外と死ななかったりもします。でも敵の攻撃も遠慮がないので、いっぱい死ねます。ちなみに、難易度設定がハード、ノーマル、イージーの下に「超イージー」も用意されている親切心もあったりします。
復讐を果たすまで1時間
ボリュームは少なめ。死にまくりながらクリアしても1時間くらいで終わっちゃいます。全5ステージ、どのシーンもおもしろくて密度もあるのですが、いかんせん短い。1度も死なないようにクリアとか、やり込もうと思えばいくらでも遊べそうっちゃ遊べそうですけれども、やっぱりもうちょいボリュームが欲しかったかなと思います。
おもしろいけど短いぜ
そんなわけで『Steel Assault』は濃いめの味付けでギュッと詰まったアクションゲームでした。クオリティは高いですし、この見た目や雰囲気に惹かれたら間違いなく買いです。そうそうこれこれ!って感じで楽しめると思います。でも1時間くらいで終わっちゃうんですよね…。もうちょっと遊んでいたかったなーと食い足りない気持ちになるかもしれません。 もうちょっと遊んでいたかったなー。
『Steel Assault』 はSteamとSwitchで配信中。