【メタルギア ライジング】DLC第3弾ウルフ編『BLADE WOLF』レビュー

『メタルギア ライジング』のDLC第3弾となる『BLADE WOLF』はウルフが主人公。犬型メカですが、変なクセはなく、ややステルスを重視した内容でした。

DLC|METAL GEAR RISING REVENGEANCE OFFICIAL WEBSITE

『メタルギア ライジング』のDLC第3弾となる『BLADE WOLF』。さっそく導入して1周クリアしてみました。

犬型メカとはいえ、基本となるアクションは雷電とそれほど変わらないので、違和感なくプレイできました。ステルス重視の調整なので、そこは好みの分かれるところかもしれません。

ウルフ編のコンセプトはステルス

本編で斥候ばかりやってただけあって、ウルフ主人公でもステルスがメインっぽいでしょうか。正面から戦って戦えないわけでもないのですが、雷電、サムに比べるとやはり弱いと感じてしまいます。

130509-204059-1280x720p-001656_R.jpg

アクションの種類も少なめですが、本編でボスとして登場したときの動きは全部できるかな?ヒートナイフはサブウェポン扱いですが、ニンジャキルでも使ってます。ウルフ編ではニンジャキルじゃなくて「ハンティング」ですけど。雷電では背後からニンジャキルできなかった相手でも、ウルフならハンティングできたりします。

ステルスがメインっぽいので、すべてノーアラートで突破できるようになっていそう。そのぶん、正面から戦うとけっこうキツイ。特にゴリラ。アッパー食らったら叩き落されて即死に近いダメージが…。

アクションの基本となるシノギ、斬撃、斬奪は変わっていません。技の数が少なめなのと、攻撃の硬直が大きめなのが弱く感じる点かも。コンボ、打ち上げ、突進、回避と、必要なものは揃ってるはずなんですけどね。

ストーリーは自由を求めたウルフが焦点

舞台は本編の直前で、ミストラルの元から自由を求めて逃亡するストーリー。前半はVRによる訓練、後半は逃亡中の実戦という流れになっています。

VRといっても、VRミッション的なものだけではなく、通常マップを再現した仮想空間で戦うことになります。VRと通常のマップを組み合わせたようなものも。

後半の実戦マップは本編でもウルフが登場したステージを逆走する流れ。後にウルフ自身がボスとして待ち構えている場所も通ります。「だれかたすけて!」と呼び出していたサイボーグ兵3人に月光が配置されているあたりも狙ってそうです。

VRミッションはサム編と同じく、道中から直接挑戦するのみで、メインメニューからは遊べないようです。

ボスは新キャラクター「カムシン」

ボスは新キャラのカムシン。シナリオ自体は短いのですが、国家の自由のために戦うカムシンと、自身の自由を求めるウルフと、ちょっと哀しげな構図になっていますね。ただ、断末魔のやりとりには笑ってしまいましたが。

BGMがやけにカッコイイのですが、たしかこの曲は本編で未使用だったような。ボス戦ですら、ステルス要素があるので、ちょっぴりスネーク気分?

ステルス重視は好みが分かれるところかも

見た目は犬型メカで異色の追加に見えますが、中身は素直なアクションでした。ややステルスよりの調整なので、そこが好みの分かれるところになりそう。「メタルギア」の名を冠しているため、もともと本編でもステルス要素も含まれていましたが、中心に据えられてはいなかったので、「ライジング」としてはどうなのか、というところですね。ステルスよりの調整とはいっても、もちろん正面から突破する方針で遊ぶこともできるので、遊び方の幅が狭いというわけではないとも思います。

ただ、ややサム編に比べるとボリューム不足は否めません。ステルスで直接バトルしないこともあるかもしれませんが、ボスも最後のカムシンのみ、ってところも響いているかも。あとはウルフの技の少なさ。必要なものは揃っているのですが、動かしているだけで楽しい、となるにはもうちょい味付けが欲しかったかもしれません。

全然関係ないですが、本編ではドクトルからスマホを借りていたりしたウルフですが、ドアのロックを解除するウルフが妙にかわいいのもポイント。しばらく放置するとその場で寝始めたりと、もう完全にわんこ。だがそれがいい。

『METAL GEAR RISING REVENGEANCE』DLC第3弾 『BLADE WOLF』編 – YouTube

コナミデジタルエンタテインメント (2013-02-21)
売り上げランキング: 69
モバイルバージョンを終了