言わずと知れた「ヤギシミュ」こと『Goat Simulator』、この間は食パンとコラボしてたと思ったら、今度は『PAYDAY』とコラボしてます。強盗よりも遥かに破壊的な暴れっぷりをみせていたヤギですが、これ以上、何をしようというのでしょうか。さっそくプレイして確かめてみました。
今回のDLC『Goat Simulator: PAYDAY』は有料の¥ 498。以前のゾンビDLC『GoatZ』と同額で、有料だからこそのボリュームを備えています。具体的には、ギミック満載の新マップに新ヤギ、それから新アクションなどが追加されているだけでなく、『PAYDAY』っぽい要素が盛り込まれています。
悪行に勤しむ4体のヤギ
『PAYDAY』といえば4人COOPですが、こちらでも再現されています。といってもCOOPではありませんが、4種類のヤギを切り替えて進行するスタイルが導入されています。4人のヤギ（？）はそれぞれ能力が異なるため、状況に応じて使い分けるといいでしょう。
イカれたメンバーの1人目はヤギ。いつものヤギよりも一回り大きくマッチョになって立派な角があり、なかなか渋いヤギになっております。能力はいつもどおりのヤギで、頭突きで人と吹っ飛ばしたり壁を駆け上がったり。今さら特に言うこともないヤギです。
2人目はイルカ。陸の上なので車椅子に乗っており、なんとも頼りない感じですが、なんとこの車椅子、垂直の壁も登れる優れモノ。そのまま天井だって走れます。さらに、ボタンを長押しすれば上下に伸びます。それはもう、どこまでも。
3人目はフラミンゴ。飛べます。鳥なので当たり前かもしれませんが、自由に大空を飛べます。あと、捕まえた人や動物にマインドコントロールをかけて意のままに操れる能力もアリ。操れるというか、乗っ取るというか、そんな感じ。
最後4人目はラクダ。彼は背中のタンクに貯めたツバを撃ちだして攻撃できる能力があります。貴重な遠距離攻撃の使い手ではあるのですが、別にそんなものなくても問題ないという。なので、割と地味。
この4人をいつでもワンボタン（デフォルトでは十字キーの左右）で切り替えて進めることになります。誰を使っても無敵のようなものなので、好きなヤギを使えばOK。実際には、飛べるフラミンゴが圧倒的に便利で、場合によってはイルカも捨てがたい、といった印象。この他にも条件を満たすことでアンロックされるヤギが存在するとか、従来のマップで新ヤギを使えるのもいつもどおり。
ヤギの稼業は強盗だけではない
今回も遊び心たっぷりの作り込まれた新マップが用意されているのですが、ただ単に暴れるだけではなく、『PAYDAY』に習ってミッションのようなものが搭載されています。ミッションは街中のあちこちにある端末で内容を確認して実行する流れで、ある程度の指示は画面に表示してくれます。「ヤギシミュ」でゲームの方から明確に目的を与えてくるのはめずらしいですね。
ミッションの内容は、ドリル持参で金庫を破ったり刑務所からNPCを脱出させたり、強盗っぽいものもあれば、パーティ会場のケーキをダイナマイトで爆発させたり熱気球に警官を縛り付けて飛ばしたり、悪行の限りを尽くすものまでさまざま。ヤギたちは無敵のようなものであるとはいえ、警官に捕まると刑務所まで引っ張られていくペナルティはあります。といっても、檻の入り口が開いてるので、あってないようなものですが。
ミッション以外にも遊べるギミックが満載。遊んでいれば所持金が貯まっていくので、お面を買ってオシャレしましょう。お面をつけたり外したりもワンボタン。つけるたびに「IT’S PAYDAY!」と効果音つきで表示してくれるのでテンションが上がりますが、別に何も起こりません。
他にも新要素をいくつもありますが、目玉は自動車に乗れるようになったこと。これまでは頭突きで爆破するしかなかった自動車が、ようやく本来の役割を得たようです。レース用に使えそうなコースも用意されているので、走り回ってみるのも一興。どこかの世紀末の荒野を走ってそうな車もあるので、ブースト吹かして飛んでみるのもいいでしょう。
もうそろそろヤギになれるはず
ざっと紹介してみましたが「ヤギシミュ」の『PAYDAY』コラボは有料DLCだけあって、かなり遊べるものに仕上がっています。といっても、いつもどおりのヤギではあるのですけれども。すでに安定感すらありますね。何にせよ、相変わらず遊べるヤギなので、気が向いたときにでもヤギになりましょう。それにしても、ずいぶんと長い付き合いになっているよなぁ、このヤギ。
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