Kickstarterにて出資が募られていた稲船氏による「ロックマン」的なプロジェクト『Mighty No.9』が400万ドルを集めてゴールイン。次世代ゲーム機と携帯機への展開も確定です。
Mighty No. 9 by comcept USA, LLC – Kickstarter
さすがは稲船氏というところでしょうか。ラストスパートで一気に100万ドル以上を集め、終わってみれば400万ドルという、Kickstarter史上のゲームカテゴリで3位という結果になりました。
出資者は67,226人にもなりました。これとは別にPayPalでの出資者もありますから、実際にはもう少し多いかも。出資者はスタッフロールに載ることになっていますが、7万人近くの名前が流れるスタッフロール…何時間かかるんだろう…。ちなみにボクも出資したのですが、自分の名前を見つけられる自信がありません。
金額別の出資者数をみると、やはりゲーム本体をもらえる20ドルがもっとも多く34059人となっています。最高額の1万ドル以上を出資した人は4人おられるようです。ちなみに1万ドルのリワードは稲船氏とディナーです。
キャンペーン期間の終了間際になって、次々と設定される新たなストレッチゴールをみて、さすがにその額は厳しいんじゃないか、なんて思っていましたが、そんなことはありませんでしたね。
これでPS4とXbox One、そしてPS Vitaと3DSへの展開が決まりました。さらに、主人公BeckのCOOPモードの相棒であるCallちゃんのシングルステージ追加、8bit風チップチューンのサウンドトラック、オンラインバトルレースモードの追加まで確定しています。
当初はPC版のみでしたが、Mac、Linux、PS3、Xbox 360、Wii U、PS4、Xbox One、PS Vita、3DSと思いっきりマルチな展開に。オンラインモードまで追加されて一気に幅が拡がった感じがします。
オンラインバトルレースモードというのは、1on1でゴールまで競争するモードのようです。相手はゴーストとして干渉できない状態で表示される感じみたいですね。
キャンペーン期間の最後にTwitchでライブストリームも行われました。開発者たちの声を聞くことができます。
Watch live video from comceptusa on TwitchTV
開発中の動画も公開されています。まだまだ初期段階であるとのことですが、「ロックマン」っぽさが溢れているのではないでしょうか。
Mighty No. 9: Unreal Engine Initial Evaluation Test (PLACEHOLDER ASSETS) – YouTube
本来であれば、動画の公開はある程度できあがった段階でされるものですが、今回はファンと共に作るプロジェクトであるがゆえに、こうしたテスト段階の映像も公開しているのだそうです。完成までの歩みを見ていけるのも、非常に興味深いところ。
『Mighty No.9』は2015年春に配信予定。まだまだ先は長いですが、今後の動きにも注目していきたいと思います。
Mighty No. 9 by comcept USA, LLC – Kickstarter
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